レクロイ社、信号のピックアップを容易にするWaveLink差動プローブシステム対応PTブラウジング・リードを発表

レクロイ・ジャパン株式会社は、ファインピッチのICリードや高密度実装基板のビアなどに簡単に接続できる『PTブラウジング・リード』の発売を開始しました。

2009年7月7日
報道機関各位

レクロイ社、信号のピックアップを容易にする
WaveLink差動プローブシステム対応PTブラウジング・リードを発表

【製品概要】
レクロイ・ジャパン株式会社<本社:東京都杉並区久我山、代表取締役社長:辻 嘉樹>は、本日、昨年7月に発表したWaveLink差動プローブ・システムに対応し、ファインピッチのICリードや高密度実装基板のビアなどに簡単に接続できる『PTブラウジング・リード』の発売を開始しました。
『PTブラウジング・リード』は、WaveLink差動プローブ・システムのアンプ・モジュールD310、D320、D610 またはD620に接続するプローブ・リードで、手で持って信号ピンを測定点に当てる、いわゆるブラウジング操作を行うものです。

優れた操作性
差動プローブで問題になるのは、いかにして2本ある信号ピンを両方とも適切に測定点に接触させることができるかです。往々にして、片側の信号ピンが浮いてしまい、適切な測定が行えない事態が起きがちです。これらを避けるためにPTブラウジング・リードのヘッド部分には調整ダイヤルが装備され、2本の信号ピンの間隔を0mmから3.5mmまで自由に調整することが出来、様々な測定点のピッチに細かく対応することができます。また信号ピンは0.6mmストロークのポゴピンになっているので、スプリングにより適切な圧力を保つことができるます。これにより、プローブを斜めにしても両信号ピンと測定点との接触を確実に保つことができます。これらの機能により、密集した測定点に複数のプローブを容易に接続し、接触を保って、信頼性の高い測定を保証します。
自由な支持方法
PTブラウジング・リードのヘッド部分には複数のアクセサリを取り付けることが出来るので、用途に応じた適切な支持方法の選択ができます。ワンドとばれるスティックは、ヘッド部分に取り付けて、ペンのようにプローブが保持できるのでブラウジング操作に便利です。また、このワンドはハンズフリー・ホルダに取り付けることができるので、手で保持しなくても測定点にプローブを固定することができます。また、ワンドとホルダの間に自在継ぎ手アダプタを取り付けると、プローブの角度を自由に調整することができます。さらに、付属の小型XYZステージにヘッド部を取り付けると、微細な位置調整を行ってプローブの固定をすることができます。あるいは、カスケード・マイクロテック社製のEZ-Probeを用いてさらに微細な位置調整も可能です。



【WaveLinkシリーズ差動プローブ・システム】

WaveLinkシリーズ差動プローブ・システム3.5GHzから6GHzの帯域を持つ差動プローブであり、100kオームの高いDC差動インピーダンスと、最小2.00mVrmsのシステム・ノイズ・レベル、最大+/-2.5Vのダイナミック・レンジなど優れた特性を持つプローブで、ソルダーイン、スクェアピン、クイックコネクトという多様なプロービング方法を提供する柔軟で高精度の計測ができるプローブ・システムです。


【製品価格 <外税>】
Dx10-PT-KIT:D310/D610用PTブラウジング・リード・キット:19万円
Dx20-PT-KIT:D320/D620用PTブラウジング・リード・キット:19万円

D310-PT:3.5GHz、+/-1.25V差動ブランジング・プローブ:39万円
<Dx10-PT-KITとD310プローブ・アンプ>
D320-PT:3.5GHz、+/-2.5V差動ブランジング・プローブ:39万円
<Dx20-PT-KITとD320プローブ・アンプ>
D610-PT:6GHz、+/-1.25V差動ブラウジング・プローブ:48万円
<Dx10-PT-KITとD610プローブ・アンプ>
D620-PT:6GHz、+/-2.5V差動ブラウジング・プローブ:48万円
<Dx20-PT-KITとD620プローブ・アンプ>

【販売目標】
初年度、80本

【会社概要】
LeCroy Corporation は、シリアル・データ通信の解析分野において最先端の高度な測定・解析が行える計測機器を製造、販売しています。レクロイが提供する高性能のデジタル・オシロスコープ、シリアル・データ・アナライザ、プロトコル・アナライザは、コンピュータや半導体、データ・ストレージ機器、自動車や産業用機器、軍事産業、航空宇宙産業などの設計技術者に幅広く利用されています。LeCroy Corporationは40年間にわたり、革新的なテクノロジによって、特に波形解析において最高の評価を得てきました。高速信号の捕捉・計測・表示を行う波形解析は、今日の情報・通信テクノロジを促進するために必要不可欠となっており、LeCroy Corporationの持つ技術が大きく貢献できると確信しています。LeCroy Corporationはニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置き、NASDAQに上場しています。詳細については、ウェブサイト< http://www.lecroy.com/japan >をご参照ください。
なお、仕様は予告なしに変更されることがあります。



【本件に関するお問い合わせ先】
レクロイ・ジャパン株式会社
プロダクト・マーケティング 担当:辻
〒151-0073 東京都杉並区久我山1-7-41
Tel: 03-6861-9400<代表> Fax: 03-6861-9586


《関連URL》
http://www.lecroy.com/japan/
http://www.lecroy.com/japan/News/20090706/default.asp
http://www.lecroy.com/japan/products/probes/wavelink/default.asp

企業情報

企業名 レクロイ・ジャパン株式会社
代表者名 --
業種 未選択

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