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Makino Play  舞台『東京原子核クラブ』一部公演中止のため、活動継続のためのクラウドファウンディング開始と 2022年2月第2弾公演上演決定のご案内

【このクラウドファウンディングの趣旨(要約)】 舞台演出家・劇作家のマキノノゾミが主宰する Makino Play第一弾『東京原子核クラブ』(21年1/10-17)が緊急事態宣言の要請を受け今後の公演継続の難題に直面しました。活動継続のための支援を募るためクラウドファウンディングを開始いたします。

【クラウドファンディング実施に至る経緯(抜粋)】

舞台『東京原子核クラブ』初日の2日前の1月8日に新型インフルエンザ等対策処置法に基づき2度目となる「緊急事態宣言」が施行されました。それにより緊急対応を下記のように実施しました。

① 平日夜、三公演の中止

② 50%以下の入場制限の実施によるチケット販売の即時停止

③ 20時に終了するための開演時間の繰り上げとチケット払い戻しの対応

などにより直前の機会損失に至ったため。今後の活動継続の危機に直前いたしました。

 

【目標金額】

¥2,000,000-(All-In方式)ー舞台

 

【概要】

・クラウドファンディング名 :Makino Play舞台「東京原子核クラブ」一部公演中止のため、活動継続のための支援プロジェクト

・目標金額:¥2,000,000-(All-In方式)

・開始日時:2021年4月15日(木) 10:00 〜6月30日(水) 23:59

・サイト: https://motion-gallery.net/projects/makino-play/

・お客様お問合せ:info@makino-play.net

 

【Makino Playとは・・・】

マキノノゾミは1980年代に広がった小劇場ブームの中で劇団M .O.P.を立ち上げ、その後劇団内外で多くの名作を生み出しました。それらの作品が埋もれていくのはもったいない。MakinoPlayは令和の時代を 迎えた現代に、これまでの名作を「マキノノゾミ自身の演出により蘇らせる」ためのユニットです。 その第一弾として、舞台『東京原子核クラブ』を2021年1月に上演。

昭和初期。舞台は、風変わりな住人が集う東京・本郷の下宿屋「平和館」。理化学研究所に勤務する若き原子物理学者・友田晋一郎を中心とし、下宿屋に集う若者たちを描いた青春群像劇です。実在の人物をモデルに、第二次世界大戦前後の時代の荒波の中で闊達に生きる若者たちを描き、1997年「読売文学賞戯曲・シナリオ賞」を受賞した傑作です。

そして来年2022年2月には第二弾、マキノノゾミ作・演出『モンローによろしく』を上演予定です。
劇団M.O.P.の中期に発表され、1994年日本劇作家協会新人戯曲コンクール・第一回東筑紫学園戯曲賞を受賞したこの作品を、29年ぶりに今に蘇らせる予定です。

 

【クラウドファウンディングに至る経緯(詳細)】

2019年Makino Play立ち上げ。そして2021年1月上演直前の緊急事態宣言の要請。

この企画を立ち上げようと決めたのはまだ新型コロナウィルスがどこにも存在しない2019年の夏のことです。マキノノゾミの代表作である『東京原子核クラブ』をなんとしてもマキノ本人の演出で実現したい。そう願ってやまない第一線で活躍するプロデューサー、スタッフたちが一斉に集結しました。
 また新しい俳優と出会い、作品を作り上げるべく「ワークショップオーディション」の募集をしたところ500名超のたくさんの応募がありました。
 その後新型コロナウィルスの蔓延によりワークショップオーディションの日程を数ヶ月ずらした上、徹底的な感染対策を実施しながら、約80名の参加者から、最高のキャストを選出いたしました。濃密な4日間にわたるワークショップは無事終了しました。
 とはいえ新型コロナウィルス第2派を受けての2020年8月、上演を巡りマキノノゾミとスタッフ陣は何度も上演をするかどうか話し合いを重ねました。その結果、この時点で取りやめると、劇場費、稽古場代、美術費などの経費は全額発生してしまい、集結したキャスト・スタッフが約1ヶ月半仕事を失うことの負の側面もさることながら、お客様や演劇関係者の皆様から『東京原子核クラブ』の上演を応援してくださる力強いお言葉をたくさん頂戴したことに私たちは大きく背中を押されました。
 この作品は、「人間の尊厳と命」「何かを追い求める崇高かつ何ものにも換えがたい瞬間」「懸命に生きる人間たちの愛おしい姿」など、令和の今になっても普遍的な大切なものを伝えています。

