みなとメディアミュージアム2024 出展プラクティショナー・リサーチャー公募「もうひとつのプロポーズ」

茨城県ひたちなか市那珂湊区域を舞台とする地域芸術祭みなとメディアミュージアム(以下 MMM)では「もうひとつのプロポーズ」と題して、みなとメディアミュージアム2024(以下 MMM2024)に参加いただけるプラクティショナー(表現・活動)・リサーチャー(研究・調査)を募集します。採択されたプラクティショナー・リサーチャーによるプランにつきましては 2023年度で実践・実装・調査等をしていただき、MMM2024に出展・発表をしていただきます。採択予定数はプラクティショナー5組、リサーチャー2組を予定。出展プランの募集期間は2023年5月13日(土)-8月18日(金)まで。なおMMM2024には、プラクティショナーとして関川航平と藤川史人、リサーチャーとしてENERGY MEET × Green Energy Distribution(シンガポール)の参加が決まっています。

◎「もうひとつのプロポーズ」概要:
茨城県ひたちなか市那珂湊区域を舞台とする地域芸術祭みなとメディアミュージアム(以下MMM)では「もうひとつのプロポーズ」と題して、みなとメディアミュージアム2024(以下MMM2024)に参加いただけるプラクティショナー(表現・活動)・リサーチャー(研究・調査)を募集します。 
採択されたプラクティショナー・リサーチャーによるプランにつきましては2023年度で実践・実装・調査等をしていただき、MMM2024に出展・発表をしていただきます。
展開状況を踏まえて、MMM2024での出展・発表以降も継続的に実施していただくことも積極的に検討します。
 

◎「もうひとつのプロポーズ」にあたって
 MMMではこれまで実行委員会が主体となって開催年の芸術祭のテーマを検討・決定し、そのテーマに沿ってアーティストの公募を行って開催をしてきました。毎年のテーマに対するさまざまなアーティストの多様な解釈によって、それぞれの年で那珂湊に多くの特別な体験の機会・場・メディアが生み出されてきました。このことは芸術祭自体のテーマを先に決めて芸術祭の強度をあげていくという点でよい方式だとおもう一方で、公募テーマに対する成果としての芸術祭というひとつのフィニッシュを目的とする側面も大きくあり、継続した活動展開をはぐくむ機会・場・メディアとしての機能をサポートする側面は多くはなかったのではないか、と考えています。
地域芸術祭・地域アートプロジェクトは現代アートのオルタナティブとしての側面があり、加速していくアート・ワールドに適応する余白をいまだ持ち合わせるものだと思います。一方でアート・アーティストという語に縛られつつある部分や、行政的な仕組みやトップダウンを踏襲した方式にならざるを得ない部分が少なからず見られ、根付くのではなく固定化・形骸化したような印象を持たれる側面、小・中規模であれば運営の存続に追われて短命で終わってしまうものも多く見受けられる印象をわたしは感じています。

 「もうひとつのプロポーズ」はそうしたこれからの地域芸術祭・地域アートプロジェクトならびに小さなメディアとしての私たちの在り方に対する検討の試みであります。アートに限らず、身近なモノ・コト・イミ・トキを通じて世界・社会・自分自身との距離を図ろうとする私たちそれぞれの身体も、ひとつのメディアの在り方といえます。皆さん自身の身体というメディアをはじめとする表現・活動のすべてが前提的にアートを含む・アートに含まれるものであると考えて、地域芸術祭・地域アートプロジェクトという性格を持つ団体ではあるものの、アート・アーティストという枠組みに限定せず、募集をすることとしました。

 MMM2024では応募される皆さまの表現・活動の傾向や性格などに影響を受けながら、ともに考えて作り上げていきたいと思っています。もしかしたら地域芸術祭・地域アートプロジェクトの枠組みにはおさまらない方向に向かい、アートともとらえられないものになるかもしれませんが、そうした可能性も新たな表現・活動の発生・継続の提案、つまり「もうひとつのプロポーズ」としてとらえて併走いただける皆さまとの出会いを心より願っています。 

アーティスティック・ディレクター  佐々木 樹

 

◎「もうひとつのプロポーズ」応募概要
・採択予定数:プラクティショナー5組・リサーチャー2組
・採択支援金※プラクティショナーのみ:1組あたり一律5万円
・応募締切:2023年8月18日(金) 必着 ※Web応募のみ
・応募期間:2023年5月13日(土)-8月18日(金)まで
・応募方法:Web応募のみ(以下Google formからの応募のみ有効)
・応募フォームURL: https://forms.gle/ERvmcx7KVTqFrpum7
・出展申込書兼同意書ならびに出展プランフォーマットについて:
応募フォームURL内に記載
・そのほか応募詳細:公募要項より内容確認してください。(公募要項:https://drive.google.com/file/d/1uTx8camJ0K-QswZ2pu25xTsPYhBMIs10/view?usp=sharing

 

◎「もうひとつのプロポーズ」応募に関わる同意事項について
1. 茨城県ひたちなか市那珂湊区域にて2024年3月に開催予定の中間報告会ならびに、2024年8月18日(日)-9月1日(日)の間で開催される「みなとメディアミュージアム2024」にて出展・発表が可能なこと。
2. プラクティショナー・リサーチャーならびに個人・団体問わず、出展申込書兼同意書に記載事項について全て遵守することができること。

