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コロナ禍で「神戸ルネサンス構想」の熟成が進行中、「よみがえる兵庫津連絡協議会」が新年挨拶を掲載

「神戸ルネサンス構想」とは、「兵庫津」を日本遺産登録に導いた「よみがえる兵庫津連絡協議会」の高田誠司(樽五オーナー)さんたちが、新たに民間・行政・政治が一体の活動を目指し提案している震災再生の街創りの取り組みに加え、コロナ禍からから立ち上がるための取り組みです。令和3年度には兵庫津の「大坂町奉行所兵庫勤番所跡」に「初代兵庫県庁館」の開館が予定され、夢と希望のロマンを手繰る新年の挨拶をしました。その昔ペストの大流行が「ルネサンス」を開いたように、「神戸ルネサンス」企画の熟成を進めています。昨年秋にはコロナ禍の間隙を縫って「風史伝・小菊物語」の著者・自然海遠氏との会合が持たれました。仕掛け人は市井の屈指の郷土史家の辻雄史氏。幕末の神戸事件の関りから五代友厚の手引きで砂糖事業の揺籃期に活躍した英国ジャーディン・マセソン商会員とその妻・小菊との死別の物語に光を当てています。

「神戸ルネサンス構想」とは、「兵庫津」を日本遺産登録に導いた「岡方倶楽部」に拠点を置く「よみがえる兵庫津連絡協議会」の高田誠司(樽五オーナー)さんたちが、新たに民間・行政・政治が一体の活動を目指し提案している震災から立ち上がる街創り再生の取り組みです。

その昔、「黒死病」と恐れられた「ペスト」が大流行した時代がありました。14世紀のヨーロッパの大流行は実に人口の1/3が亡くなったと言われています。その結果従来の価値観は崩壊し、やがてヨーロッパに新しい創造の時代「ルネサンス」がもたらされます。

いま世界は、日本はコロナ禍の最中に巻き込まれています。従来の雇用や産業構造は変革を余儀なくされ、震災から復興へ立ち直りつつあった神戸も否応なく巻き込まれています。コロナ禍の去った後、高田さん達に出来ることそれは神戸の皆さんに夢と希望のロマンを提供することだと考え新年の挨拶を発信しました。

よみがえる兵庫津連絡協議会 兵庫津歴史館 岡方倶楽部 | Facebook  

コロナ禍で休館中で、新年の挨拶に代えさせて戴きます。

令和3年度には兵庫津の「大坂町奉行所兵庫勤番所跡」に「初代兵庫県庁館」の開館が予定され、更に翌年にはその隣に「ひょうごはじまり館(仮称)」の建設計画も進行中です。

高田氏は「神戸ルネサンス構想」の具体化の一つとして「初代兵庫県庁館」などの箱ものに色を添えるエピソードで肉付け・ロマンを呼び起こしたいと思案していましたが、その想いに火を灯したのが神戸市で震災復興の責任者を務め今は屈指の郷土史家・生き字引の辻雄史氏でした。

「こんな本があるのだけど…。」高田氏より辻氏に託された1冊の本、それが「風史伝・小菊物語」でした。小菊の父・男依は兵庫津で切腹した神戸事件の当事者「瀧善三郎」の従弟で、神戸に惹かれ神戸に居を定めます。読んだ辻氏の行動はす早く、人脈を通してあっと言う間に多くの人手に渡りました。しかしおりしも緊急事態宣言の発動により活動にブレーキが掛かり、具体的な活動の相談が実現するまで半年以上の月日を要しました。

会談が実現したのは昨年秋の11月15日。高田氏の想いがさく裂しました。「神戸の街に夢をロマンを取り戻したい…。」

「風史伝・小菊物語」の著者・自然海遠氏と高田氏の出会いは3年前、兵庫津の出在家町で商人だった高井繁蔵の手掛かりを求め、自然海遠氏が高田氏を訪ねたのが縁の始まりです。そして明治の古地図から高井徳三郎の名を見つけ、兵庫津に託す思いを高田氏から聞かされた自然海遠氏が記した稗史「風史伝・小菊物語」が誕生、高田氏に謹呈されました。

神戸事件の当時者瀧善三郎の果てた地は兵庫津、事件の解決に奔走した伊藤博文は初代兵庫県知事、助命嘆願に努めた五代友厚は神戸桟橋会社を設立しミナト神戸の発展に寄与し、公開中の映画「天外者」の主人公でもあります。

小泉八雲住居後の碑

辻雄史氏により小泉八雲の住居は小菊の家の真ん前で、「風史伝・小菊物語」が史実を反映していることが確認され、神戸に住んだ小菊の人生ドラマに光を当てる作業が熟成中です。

【小菊物語のあらすじ】

五代友厚がマンチェスターで小菊の夫の父・EDEと関わり、岡山藩士だった小菊の祖父が島津出自の藩主池田斉敏、慶政などに仕え砂糖事業に関わったエピソードから始まる。

幕末の動乱の岡山藩士による神戸事件を経て、小菊の父・男依が従弟の瀧善三郎の果てた神戸ならと決断し一家を連れて移住、砂糖商売を始める物語である。

萌黄の館に残るジャーディンマセソン商会の門柱

五代友厚がジャーディン・マセソン商会神戸支店長のライル・ホームに小菊の父・男依を紹介し、砂糖事業が軌道に乗りやがて小菊はホームの甥のセシル・EDEと婚姻、上海に新婚旅行する。小菊の近所に小泉セツ(八雲の妻)が転居しママ友として約1年の出会いがあり、やがてセシル・EDEは砂糖事業縮小で上海に赴任し間もなく亡くなる。小菊は残された息子3人を育てるべく兵庫津の高井繁蔵と再婚・離婚・再再婚を繰り返し、亡き夫との子育ての約束を果たす。小菊の次男は「命のビザ」により神戸に辿り着いたユダヤ人達の支援に暗闘する。しかし小菊は対英戦争が始まって3か月、自ら旅立つ最期を迎える。

 

「よみがえる兵庫津連絡協議会」

…兵庫県神戸市兵庫区本町2丁目3番33号 岡方倶楽部

               高田誠司代表 問い合わせ先「樽五」 078-681-6388

「風史伝・小菊物語」自然海遠著

              …全国書店申し込み、楽天ブックス、Amazonなどで販売中



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企業名 有限会社 和田テクノレイ
代表者名 和田 實
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