森林画像とＡＩを活用した林業クラウドアプリ「WoodRepo」をバージョンアップ

農林水産

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株式会社エイブルコンピュータ（本社：石川県金沢市、代表取締役社長：新田一也、以下「エイブルコンピュータ」）は、ＡＩ（深層学習を用いた画像認識エンジン）と森林画像を活用して見積りや施業計画の精度向上、効率化を支援するするクラウドアプリ「WoodRepo（ウッドレポ）」（https://woodrepo.jp/）の新しいバージョンをリリースしました。「WoodRepo」は2023年3月に石川県向けにリリースしていましたが、バージョンアップにより、石川県外の地域でもご利用いただけるようになりました。

主なアップデート内容

1）上空からの画像を解析し、樹種ごとに色分け表示する AIエンジンは、学習データの追加とネットワークの見直しにより、精度を改善し、石川県外でのご利用も可能となりました。AIの学習に石川県外の学習データも追加したことで、幅広い地域に対応しました。学習データは、今後も追加していく予定です。

　また、これまでよりも解像度の低い、7cm/画素以上のオルソ画像でも、樹種の分類が可能になりました。

2）林内を360度カメラで撮影した画像から森林の物理量を解析するAIエンジンは、材積、材質、だけでなく樹高、立木密度、平均胸高直径なども推定が可能になりました。

3）データの出力機能、入力機能が強化され、対応する入力フォーマットと出力機能が追加されました。ユーザーはより柔軟にデータを操作でき、出力したデータを他のツールでも活用して効率的な分析が可能です。

4）アプリのインターフェースが洗練、高速化され、より直感的な操作が可能となりました。ユーザーは業務に即して、スムーズに施業計画の作成や見積もり業務を遂行できます。

無料トライアル（試用）のご案内

　「WoodRepo」は、一定期間無料での試用が可能です。試用期間中は実際にすべての機能を試して、AIの精度や使い勝手を評価していただけます。ご意見やフィードバックをお待ちしております。

　試用期間後は、有償でのご提供となります。利用料については、お問い合わせください。柔軟なプランをご用意しております。

　なお、一部地域ではAIの精度向上のために学習データのご提供をお願いする場合があります。詳細はお問い合わせください。

「WoodRepo」とは

　「WoodRepo」は、石川県農林総合研究センター林業試験場、金沢工業大学、石川県森林組合連合会と実施中の共同研究事業（※1）の成果を林業の現場に実用化するために、エイブルコンピュータが開発した製品で、ＡＩと森林画像を活用して見積りや施業計画の精度向上、効率化を支援するクラウドアプリです。
　2023年3月15日に石川県版をリリースし、石川県内の複数の森林組合、林業事業体でご利用いただいております。今回のアップデートにより、石川県外の地域でもご利用いただけるようになりました。

　製品の詳細は、下記製品紹介HPをご覧ください。

※1：国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術研究支援センター「イノベーション創出強化研究推進事業(JPJ007097)」