昨年限定販売した徳島県上勝町産の幻の柑橘「柚香（ゆこう）」のパウンドケーキをリクエストにお応えして、2023年1月1日(日)より一般販売開始

長楽館（京都市指定有形文化財）では、長楽館BOUTIQUEと長楽館オンラインストアにて2023年1月1日(日)より徳島県上勝町産「柚香（ゆこう）」を使ったパウンドケーキの販売を開始いたします。2021年に宿泊プラン限定特典として数量限定にて提供した際にお客様より高評価をいただいた柚香のパウンドケーキを、リクエストにお応えしてこの度一般販売いたします。生産量が限られるため「幻の柑橘」とも呼ばれる柚香の果汁にはビタミンC・クエン酸が含まれるほか、整腸作用・糖代謝の改善効果・抗酸化作用があることがわかっています。柚香の果汁・果肉・果皮を余さず使用した甘酸っぱいパウンドケーキは、食生活の偏りがちな正月の時期にお召し上がりいただきたい一品です。

明治の洋館でカフェ・レストラン・ホテル等を経営する株式会社長楽館(京都市東山区円山町、総支配人：吉田重人)は、長楽館BOUTIQUE(ブティック)及び長楽館オンラインストアにて、2023年1月1日(日)より徳島県産柚香（ゆこう）を使用した「パウンドケーキ柚香」を開始いたします。

「長楽館」（京都市指定有形文化財）は、煙草王と呼ばれた明治時代の実業家村井吉兵衛の別邸として1909年に建てられた、京都のモダン建築の一つです。
迎賓館として使用されていた往時の洋館の造りをそのままに、現在はカフェ・レストラン・スイーツブティック・バー、そして隣接する新館にはホテル客室を設けています。
長楽館BOUTIQUEでは、パティシエこだわりの食材を用いたスイーツを、すべて自社厨房内で製造・販売しています。

「パウンドケーキ柚香」は原材料の柚香の流通量が限られている中、長楽館では2021年にクリスマス宿泊プラン限定特典として数量限定にて登場いたしました。

地元徳島以外ではフルーツとして召し上がる機会が限られた、知る人ぞ知る柑橘「柚香」を一人でも多くの方に味わっていただきたいという思いと、実際に召し上がったお客様より再販希望の声を多くいただきましたことから、この度一般販売を決定いたしました。

■柚香（ゆこう）とは

柚香はユズとダイダイの自然交雑種で、1709年に貝原益軒が編纂した本草書『大和本草』にも記載があるほど古くから栽培されています。現在は徳島県が全国一の生産量を誇りますが、その中でも、ごみをゼロにすることを目指す「ゼロ・ウェイスト運動」の町・徳島県上勝町がその主な産地です。生産量が少なく、めったに生果のまま出回ることがないため、その稀少性から「幻の柑橘」とも呼ばれています。

皮が薄く果肉に果汁が詰まっているため、果実の搾汁によるポン酢への加工利用がほとんどですが、地元では「香りゆず、酸味すだち、味ゆこう」と言われており、ゆずに似た香り、すだちよりまろやかな酸味、そしてほのかな甘みと豊富な果汁が柚香の特徴です。

また、他の柑橘類と同様にビタミンCやクエン酸が含まれるほか、大学院医歯薬学研究部堤理恵講師らの研究により、柚香の果汁には整腸作用や糖代謝の改善効果、抗酸化作用があることがわかっています。

■パウンドケーキ柚香（ゆこう）