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~現役大学生の挑戦~ 自転車でカンボジアの教育課題を解決するプロジェクト

#里親 #コロナ禍 #現地経済に貢献 #現役大学生の挑戦 #SDGs      カンボジアには、学校まで毎日10kmも歩いて登校している子どもたちがいます。その中には、親の仕事の手伝いや兄弟の世話などで忙しくて学校に行くことを断念してしまう子もいます。  私たちは「学びへの扉を開けるための鍵」として自転車を贈ることで彼らの通学の負担を軽減させ、きちんと教育を受けて夢を実現することを応援したいです。

 こんにちは、一般社団法人Nanoful代表・近畿大学3年の鎌田亮太朗です。私は大学1回生の春に、カンボジア を訪れました。

 きっかけは、高校時代に出会った社会起業家の阪口達也さんの講演を聴き、ご本人に憧れるとともに、SDGsに興味をもったことです。阪口さんがプロジェクトをカンボジアで行っているという話を聞き、その現状を見に行くためにカンボジアへ行くことになりました。

 

 私が初めて実際に現地を訪れて一番印象に残ったのが、農村部と街の差でした。到着した空港のある都市部は、街を見渡すと空を覆うような高さのビルが立ち並んでおり、「発展途上国」「貧困国」というイメージが叩き壊された一方で、そこから少し離れただけで舗装されていないデコボコの道を歩き続ける子供たちとすれ違いました。 

 そこで私は、「この子たちは毎日一体どれほどの距離を歩くのだろう」と考えずにはいられませんでした。

 事実、残念なことにカンボジアの就学率は、日本に住む私たちには考えられないほど低いのです。高校や大学への進学は一般的ではないことは勿論、中学校を卒業する生徒の割合すら半分を割っています。その理由として、以下の実情が挙げられます。

・家から学校まで5~10kmも あり、歩いて通えない。

・家計を支えたり家族を養ったりせざるを得ず、学校に行く時間がない。

・そもそも学費や教科書を賄えない。

・学校の大切さを理解していない。

農村部では子供も貴重な労働力であるため、よほど裕福でない限り、家族の働き手としての役割を担っています。通学に時間がかかることで家計の圧迫に繋がってしまい、これを回避するために学校で学ぶことの優先順位が低くされてしまっています。

 

 こんなカンボジアの現状を変えることができるのが、自転車 です! 

通学時間がグンと短く楽になれば、学校での学習と両立させながら家事や仕事の手伝いに時間をあてることが可能になるのです。

 

<OKULUプロジェクト発動>

2020年12月、私は関西の大学に通う自分の想いに共感してくれる友人とOKULUプロジェクトを立ち上げました。現在は6名で活動しています。

100台の自転車をカンボジアに贈って子供たちの登校を支えることで、学校での学びを促進させ生活を楽にし、彼らの夢を叶えることにつなげたいという想いです。

 

 OKULUプロジェクトは、支援した子供の顔と名前までわかる1対1の支援プロジェクト であることが強みです。『誰が、どの子に自転車を支援したのか 』がはっきりと分かります。そのため、子供たち1人ずつをしっかりとサポートすることが可能になります。私たちがカンボジアと日本の架け橋になって、現地の子供と実際に話したり、カンボジアの子供から手紙が届いたりなど、まるで我が子をもったかのような機会を作り出すことができます。

 例えば、1人の子供に支援者様のお名前入り自転車を届けるプランでは子供の写真や手紙が届くため、まるで里親のように子供と密接に支援することが可能です。カンボジアを拠点に活動しており、地域と子供たち一人一人に詳しいNPO法人グローブジャングルさんを現地パートナーにもつため、自転車を本当に必要としている子供たちに届けることができます。企業様向けプランでは自転車のかごに企業のロゴやデザインを入れた看板をつけるため、カンボジアでの走る広告になります。

 さらに私たちは、自転車を途上国に送るという一般的な事業とは異なり、現地で自転車を調達するという工夫を加えました。これによって、輸送時のコストや温室効果ガスを大幅に削減できることに加え、現地の経済にも貢献することができます。

 

 

 

 2021年10月1日から31日間、『若者から、世界を変えるイノベーションを』の理念を基に活動する一般社団法人Nanoful(代表:近畿大学3年鎌田亮太朗)が、クラウドファンディングを実施します。 

 

<OKULUプロジェクトクラウドファンディング概要>

【期間】2021年10月1日(月)18時~2021年10月31日(金)18時

【目標金額】120万円

【対象】・想いに共感してくださる企業様、個人様すべて

    ・SDGs、教育格差、国際協力、カンボジア、自転車に興味がある方すべて

【クラウドファンディングページ】https://readyfor.jp/projects/59965/requests/80498/preview

 プロジェクト構想やクラウドファンディングの計画、実施をするうえで、多くの企業様や学生、社会人個人様、そしてカンボジア現地とオンラインでつないで子供達やグローブジャングルさんとの交流を重ねてきました。

 その中で、「発展途上国」の代名詞という印象しかなかったカンボジアに対してどんどん親近感が湧いてきました。カンボジアの孤児院の子供たちが日本語の歌を歌ってくれた姿や、好きなものを日本語で次々に発言する姿を見て、哀れみからくる遠い国への支援活動ではなく、この子たちが未来への扉を開くためにできることをしたい、時間を共有し一緒に笑いたい、と思うようになったというメンバーの声もあります。

 教育を受けられることは当たり前だと思っていた私は、カンボジアに実際に行き様々な問題を目にした時、同じ世界で起こっているという事実にショックを受け、教育を受けられることが当たり前ではないこと、教育が社会にとっていかに重要かということを実感しました。だからこそ、比較的自由な時間が多く、教育をちゃんと受けることができている私たちで、何かできることをしたいと思っています。現在は特にコロナ禍の影響で、日本国内、私のごく身近なところにも喫緊に解決すべき課題が数多くあるかもしれません。ただ、それはカンボジアの状況も同様です。むしろ、カンボジアでは仕事を失い最低限の生活に困っている人も従来に増して多く、学業を諦めてしまう子供たちも多いというより大変な状況です。私たちは、コロナ禍で支援が滞っている今だからこそ活動する意味があると考えます。

世界中の誰もが教育を平等に受けられる世の中を作るにはまだ及ばないかもしれませんが、このOKULUプロジェクトによって1人でも多くの子供たちが学校で学び、未来を切り開くことができると信じて頑張りたいです!



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企業情報

企業名 一般社団法人Nanoful
代表者名 鎌田亮太朗
業種 その他サービス

コラム

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