高次脳機能障害・失語症の方のインタビュー冊子「脳に何かがあったとき」クラウドファンディングでプロジェクト達成！

医療・健康

　NPO法人Reジョブ大阪（本社：大阪市都島区片町1－5－13　大手前センチュリービル4階、代表者：多田紀子）は、2023年12月13日より、社会に広く理解されにくい高次脳機能障害および失語症の当事者たちが自らの就労における課題と工夫を掲載した月刊冊子「脳に何かがあったとき」を発行しています。このたび、障害当事者とともに全国展開を目指すクラウドファンディングを12月13日（水）に開始しましたが、皆様のご支援のおかげで目標金額である350000円を達成することができました！最終日まで残り2日、最後まで走り続けますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

【アナタが主役】高次脳機能障害・失語症の冊子を当事者たちと一緒に作りたい！！」クラウドファンディングサイトCAMPFIREにて35万円達成！
https://camp-fire.jp/projects/view/724912#menu

■クラウドファンディング概要

脳損傷者、見えない障害と言われ、社会に広く理解されたと言い難い高次脳機能障害や失語症。その当事者たちを支援するNPO法人Reジョブ大阪では、毎月２名の当事者達が自らの就労における困りごとと工夫を掲載した月刊誌「脳に何かがあったとき」を、発行しています。

　高次脳機能障害や失語症は、脳卒中や脳損傷後に起こりうる、物忘れ、注意障害、言語や社会的行動の障害などを含む状態です。これらの障害は外見では判別しにくく、本人にも自覚症状が少ない「隠れた障害」として知られています。この障害は復職率も低く、社会参加が課題となっています。

　当事者の就労に関する実体験を基にしたこの冊子は、高次脳機能障害や失語症の生活実態を伝え、より多くの人々にその理解を促すことが可能です。また、当事者の社会参加と自立を支援することとしても機能し、彼らの就労機会創出にも貢献します。

このプロジェクトは、これらの障害への理解を広げ、より効果的な支援を促進することを目的としています。

　2024年1月25日現在、70名からご支援頂き、405,400円達成しました。

■リターンについて

当事者たちと共に月刊で発行される「脳に何かがあったとき」は、彼らの日々の生活や心の動きを描き出し、読者に新たな視点を提供します。クラウドファンディングを通じて得た資金は、冊子の制作費用、マーケティング、プロジェクト管理などを担当する当事者チームメンバーへの報酬に充てられます。支援者には、冊子のデジタル版、オンラインセミナーへのアクセスなど特別なリターンを用意しています。以下はその中から選んだ特徴的な3つのリターンです。

1,000円2号分購読（PDF版）

　このリターンでは、2023年4月号～2024年2月号まで、気になった記事を2号分ご購読できます。クラウドファンディングが終了した後、お申込みフォームを送りますので、選択ください。当事者の体験や挑戦について、医療や福祉でわからない深い洞察を得ることができ、高次脳機能障害や失語症に対する理解を深めることができます。

6,000円リターン2024年1年間購読（PDF版）

　このリターンでは、2024年1月から1年間の「脳に何かがあったとき」冊子のPDF版を購読できます。当事者たちの生の声や経験を通じて、高次脳機能障害や失語症への理解をさらに深めることができます。

30,000円リターン出張授業

このリターンでは、当事者等が直接訪問して、高次脳機能障害や失語症に関する授業やワークショップを提供します（交通費別途）。このリターンは、教育機関や企業での啓発活動に特に適しておりより広範な社会的理解と共感の機会を提供します。

これらのリターンは、高次脳機能障害や失語症の当事者たちへの支援に直接貢献し、彼らの声を広く伝える重要な手段です。サポーターは、これらのリターンを通じて、障害を持つ人々とのつながりを深め、彼らの挑戦と成功をサポートすることができます。

■今後の展開

　冊子を通じて知り合った高次脳機能障害や失語症方、また脊髄損傷、脳性まひの方と冊子を拡販する事業を始めます。具体案は以下の通りです。

執筆を失語症のライターが担当する。失語症の方が会員用のサイトを構築、このサイトでは記事全文と、インタビュー動画、交流会動画が閲覧できる予定です。高次脳機能障害の方に、広報や地域の病院への宣伝、リハビリ職や看護師の養成校に営業します。

　また私たちチームは全員オンラインのみでつながっており、障害がある人のリモートワークの一例となると嬉しく思います。

会社概要

商号　　： NPO法人Reジョブ大阪

代表者　：代表取締役　多田紀子