世界人権デーを記念して人権サミットを開催 児童虐待相談件数　10年で約6倍

１２月１０日は、世界人権デー。今年で61周年目を迎える、この世界人権デーを記念して、人権のための国際青年団・日本支部（後藤　幸将代表）は渋谷区立勤労福祉会館にて１２月９日（水）１８時から人権や平和団体のグループとともに人権サミットを開催します。

2008年度、児童相談所に寄せられた児童虐待の相談件数は、過去最高の4万2662件に上り、10年で約6倍に急増しています。虐待のみならず、いじめ、差別、暴力、犯罪といった問題は、常に社会問題として深刻です。

これらの問題の背後には、人権に対する認識の欠如が存在します。しかし、いまだ日本においては人権に対する認識や人々の意識は決して高いとはいえず、人々の人権に対する認識やイメージも人によって様々であるというのが現状です。

人権のための国際青年団・日本支部は、人々が人権とは何かを正しく知ること、また、人権の意識を高めお互いを尊重し合うことが問題解決の一助となるという認識のもと、人権の啓発を行っています。未来を担う青少年たちが、「寛容と平和」のよき模範になれるよう教育することを目的としており、主に、国連の提唱する世界人権宣言への理解と普及を目的とした、呼びかけのためのイベント開催や講演活動を行っています。

とくに教育においては、人権の定義、歴史への理解、人々の人権意識の向上が社会や自分の人生においてどのような意味を持つのか、さらに、お互いを尊重し合うことの重要性に対する理解をもたらす啓発を行っています。

１２月９日（水）のサミットでは、人権の歴史が分かりやすく収録されたDVD「人権の物語」の放映、日本における人権侵害の現状報告、世界人権宣言前３０項目をわかりやすく描写したショートフィルムの放映、また、協賛団体であるアート・オブ・リビング（代表　モハン・ゴパール氏）によるインドの人権侵害の状況報告とその解決に向けた活動紹介、さらに当日参加の人権団体の活動紹介や交流の時間も設けています。

サミットでは、たくさんの人権団体の方々の参加を呼び掛けています。各団体の方から、自分たちはこのような活動を行っているといったプレゼンテーションも募っております。同じ目的を持つ個人、および団体が協力し合って活動を行えるよう、今後の交流のきっかけとして、この場をご活用いただきたいと考えています。

参加者の方には、1０月に発表された人権という言葉の歴史をCGで描写した新作ＤＶＤ「人権の物語」を無料でプレゼントいたします。

参加ご希望のかたは以下のほうまでご連絡ください。

※世界人権デー…世界人権デー（せかいじんけんデー）は、毎年の12月10日に行われる。人権に関する世界宣言が、1948年（昭和23年）12月10日の第3回国際連合総会で採択されたことを記念して、毎年12月10日に、1950年（昭和25年）の第5回国際連合総会において記念行事を行うことが決議された。

世界人権デー記念　人権サミット詳細

日時：12月9日（水）　開始6時、　終了8時

場所：渋谷区立勤労福祉会館第一洋室　（渋谷駅徒歩10分　パルコ前）

参加費：無料　（人権の教育マテリアル「人権の物語」ＤＶＤプレゼント）

目的：「世界人権宣言」が採択された日（１２月10日）を記念し、その30項目を履行していく重要性を再認識し、各人権、平和団体の交流を通して、日本における人権啓発の推進を活性化させる。

人権のための国際青年団　・日本支部
アメリカロサンゼルスに本部を置く、非営利法人であり、未来を担う青少年たちが、「寛容と平　　
和」のよき模範になれるよう、彼らに人権について教育することを目的にしています。
「人権は理想的な夢ではなく、実現されるべきものです。―　Ｌ．ロンハバード」をモットーに
活動しています。


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