舞台『東京原子核クラブ』


 またこの作品の時代背景も現在の危機的状況と非常にリンクするものがあります。この作品が令和の今、私たちに様々な大切なメッセージを伝えてくれることを信じ、物理的、社会意義的な側面から上演を決意しました。こんな状況だからこそ、この作品を通して「力強く生きる活力」や「元気と勇気」をお客様にお送りしたいと強い願いを込めて。

 そして1月10日の初日に向け劇場入りをした直後、「緊急事態宣言」を受けました。
 初日の2日前の出来事です。

その結果、舞台「東京原子核クラブ」の「一部公演の中止」「収容率制限」、「開演時間変更」、「払い戻し」などを余儀なくされ、私たちは今後の活動の継続の危機を迎えております。もちろん全てお客様とスタッフ、キャストの検討と命を守るための大切な必要な措置であったと思います。

政府と東京都の要請を全て忠実に受けながら上演を継続することを決定をし、それに伴い行った対策を下記におまとめいたしますと、

・平日夜、三公演の中止
・50%以下の入場制限の実施によるチケット販売の即時停止
・20時に終了するための開演時間の繰り上げとチケット払い戻しの対応
などを実施いたしました。
 全て、お客様の安全を確保するため、また政府と東京都の要請にしっかり応えるための施策でございましたが、これにより大変な損失を被ったことをご報告いたします。もちろん1/19に発表された中止公演の全額保証なども活用する予定ですが、現時点では不確定要素も強く非常に困難な状況であることには変わりありません。
 上記の施策により想定していなかった損失額を皆様にご支援をいただきたく、このクラウドファウンディングを実施させていただきます。

舞台『東京原子核クラブ』

 

【マキノノゾミより皆様へメッセージ】

『東京原子核クラブ』は戦前戦中の若者たちを描いた群像劇です。25年前に書いた作品ですが、初演当時よりも現在の方が、より訴えるところが大きいと考えて上演を企画し、1月に本多劇場で公演いたしました。
感染対策には万全を期して慎重の上にも慎重に準備を進め、何とか公演にまでこぎつけましたが、初日の2日前に2度目の緊急事態宣言が出されるという事態となってしまいました。
このため、中止公演や払い戻しによる損失が、たいへんに大きなものとなってしまいました。
そもそも、演劇は基本的に複製できるものではないので、多くの金銭的利益を生み出すといったことはありません。
ほとんどの演劇人は、つねに経済的にはギリギリの脆弱な状況で創造活動を行っています。
わたしたちもそうです。
この国から多くの演劇創造の火を絶やさぬため、どうか今回の損失補填と今後の活動へのご支援を賜りたく、クラウドファンディングへのご協力をお願い申し上げます。

                                 マキノノゾミ

【マキノノゾミプロフィール】

劇作家・脚本家・演出家・俳優

劇団M.O.P.主宰(1984年旗揚げ・2010年解散)

外部の舞台へも作・演出と幅広く活動中。

2002年度後期 NHK連続テレビ小説「まんてん」脚本を担当。

 

<受賞歴>

・1991年 十三夜会賞「ピスケン」

・1993年 東筑紫学園戯曲賞「モンローによろしく」

・1994年 第45回芸術選奨文部大臣新人賞「MOTHER」

・1994年 京都市芸術新人賞受賞「MOTHER」

・1994年 大阪府舞台芸術奨励賞「青猫物語」「夏のランナー」

・1997年 第49回読売文学賞受賞「東京原子核クラブ」

・1998年 第5回読売演劇大賞優秀作品賞「フユヒコ」

・2001年 第4回鶴屋南北戯曲賞「高き彼物」

・2001年 第36回紀伊国屋演劇賞個人賞「黒いハンカチーフ」「赤シャツ」

・2001年 第8回読売演劇賞優秀演出家賞&作品賞「怒濤」

・2002年 向田邦子賞ノミネート「ある日、嵐のように」

・2008年 第15回読売演劇大賞優秀作品賞「殿様と私」

・2010年(2009年度) 第28回京都府文化賞功労賞

・2011年(2010年度) 第36回菊田一夫演劇賞「ローマの休日」

 

