【訪日情報專門メディア‧Web調査】新型コロナウイルスの影響による台湾の訪日旅行の現状
新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、台湾は無論、各国の海外旅行への打撃も深刻になっています。特に台湾人の人気旅行先1位である「日本」は影響波及の範囲がもっと広がっているはずです。この前、台湾のFacebookページ「日本旅行情報局」が訪日旅行状況について、ネットリサーチを実施していました。調査結果により、6割弱の回答者は元の計画をキャンセルしたことが分かりました。ほとんどの理由は感染の心配、帰国後の隔離措置、あるいは現地の感染状況を恐れていることです。なお、日本政府の防疫対策に対して、まだ改善の余地があると指摘され、回答者がほぼマイナス評価しました。
3月に台湾観光局は4月30日まで海外団体ツアーの催行を中止するよう旅行会社に求めました(現在は5月31日までとなりました)。その前提として、「日本旅行情報局」はファンに訪日旅行の状況を調査していました。4割以上の回答者は4月末まで訪日計画がありました。その内、8割近い人が花見シーズン(3月、4月)に行く予定でした。また、5月以降に訪日する回答者は約半分を占めました。紅葉時期(9月、10月)、雪見シーズンやクリスマス&年越し(11月、12月)に行くのはそれぞれ4割ほどでした。
事態が深刻化するにつれて、6割ほどの回答者が訪日予定を見合わせることにしました。まだキャンセルしていない人も状況によって旅行を取り消す可能性が高いといいます。しかし、回答者もコロナ騒動が終息したら、海外旅行に行くつもりだと語りました。そのうち、8割以上の人の旅行先は日本です。
訪日旅行方法に関する回答から、滞在長めの個人旅行は流行っていることが明らかにしました。調査によれば、9割以上の回答者は日本を訪れる時、旅行のすべてをほぼ自分で手配しますが、一部の人は旅行会社からフリープランや着地型商品を購入します。滞在日数も過去の平均4、5日から、長期化する傾向があります。日本で5~7日間滞在する回答者が6割を超えています。さらに、8日間以上を計画している回答者も3割近いです。
人気観光地域では、上半期(1月~4月)の1位が関東、次が東北と近畿でした;下半期(5月~12月)に最も訪れる予定の地域が関東、東北、それに近畿で、次が北海道でした。それは雪国の魅力が台湾人の気を引くと推測されます。また、東北で春はお花見、夏はお祭り、秋は紅葉、冬は雪遊びを楽しめるうえ、訪日客のリピーターの割合もかなり高いので、人気になるわけだと見込まれます。
台湾訪日旅行市場では、旅行代理店への依頼が大幅に減少していく状況の他、旅行期間も冬休みと夏休みに限らず、土日・祝日に合わせる連休を利用し、滞在日数の長い旅をする傾向があります。そして、長くなる旅行日数と人気観光地域のランキングにより、訪日台湾人はスローな旅やディープな体験を求めていると考えられます。
日本政府の予防対策に対して、多数の回答者は積極性に欠け、改善の余地があると思いつつ、日本への応援コメントを数多く書きました。一緒に頑張って、この難局を乗り越えていこうと励んでいます。コロナ騒動が終息したら、再び日本を訪れます。
訪日旅行専門Facebookページ「日本旅行情報局」は台湾旅奇マーケティング&コミュニケーション有限会社により開設・運営しており、ファン数は27万名以上もあります。各種の日本観光情報とお役立ち情報を提供し、日本各地の自治体・観光協会なども常に連携してインバウンドプロモーションを実施いたします。旅行を通して、台日交流をさらに深めることに尽力しております。
■Facebookページ:facebook.com/lovejapantrip/
【図1】回答者が訪れる旅行先で、東北は関東に次ぐ、近畿と共に2位となっています。訪日台湾人の人気観光地とも言えます。画像は岩手県にある浄土ヶ浜です。(画像提供/岩手県観光課)
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企業情報
| 企業名 | 旅奇広告有限会社 |
|---|---|
| 代表者名 | 黃秀春 |
| 業種 | 旅行・観光・地域情報 |









