Power Automate for desktop との連携強化！AI OCR「AISpect」メジャーバージョンアップのお知らせ

コンピュータ・通信機器

株式会社ASAHI Accounting Robot 研究所（山形県山形市、CEO 田牧大祐）は、AI OCR「AISpect（アイスペクト）」について、初のメジャーバージョンアップを実施いたします。今回のバージョンアップでは、手書き文字への対応や Power Automate for desktop との連携強化、指定文字の除去機能、結合された列に対する補正機能など、大幅な機能強化を図っております。使い勝手の良さや高い精度により、スタートアップ企業から大企業まで多くの企業様にご利用いただいており、今回のバージョンアップによりさらなる導入効果が期待されます。

AI、RPA、ローコードの活用による業務改善支援を手掛ける株式会社ASAHI Accounting Robot 研究所（山形県山形市、CEO 田牧大祐）は、AI OCR「AISpect（アイスペクト）」について、初のメジャーバージョンアップを実施いたします。

-　バージョンアップの経緯　-

AISpectは、AIが表認識しデータ化（OCR）するソリューションとして、2020年にリリースいたしました。
当初、あさひ会計グループにおける利用事例であった、通帳や建設見積書のデータ化や、デューデリジェンスなど限られた業種での利用を想定しておりました。

しかしリリースから1年、多くのお客様に反響をいただき、製造業、サービス業、投資ファンドなど会計事務所以外のお客様にも多くご利用いただいております。

そこでAISpectに何が求められているか をあたらめて考え直し、今回のバージョンアップを行いました。

-　バージョンアップ内容　-

１．Power Automate for desktop との連携強化
Power Automate for desktop（旧称 Power Automate Desktop）の「フォルダー内のファイルを取得」アクションで取得した変数を「アプリケーションを実行する」アクションに引数として設定するだけで実行することが可能になりました。

２．文章読み取り機能

契約書などの文書読み取りに対応しました。
読み取ったデータはテキストファイルとして保存されます。

３．手書き文字対応

手書き文字に対する精度向上を図り、従来の読み取り精度に対し、大幅に読み取り精度が向上しました。

４．多言語読み取りに対応

日本語に加え、英語と中国語の読み取りに対応しました。

５．指定文字の除去機能

RPAを使用せずに、不要な文字列を削除できるようになりました。
通帳などをスキャンしたさいの￥や＊の削除を自動で行うことが可能です。

例）通帳で不要なものを削除

￥１２３，４５６＊　→　１２３４５６

６．結合された列に対する自動補正

ヘッダが複数列にまたがっている場合、自動でセル位置を補正できるようになりました。

例）カンマの位置に縦線が入っている帳票

金　　額
123	456

従来の読み取り結果（セルが分かれてしまう）

金額
123	456

結合セル機能を有効化した際の読み取り結果（セルが正しく結合される）

金額

123456

７．利用枚数確認機能

読み取った枚数は、弊社にご連絡いただいていましたが、AISpect上から直接利用枚数の確認を行うことが出来るようになりました。

-　変更内容　-

・トライアルで読み取り可能な枚数を 10枚から 20枚に変更しました。

・Power Automate for desktop の連携強化により、RPAプランを廃止しました。

- 機能比較表 -

内容	旧バージョン	新バージョン
価格	月額 5,600円／1000枚毎初期費用 30,000円
トライアル枚数	10枚	20枚
読取可能言語	日本語	日本語英語中国語
読取可能文字種	活字	活字手書き文字
対応フォーマット	PDFファイル（.pdf） DocuWorksファイル（.xdw） JPEGファイル（.jpg、.jpeg） TIFFファイル（*.tif）
出力フォーマット	CSVファイル	CSVファイル（表読み取り）テキストファイル（文章読み取り）
出力先	デスクトップのみ	指定可能
文字の除外	－	○
RPA連携	画面操作または JSONファイル	引数を指定して実行
利用枚数確認	月初めに連絡	プログラム内で確認