家族で一緒にしたいこと・話題にしたいこと  〜父と息子のキャッチボールは親子の意思疎通に一役買うか〜

株式会社I&S BBDOは、「ヴィンテージ・ジェネレーション」(1937年〜1953年生まれ)、「新人類世代」(1960年〜1968年生まれ)、「団塊ジュニア世代」(1972年〜1981年生まれ)の三世代を比較する調査を実施し、“家族で一緒にしたいこと/話題にしたいこと”、“子育てや家族関係についての考え方”をまとめました。

株式会社I&S BBDO(本社:東京都中央区、代表取締役社長:野副正行)プランニンググループは、「ヴィンテージ・ジェネレーション」(1937年〜1953年生まれ/現55〜72歳)、「新人類世代」(1960年〜1968年生まれ/現40〜49歳)、「団塊ジュニア世代」(1972年〜1981年生まれ/現27〜37歳)の三世代を比較する調査を2008年9月に実施し、“家族で一緒にしたいこと/話題にしたいこと”、“子育てや家族関係についての考え方”をまとめました。

-----------------------------------------------------------------
外食と国内旅行は家族一緒に。
団塊ジュニアは親子一緒に触れあえるアクティビティに高い意向。
父と息子のキャッチボールは親子の意思疎通に一役買うか。
-----------------------------------------------------------------
■家族と一緒にしたいこと
40項目の家族で一緒にしたいことについて「あてはまる」と思われるものを尋ねたところ、三世代共通で「外食」「国内旅行」が上位二位となり、三位以降を大きく引き離し、この2つは家族一緒の行動パターンとして全世代共通。他には「家での食事」「ショッピング」「ドライブ」「海外旅行」「テーマパーク・遊園地」「TVを見ること」と続き、旅行を始めとした、“外出”系と、家での食事等の“ウチでゆっくり”系が高い。世代ごとの特徴として、ヴィンテージは、“ウチでゆっくり”系が高いのに対し、団塊ジュニアはレジャー系を中心として軒並み回答スコアも高く、最も家族と共にアクティブに過ごしたい世代である。特に「ショッピング」「ドライブ」「テーマパーク・遊園地」といったレジャー系と、「料理作り」「お風呂」「お菓子作り」「マッサージ」といった家の中で親子の密接なコミュニケーションが期待できることにおいて他世代よりも高い。他には「キャッチボール」といった親子の(男女差異から考えて父と息子の)意思疎通を図る手段としての古典的アクティビティも、絶対値は低いながらも団塊ジュニア男性において特徴的な項目である。

◆「外食」:ヴィンテージ 83.0%、新人類 82.4%、団塊ジュニア 87.2%
◆「国内旅行」:ヴィンテージ 79.9%、新人類 83.1%、団塊ジュニア 85.8%
◆「家での食事」:ヴィンテージ 59.4%、新人類 53.0%、団塊ジュニア 59.8%
◆「ショッピング」:ヴィンテージ 44.9%、新人類 54.2%、団塊ジュニア 70.7%
◆「キャッチボール」:ヴィンテージ 3.5%、新人類 12.3%、団塊ジュニア 21.3%

-----------------------------------------------------------------
旅行の話、家族関連の話題、
各世代それぞれで直面している問題が家族の話題の中心に。
-----------------------------------------------------------------
■家族と話題にしたいこと
30項目の家族で話題にしたいことについて「あてはまる」と思われるものを尋ねたところ、「家族のイベント・行事」「旅行」「社会的な出来事・ニュース」「家族の健康」「テレビ番組」「家族関係」と続き、旅行話と、家族関連の話題は全世代共通である。世代ごとの特徴として、ヴィンテージは、「家族の健康」「政治・選挙」「年金・社会福祉」「老後・介護」「孫のこと」といった現在の自分達に直面している身の回りの問題や生活上の問題を中心とした話題があげられる。新人類は、「教育・進路」「学校・交友関係」が特徴的であり、子供の教育時期まっただ中における話題は子供の学校関連が中心となっている様子が伺える。団塊ジュニアで特徴的なのは「家や住まい」「お金の使い方」といった話題で、何かと出費がかさむ時期ならではの話題であるといえる。

