COVID-19後遺症に対する体性幹細胞治療、世界に先駆けて日本で開始!

特定認定再生医療等委員会にてトリニティクリニック福岡が実施する自己脂肪由来間葉系幹細胞を用いたCOVID-19後遺症の治療が了承された。 これより、医療法人禮聖会トリニティクリニック福岡にて幹細胞を用いたCOVID-19後遺症の治療が12月下旬から開始予定。

COVID-19後遺症治療のため韓国で開発された幹細胞治療法が初めて日本で実施されるようになった。昨今、第3波が拡大しているなどその危険性に対する声が高まっている中、COVID-19後遺症の治療への道が開かれた。

 

最先端幹細胞バイオ企業の(株)JASCは、協力病院であるトリニティクリニック福岡が特定認定再生医療等委員会(以下、「委員会」という。)にて審査を受けた『自家脂肪由来間葉系幹細胞を用いたCOVID-19後遺症に対する治療』の治療了承を7日に得たと8日明らかにした。

 

16名の専門委員で構成されている委員会は、審査に必要な科学的根拠となる資料に基づき、約120日におよぶ検討期間と厳正な審査を経て「COVID-19後遺症の治療に対する提供計画」の審査を最終的に全員一致で了承とした。

 

今後、地方厚生局にて受理され次第、COVID-19後遺症による呼吸困難感、胸痛及び倦怠感に苦しんでいる患者を対象に、トリニティクリニック福岡が(株)JASCにて培養された幹細胞を静脈内に投与する形で実施する計画であると(株)JASCは明らかにした。通常、厚生局にて受理されるには2~3週間程度かかることから12月下旬には本格的な治療が可能になると見込まれる。また、治療は日本で行われるが、国籍関係無く誰もがこの治療を受けることが可能だと言う。

 

治療法を開発したバイオスター幹細胞技術研究院の院長であるラ・ジョンチャン博士は「この度、了承を得ることができたのは、今まで当研究院の技術によって開発され、実施されてきた数々の再生医療の実績があったからのこと」と話し、「特にバイオスターの特許技術を用いて培養した幹細胞を静脈内に投与することで、抗炎症作用などの働きにより症状の改善が期待される」と述べた。

 

一方、昨今の全世界で広まっているCOVID-19は、感染後に完治されたとしても深刻な後遺症を引き起こし、数多くの患者がブレインフォグ(brain fog)、呼吸困難感、胸痛等で苦しんでいる。米メディカル・アソシエーション・ジャーナル(Journal of America Medical Association 2020)に記載された論文によると、COVID-19患者の87.4%は少なくとも一つ以上の後遺症が確認されており、その中でも倦怠感(53.1%)、呼吸困難感(43.3%)、胸痛(21.7%)の症状が多く見られていると報道されている。

 

日本国内では現在、厚生労働省の支援で日本呼吸器学会がCOVID-19後遺症に関する研究である「COVID-19後遺症に関する実態調査」を今年8月1日から進めている。WHOも今年9月、COVID-19による臓器損傷及び人体システム変化に関する長期(Long-Term)後遺症に対して深刻な恐れがあると発表した。[終]

■お問い合わせ: (株)JASC 営業部 木村謙一 TEL:075-662-7171



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企業情報

企業名 株式会社JASC
代表者名 木村 謙一
業種 医療・健康

コラム

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