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強度が高く、頑丈な幅約20センチのクランプを造形! 日本3Dプリンター株式会社 が中国Polymaker製の3Dプリンター用フィラメント3種類の造形レポート掲載

4月27日(火)、運営している公式ウェブサイト「Raise3D」のフィラメント技術レポートのページに「【ナイロン・高強度】PolyMaker社ファイバー入りナイロン造形レポート」を掲載。従来の3Dプリンター用フィラメントにグラスファイバーを含有している「PolyMide PA6‐GF 」、カーボンファイバー含有の「PolyMide PA6‐CF」および「PolyMide PA12‐CF」の3つを使って、幅20センチのクランプを造形してわかったフィラメントの特徴やメリットを紹介しています。

「Raise3D(レイズ3D)」日本総代理店として企業・教育機関向け3Dデジタルソリューションの提供などを手がけている日本3Dプリンター株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:北川士博)は4月27日(火)、公式ウェブサイト「Raise3D」に中国Polymaker(ポリメーカー)製の3Dプリンター用フィラメント「PolyMide PA6‐GF」、「PolyMide PA6‐CF」、「PolyMide PA12‐CF」を使って幅約20センチのクランプを造形した「【ナイロン・高強度】PolyMaker社ファイバー入りナイロン造形レポート」を掲載しました。グラスファイバーまたはカーボンファイバーを含有したナイロンのフィラメントで、高い強度が求められる造形物づくりに最適な特性と造形の過程で判明した各フィラメントの特徴やメリットを詳しくレポートしています。

▼  4月27日(火)掲載 「【ナイロン・高強度】PolyMaker社ファイバー入りナイロン造形レポート」(日本3Dプリンター株式会社「Raise3D」公式ウェブサイト):https://raise3d.jp/archives/reports/4171

 

 

■グラスファイバーやカーボンファイバー含有のフィラメント3種類を使った造形レポートをウェブサイトに掲載

 

4月27日(火)、日本3Dプリンター株式会社が公式ウェブサイト「Raise3D」に掲載した「【ナイロン・高強度】PolyMaker社ファイバー入りナイロン造形レポート」では、中国Polymaker(ポリメーカー)製フィラメントのうち、グラスファイバーを含有している「PolyMide PA6‐GF」、カーボンファイバー含有の「PolyMide PA6‐CF」および「PolyMide PA12‐CF」の3つを使って、幅約20センチのクランプを造形したプロセスと結果について紹介しています。

 

3つの3Dプリンター用フィラメントのそれぞれのおもな特徴は次のとおりです。

 

1.「PolyMide PA6-GF」

グラスファイバーを含有したフィラメント。高い剛性と耐衝撃強度のほか、Z軸の層間接着性が高く、表面仕上がりがなめらかな特徴があります。また室温の低い設備環境でも、安定した造形が可能です。

 

2.「PolyMide PA6-CF」

カーボンファイバーを含有したフィラメント。高い剛性と強度、熱変形温度が215度までの耐熱性と静電気放電(ESD)にも対応しているため、電子機器関連部品の造形にも適しています。

 

3.「PolyMide PA12-CF」

カーボンファイバーを含有していて、従来のナイロンのフィラメントにくらべて吸湿しにくいのが特徴です。保管する時以外は、専用の防湿ボックス(PolyBox)がなくても造形が可能。表面仕上がりがとてもなめらかで、造形時の糸引きも抑えられます。

 

「PolyMide PA6-CF」および「PolyMide PA6-GF」は、500グラム巻と2,000グラム巻の2種類からリールを選択可能。双方とも専用の防湿ボックス(PolyBox)内に収納しながら造形ができます。

 

 

■グラスファイバーおよびカーボンファイバー含有フィラメント3種類を使って、十分な強度をもつ頑丈な幅20センチのクランプ造形に成功

 

日本3Dプリンター株式会社は、公式ウェブサイト「Raise3D」およびウェブサイト「Ultrafuse FFF」に、「BASF社 Ultrafuse PET-CF造形レポート」と「BASF社 Ultrafuse PAHT CF造形レポート」を掲載しています。

 

▼ 「BASF社 Ultrafuse PET-CF 造形レポート」(日本3Dプリンター「Raise3D」公式ウェブサイト):https://raise3d.jp/archives/reports/483

 

▼ 「BASF社 Ultrafuse PET-CF 造形レポート」(ウェブサイト「Ultrafuse FFF」日本語版/BASF 3D Printing Solutions日本代理店として日本3Dプリンターが運営):https://www.ultrafusefff.jp/basf-ultrafuse-pet-cf-printing-report/

 

▼ 「BASF社 Ultrafuse PAHT-CF 造形レポート」(日本3Dプリンター「Raise3D」公式ウェブサイト):https://raise3d.jp/archives/reports/480

 

▼ 「BASF社 Ultrafuse PAHT CF 造形レポート」(ウェブサイト「Ultrafuse FFF」日本語版/BASF 3D Printing Solutions日本代理店として日本3Dプリンターが運営):https://ultrafusefff.jp/basf-paht-cf15-filament-printing-report/

 

3つのフィラメントのメーカーによる推奨値が「Ultrafuse PAHT CF15」の造形時と類似していたため、次の同じ条件で幅約20センチのクランプを造形しました。

 

・ノズル径:0.6ミリのタングステン強化ノズル

・ノズル温度:280度

・プラットフォーム温度:75度

・造形スピード:約30ミリ毎秒

・充填率:37パーセント

・シェル数:4層

 

3種類ともグラスファイバーまたはカーボンファイバー含有フィラメントで通常の真鍮ノズルでは摩耗による劣化が起きるため、摩耗に強いタングステン強化ノズルに交換して造形しました。