【ご支援金の使用用途】

俳優、スタッフへのギャランティ

劇場費、稽古場代

材料費、運搬費、機材レンタル費などテクニカル面での費用

クラウドファンディングのリターン制作費

次回作の制作経費

 

【リターンについて(御礼品)】

リターン(返礼品)は舞台衣装、オンラインラークショップなどの他グッズ等16コースをご用意

2,000円~300,000円のコースを設定させていただきました。
ご支援いただいた全ての皆様にはを「御礼メール」お送りさせていただきます。
リターンの送付は2021年6~7月頃を予定しています。リターンは全ての支援者に「お礼メール」と「次回作の『モンローによろしく』の最速先行予約権」を、また、各種グッズの他、俳優が着用した「衣装」や「マキノノゾミとオンラインワークショップ権」「マキノノゾミと俳優とのオンライントーク権」まで全16種類をラインナップいたしました。

 

【クラウドファウンディング概要とお問合せ先】

・クラウドファンディング名 :Makino Play舞台「東京原子核クラブ」一部公演中止のため、活動継続のための支援プロジェクト

・目標金額:¥2,000,000-(All-In方式)

・開始日時:2021年4月15日(木) 10:00 〜6月30日(水) 23:59

・サイト: https://motion-gallery.net/projects/makino-play/

・お客様お問合せ:info@makino-play.net

 

 

 

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Makino Play vol.2

「モンローによろしく」

マキノノゾミ自身による企画第2弾として2022年2月上演決定

キャスト(一部)オーディションにて決定!

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Makino Play第2弾となる「モンローによろしく」は1993年にマキノ主宰の劇団M.O.P.にて上演し、同年、東筑紫学園戯曲賞を受賞した作品です。1940〜1970年代のハリウッドを舞台に、俳優、映画監督、映像技師など様々な立場の人生を通して、現代のエンタテイメント界が抱える問題と、今を生きる我々が

どこに向かうべきかを問いかけます。

 

 

<STORY>

物語は1941年、映画の都ハリウッド。新進気鋭の映画監督ビリーとその親友でもあるスター男優のキースは、これまでの常識を打ち破る野心作の製作にあたり、相応しいヒロイン役の女優が見つからず頭を悩ませている。だがそこへ飛び込んで来た女優志望の娘シェリーの中に輝く才能を発見する二人。二人三脚の映画作りが始まるが、やがて日米開戦。終戦後のレッド・パージ(赤狩り)。世の中がエンタテイメントに望むものも次々に変貌してゆき、映画に賭ける彼らの純粋な想いは容赦なく時代の波に呑み込まれてゆく。

 

 

<公演概要>

【作・演出】マキノノゾミ

【出演】一部オーディションによって決定

【日程】2022年2月3日(木)〜13日(日)       

【劇場】座・高円寺1 ( 〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-1-2  TEL:03-3223-7500)

【ホームページ】http://makino-play.net/monroe/

【企画・製作】Makino Play

 

 

<マキノノゾミよりコメント>

 

わたしの原点

『モンローによろしく』を書いたのは28年前で、わたしの作品中でもかなり初期のものです。初めて戯曲として賞をいただいたこともあって、個人的には格別な思い入れのある作品です。

まだまだ戯曲の書き方といったものを、無手勝流に、手探りで模索していた時期でもありました。今となっては「翻訳劇調の台詞でハリウッドの赤狩りのことを書く」などという荒唐無稽なアイデアを、一体どこから思いついたのかもよく覚えていません。ただ、この作品が、現在に至るわたしの戯曲スタイルの原型であり、演劇というものについての、わたし自身の考え方を決定したものであったことは事実です。

かねてから、原点に戻る意味で、この作品をさらにブラシュアップしてみたい、それを新しい俳優たちと上演して、現代の観客に再び投げかけてみたいという思いを密かに抱いておりました。

今回はその夢を実現しようと思います。

 

                                マキノノゾミ

 

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以上、Makino Playは4月15日よりクラウドファウンディング開始 のご案内と、次回作品2022年2月上演『モンローによろしく』 のご案内をお送りいたしました。

 

ご多忙のことと存じますが是非この機会にお取り扱い頂けますようご検討のほど何卒宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 



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企業情報

企業名 Makino Play
代表者名 渡辺順子
業種 その他サービス

コラム

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