 

◎事前フィールドワーク・オンライン質問会について
2023年7月1日(土)に事前フィールドワーク・質問会を実施します。構想されている方と本団体・フィールドとの実現可能性のマッチングを図るためにも応募をご検討されている方については積極的な参加を推奨します。希望者は以下フォームより6月25日(土)23:59までに申請してください。(現地までの交通費については自己負担となります。)
現地での参加が難しい方にむけては7月23日(日)19時からオンライン質問会を実施します。ご希望の方は以下フォームより7月21日(金)23:59までに申請してください。
いずれの申請についても原則、期日までに申請フォームより申請いただけていない方の加は受け付けませんのでご了承ください。
・事前フィールドワーク エントリーフォームURL
 https://forms.gle/ZthSM8WfUMzC6N5N8
・オンライン質問会 エントリーフォームURL 
 https://forms.gle/dW7ZdzRTh2DpMmTV6

 

◎採択からMMM2024出展までのタイムスケジュール
2023年5月13日(土)-8月18日(金):出展プラクティショナー・リサーチャー募集期間
2023年9月1日(金):採択プラクティショナー・リサーチャー決定
2024年3月:採択プラクティショナー・リサーチャー中間報告会兼交流会
2024年4月:MMM2024開催テーマ決定
2024年8月18日(日)-9月1日(日):MMM2024会期

 

◎「もうひとつのプロポーズ」選考員
佐々木樹(NPO法人みなとメディアミュージアムアーティスティック・ディレクター)
田島悠史(NPO法人みなとメディアミュージアム理事長)
平賀美隆(NPO法人みなとメディアミュージアムプロジェクトマネージャー)

 

◎MMM2024に参加が決まっているプラクティショナー・リサーチャーについて
MMM2024には、関川航平と藤川史人がプラクティショナーとして、ENERGY MEET × Green Energy Distribution(シンガポール)がリサーチャーとして参加することが決定しています。

【プラクティショナー(表現・活動)】 
・関川航平
「呼びかける喉、振り向く首」    

 

郊外へ向かう電車に乗っているとして
1.
向かいの席に座った人を、端から順番に「会社員」「高校生たち」「現場作業員」「老夫婦」と心の中で呼ぶ。実際に呼んでみたら返事はあるだろうか。たとえば「私」はこれまで何度か「アーティスト」と呼ばれて返事をしたこともあるが、線路が大きくカーブすると、電車内の乗客はみな遠心力によって傾く質量になる。
2.
座席上方では吊り広告たちが「夏までには脱毛をしたい私」や「この週末には高尾山に行きたい私」「低金利で融資を受けたい私」に呼びかけている。あいにく「私」は、どの「私」でもないので、広告のおしゃべりな横顔だけを見ながら時間を潰す。
3.
都心を抜けると電車は地上を走りはじめ、窓から外の景色が見えるようになる。郊外が近づくにつれ景色の中に「文字」が少なくなっていく。住宅街近くの駅に電車が停まり、たくさんの人が降りてゆく。もう少し先まで乗り続けるあなたは、降りることのない駅のホームに、陽が差しているのを見ている。

 

・藤川史人
「Excursión(仮)」

私は那珂湊を舞台とした映画制作を行う。できる限り、那珂湊で暮らす人々や、そこで働く人々、学生など様々な方に協力いただき撮影できればと思っている。しかしそこでどういった物語が語られるのか、私自身もまだ分かっていない。フィクションになるのか、ドキュメンタリーになるのか、それは作りながら見えてくるのだと思っている。エクスクルージョンとは遠足などに訳される語だと記憶している。

シナリオハンティングを兼ねて初めて那珂湊に赴いた時、知らず知らず「遠足」というワードが浮かんでいた。それは、部外者である私自身の気持ちのあらわれでもあるだろうし、これから撮られるであろう作品自身のあらわれでもあるのかもしれない。いずれにせよ、遠足に行く前の日のようなワクワクが止まらないでいる。

 

【リサーチャー(研究・調査)】
・ENERGY MEET × Green Energy Distribution
「那珂湊区域を中心とした小型EVの活用可能性についての調査」

ENERGY MEETとGreen Energy Distribution(シンガポール)が共同で立ち上げた「EVさんぽ」は、小型EVモビリティを活用して、私たちの身近なところでモビリティ、エネルギー、ライフスタイルの融和を目指していくプロジェクトです。
「EVさんぽ」では、小型EVを活用した那珂湊歴史探訪の新ルート開拓・魅力再発見や、ひたちなか海浜鉄道・那珂湊駅からのチョイ乗り需要の調査、周辺地域での高齢者支援、子育て支援などにおける小型EVの活用可能性についての調査を実施していきたいと考えています。

 

◎MMM2024について
・会期:2024年8月18日(日)-9月1日(日)
・会場:茨城県ひたちなか市那珂湊区域
・主催:NPO法人みなとメディアミュージアム



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企業情報

企業名 特定非営利活動法人みなとメディアミュージアム
代表者名 田島 悠史(理事長)
業種 旅行・観光・地域情報

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