 

造形の過程で気づいた3種類のフィラメントそれぞれのおもな特性や特徴は次のとおりです。

 

1.「PolyMide PA6-GF」

PolyMide PA6-GF

粘土のようにしっとりしたグレーの色合い。カーボンファイバー含有の「Ultrafuse PAHT CF15」とくらべて反りが強く、スティックのりとラフトを使って造形しました。角に当たる部分やコの字になった内側にバリのような糸引きができましたが、「Ultrafuse PAHT CF15」と同じようにニッパーやスクレーパーなどできれいに落とすことが可能。サポートがなくてもオーバーハング部分もフィメントのたれがなく、きれいに仕上がりました。表側の表面は「PolyMide PA6-CF」よりもなめらかな仕上がりです。

 

 

2.「PolyMide PA6-CF」

PolyMide PA6-CF

「PolyMide PA6-GF」よりも糸引きが出て反りやすいため、のりづけが必要。糸引きはスクレーパーを軽く当てて除去可能で、表側も積層痕が目立たない仕上がりになり、「Ultrafuse PAHT CF15」とくらべてほとんど差がありませんでした。ややざらざらした感触です。

 

3.「PolyMide PA12-CF」

左:PolyMide™ PA6-CF  右:PolyMide™ PA12-CF

ほかの2種類にくらべて反りがなく糸引きが少ない印象。プリントヘッドへの定着力が高くないため追加でラフトを設定しました。さらに安定させたい場合はのりづけを推奨します。ノズル温度が280度だったため、オーバーハング部分にややフィラメントのたれが出たと思われます(260度でも造形可能)。「Ultrafuse PET CF15」ほどではありませんが、ほかの2種類にくらべて表面はなめらかに仕上がりました。

 

3種類とも、別にクランプ用のノブおよびエンドプロテクターを造形したところ問題なく組み合わせることができました。

 

3つのフィラメントそれぞれのおもな魅力やメリット、デメリットなど要点は次のとおりです。

1.「PolyMide PA6-GF」

「PolyMide PA6-CF」とくらべてツヤがあり、表面がなめらか。ノズル詰まりなし(0.6mmタングステンノズル使用時)。糸引きによるバリは発生するものの、除去可能です。反りの影響が強いのでスティックのりが必須。2000グラム巻があるので単価が抑えられます。

 

2.「PolyMide PA6-CF」

「Ultrafuse PAHT CF15」とくらべて、表面にファイバー特有のざらつきがあります。ノズル詰まりなし(0.6mmタングステンノズル使用時)。糸引きによるバリは発生しますが除去可能。反りの影響が強いのでスティックのりが必須。2000グラム巻があるので単価が抑えられます。

 

3.「PolyMide PA12-CF」

「PolyMide PA6-GF」と同じように表面がなめらか。ノズル詰まりなし(0.6mmタングステンノズル使用時)。「PolyMide PA6-CF」と「PolyMide PA6-GF」より反りが少なめです。ビルドプレートとの接着性がそれほど強くないので、直付けでの造形は形状に左右されます。低吸湿ナイロンのため、専用の防湿ボックス(PolyBox)が不要。500グラム巻のみで、グラムあたりの単価はほかの2種類にくらべて高くなります。

 

 

■中国Polymaker(ポリメーカー)製フィラメント使用時のテンプレートはダウンロード可能

 

造形レポートで使用した「Raise3D」の3Dプリンターとフィラメントを活用する際のテンプレートおよびテクニカルデータシート(TDS)、安全データシート(SDS)は、日本3Dプリンター株式会社が運営する「RAISE3D 日本 OFP(オープンフィラメントプログラム)」の公式ウェブサイトでダウンロードできます。

 

▼ 「RAISE3D 日本 OFP(オープンフィラメントプログラム)」公式ウェブサイト:https://raise3d.jp/filament

 

また各フィラメントのテクニカルデータシート(TDS)、安全データシート(SDS)は次の公式ウェブサイトに掲載しています。

 

▼ 中国Polymaker製フィラメント安全データシート(SDS)、テクニカルデータシート(TDS)、RoHS(特定有害物質使用制限)指令ダウンロードページ(株式会社サンステラ運営「Polymaker」日本語ページ):https://www.poly-maker.jp/dowload

 

▼ 各フィラメントの安全データシート(SDS)、テクニカルデータシート(TDS)、RoHS(特定有害物質使用制限)指令ダウンロードページ(日本3Dプリンター株式会社運営「RAISE3D 日本 OFP」:https://raise3d.jp/download#download05

 

BASF製フィラメント「Ultrafuse PET CF15」および「Ultrafuse PAHT CF15」の優位性や特徴、魅力、メリットなどは日本3Dプリンター株式会社運営ウェブサイトに掲載しています。

 

▼ ウェブサイト「Ultrafuse FFF」日本語版(トップページ)(BASF 3D Printing Solutions日本代理店として日本3Dプリンターが運営):https://ultrafusefff.jp/

 

 

【日本3Dプリンター株式会社について】

本社:〒135-0063 東京都江東区有明3-7-26 有明フロンティアビルB棟1階(2021年1月18日に2階から1階へ移転)

代表者:代表取締役 北川士博

設立:2013年10月

電話番号:03-6683-9789(問い合わせ専用電話番号)

URL:https://3dprinter.co.jp

事業内容:三次元造形関連商品・サービスの提供、サポートほか

 

 

【一般の方向けのお問い合わせ先】

​企業名:日本3Dプリンター株式会社
担当者名:福田 隆
TEL:03-6683-9789
Email:info@3dprinter.co.jp

 



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企業情報

企業名 日本3Dプリンター株式会社
代表者名 北川 士博
業種 精密機器

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