◆「家族のイベント・行事」:ヴィンテージ 57.9%、新人類 62.7%、団塊ジュニア 67.8%
◆「旅行」:ヴィンテージ 63.9%、新人類 50.8%、団塊ジュニア 61.9%
◆「家族の健康」:ヴィンテージ 66.3%、新人類 39.9%、団塊ジュニア 41.1%
◆「家や住まい」:ヴィンテージ 35.6%、新人類 31.0%、団塊ジュニア 44.7%
◆「お金の使い方」:ヴィンテージ 27.4%、新人類 32.3%、団塊ジュニア 46.0%
◆「教育・進路」:ヴィンテージ 20.2%、新人類 44.1%、団塊ジュニア 39.0%
◆「学校・交友関係」:ヴィンテージ 9.4%、新人類 40.2%、団塊ジュニア 32.4%

-----------------------------------------------------------------
「親は子供のお手本であるべき」という世代共通認識の中、
若い世代で家族とより密接な結びつきを希求。
-----------------------------------------------------------------
■子育てや家族関係についての考え方
30項目の子育て観や家族観について「あてはまる」と思われるものを尋ねたところ、三世代共通で一位だったのは「子供は親の背中を見て育つものである」であり、どの世代でも“親は子供のお手本”であるという考え方は共通である。次いで「子供ができてはじめて親の苦労がわかると思う」「悪いことをした時には公衆の面前でも叱るべきである」「食卓は家族団らんの場として大切にしたい」「子供は各自の個性を発揮して育つのがよい」が続き、日常生活において子供と密接な関係であろうとする親としての意向が伺える。世代ごとの特徴として、ヴィンテージは、“親の存在感”“食を通じた家族関係”を大切にする傾向がみられる。団塊ジュニアは、“家族と共に過ごす”“育児を楽しむ”といった考え方が特徴的であり、他世代よりも男女ともに育児を中心に家族とのつながり構築に積極的な姿勢がみられ、新人類と比較すると、家族関係見直しの機運を感じ取れる。

◆「子供は親の背中を見て育つものである」:ヴィンテージ 80.2%、新人類 66.4%、団塊ジュニア 71.1%
◆「子供ができてはじめて親の苦労がわかると思う」:ヴィンテージ 75.6%、新人類 65.5%、団塊ジュニア 66.1%
◆「食卓は家族団らんの場として大切にしたい」:ヴィンテージ 71.3%、新人類 57.6%、団塊ジュニア 62.5%
◆「子供には手作りのものをなるべく食べさせたい」:ヴィンテージ 61.8%、新人類 48.6%、団塊ジュニア 55.0%
◆「休日に家族で出かけるようにしたい」:ヴィンテージ 41.2%、新人類 51.5%、団塊ジュニア 68.7%
◆「子育て中であっても自分のおしゃれに気を配っていたい」:ヴィンテージ 29.3%、新人類 31.8%、団塊ジュニア42.7%


-----------------------------------------------------------------
□調査概要

◆調査対象:以下の三世代
?ヴィンテージ・ジェネレーション(*):
1937年〜1953年生まれ(現在54〜71歳) 配偶者と同居、かつ子供がいる男女
?新人類世代:
1960年〜1968年生まれ(現在39〜48歳) 配偶者と同居、かつ子供がいる男女
?団塊ジュニア世代:
1972年〜1981年生まれ(現在26〜36歳) 配偶者と同居(※両親の生年条件あり)

◆調査方法 :?は郵送調査、? ?についてはインターネット調査
◆調査地域 :全国
◆調査時期 :2008年9月18日(木)〜10月3日(金)

(*)「ヴィンテージ・ジェネレーション」…
「豊富な生活経験を通して成熟したバリュー意識を備え、生き生きとした未来志向を携えた購買力豊かな生活者」と定義づけ、 2007年11月に当社が発表。
-----------------------------------------------------------------

本調査の詳細は下記サイトをご参照ください。

http://www.isbbdo.co.jp/#/news/2009/38


□お問い合わせ先□
株式会社I&S BBDO 広報担当
TEL:03-6221-8523
E-MAIL:prdiv@isbbdo.co.jp


企業情報

企業名 株式会社I&S BBDO
代表者名 野副正行
業種 未選択

コラム

    株式会社I&S BBDOの
    関連プレスリリース

    株式会社I&S BBDOの
    関連プレスリリースをもっと見る

    • クリックして、タイトル・URLをコピーします
    • facebook
    • line
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    プレスリリース詳細検索

    キーワード

    配信日(期間)

    年  月  日 〜 年  月 

    カテゴリ

    業界(ジャンル)

    地域