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モリブデンの世界市場、鉄鋼業が一次モリブデン使用量の約80%を支配 世界最大の採掘モリブデンの生産国は中国

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「モリブデンの世界市場:2030年までの展望、第16版」 (Roskill Information Services ) の販売を10月23より開始いたしました。

モリブデンの世界市場は、一次モリブデン使用量の約80%を鉄鋼業が占め、残りの20%を超合金、モリブデン金属、化学などが占めると予測されます。

 

酸化モリブデンの価格は、2018年にわずかに回復した後、米中間の貿易戦争の懸念から、2019年は4.1%に減少しました。需要動態は3年連続の成長から2019年には2.4%の減少に転じました。これは、酸化モリブデンの価格が、欧州と米国の市場に依存している事によるもので、価格下落の一因となっています。

 

価格と需要の傾向に照らして、2019年のモリブデンの供給は、前年と同程度であるものの、増加はわずか0.8%にとどまり、2017年の13.1%を大きく下回りました。中国は世界最大の採掘モリブデンの生産国であり、2019年の生産量は前年比2%増でした。一方、世界第2位の生産国であるチリの生産量は10%減少しました。次の3大生産国である米国、ペルー、メキシコでは、チリの落ち込みを相殺し供給が増加しました。

 

多くのモリブデン供給は、銅鉱業からの副産物として生産されています。 2019年は、一次モリブデン鉱山からの供給は27%のみで、73%が副産物から供給されたと推定されます。このシェアは、以前は互角でしたが、価格が低迷していた最後の時期は、一次鉱山の生産能力の縮や、完全閉鎖によって対応していました。副産物鉱山は銅市場に主眼を置いているため、この不況の影響を受けることはあまりありませんでした。

 

2020年の世界的COVID-19パンデミック下で、モリブデン業界は新たな課題に直面しています。世界中の政府によって課されたさまざまな封じ込め措置により、経済活動が急激に減速し、一部の鉱山も低率での操業を余儀なくされています。酸化モリブデンの価格は2020年第1四半期に前年比で18%下落し、一部の鉱山では、生産の一定量を縮小することで対応しています。

 

COVID-19が市場に与える影響は絶えず進化しています。長期的基本原理はモリブデン市場を支えると考えられますが、鉄鋼とステンレス鋼の生産量が回復するのは2021年以降になると予想されています。

 

【 当レポートの詳細目次 】

https://www.gii.co.jp/report/ros942688-molybdenum-outlook-16th-edition.html

 

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