パキスタン地震に対するCAREの対応

現在、CAREの緊急チームは、マグニチュード6.4の地震が襲ったアフガニスタンの国境近くのバルチスタン州の被災地に入っています。

現在、CAREの緊急チームは、マグニチュード6.4の地震が襲ったアフガニスタンの国境近くのバルチスタン州の被災地に入っています。被災地では、家屋が倒壊し、現地では500人〜600人が犠牲になったとの報告もあります。救助隊ががれきの中から次々と遺体を運び出しており、今回の地震による死亡者の数は増えることが予想されます。

CAREのパキスタン現地事務所代表のHasan Mazumdarは次のように話しています。「2005年に発生した地震から判断すると、遠隔地からより多くの情報が送られてくるようになるにつれて、死亡者の数も急増すると考えられる。クエッタ近くのジアラト地区の二つの村では、それぞれ100人が死亡し、すべての家屋が倒壊したとの報告を受けている。たった二つの村だけでこういった状況である」。

緊急に必要となるのは、食糧、シェルター、地方の生存者への早急な医療支援、そして安全な飲み水です。CAREは、7万3000人以上の死者を出した2005年の地震の際にも支援を行いましたが、今回の地震に対する対応として、現在、クエッタ近くの被災地域に向けて100個の防寒用のファミリー・テントを輸送しています。政府やCAREを含む支援団体は被害状況の全体の規模を見極めるべく活動を行っており、CAREはさらなるシェルターおよび救援物資の輸送と負傷した生存者の治療に当たるための医療チームの派遣の準備を進めています。

「ここではすでに冬に入っており、シェルターは、今、最も必要となるものである。夜には、気温は5度まで下がる。もし生存者にシェルターが用意できないと、彼らは外で眠ることになる。ここは、とてつもなく広大な貧しい地域で、生存者たちが簡単に安全な場所に避難できるという状況ではない」。Mazumdarはこのように話しています。

損傷したシェルターの多くは泥でできた小屋で、地震によりぺしゃんこにつぶされてしまっています。通信線は切断され、多くの道路ではより遠隔地域へのアクセスは不可能な状況です。

CAREは2005年からパキスタンで活動を実施しています。最も遠隔地で物流面で困難を極める地域においても活動を行っており、現在、保健・教育・水と衛生・心のケア・収入向上・緊急支援などの分野でプロジェクトを実施しています。



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業種 未選択

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