自宅待機でも若者が集える場を！オンラインサンカクハウスプロジェクト始動。

教育

自宅待機でも若者が集える場を！「オンラインサンカクハウス」を提供開始－新型コロナウィルスの影響で、学校や社会に馴染めない高校生・若者が集う居場所が閉鎖されても、頼れる人とのつながりが途切れることを防ぎ、オンラインで気軽に集えて、学べて、働ける場を提供する、サンカクシャの新たな活動です。－ https://www.facebook.com/npo.sankakusha/

学校や社会に馴染めない高校生・若者の支援事業を手掛ける、特定非営利活動法人（NPO法人）サンカクシャ（所在地：東京都豊島区、代表理事：荒井佑介）は、「自宅待機でも若者が集える場　オンラインサンカクハウス」を、2020年04月13日(月)より提供開始しました。

自宅待機でも若者が集える場を！「オンラインサンカクハウス」

https://www.facebook.com/npo.sankakusha/

【背景】

サンカクシャは、学校や社会に馴染めず、それまでの経験から自分のことを無力に感じていたり、自分の中に「したい」「できる」という気持ちを持てない高校生・若者が、進路を選択し社会に出た時に、どんな道でも生き抜いていけるようサポートしています。「安心して過ごせる居場所の運営」「いつでも食べられる食事の提供」「自分の将来を考えるきっかけとなる社会サンカク（参画）の機会作り」を活動の柱としています。

しかし、3月末から新型コロナウィルスの影響を受け、サンカクシャの居場所も閉鎖をせざるを得なくなりました。対面で会うことができず、若者の心の拠り所なくなってしまうのを懸念するなか、自宅待機が長引くにつれ、実際に若者から「家にいるのがしんどい」「新学期になっても先が見えず不安」という声が多数寄せられました。

サンカクシャでは、若者の心の居場所を確保するため、自宅待機の状況でもオンラインでサポートし続けられる新たな仕組みを開発しました。

【活動の概要】

「オンラインサンカクハウス」とは、学校や社会に馴染めない若者とつながりが途切れることを防ぎ、自宅待機中でも気軽に集えて、学べて、働ける場をオンライン上で提供する、サンカクシャの新たな活動です。若者たちの「相談できない、人とつながれない」「進路が不安、暇でやることがない」「アルバイトがなくなって困る」という3つの不安を解消するプログラムを、“ブカツ”と“バイト”の形式で複数用意しています。

1：オンライン上で、スタッフや利用する若者同士が気軽に集える場

「進路相談会」や、スタッフと若者が入り混じって白熱する「オンラインゲーム部」、スタッフと連絡が取れるライングループなど、対面で会えなくてもいつでも簡単にコミュニケーションが取れる場を用意しています。

2：PCスキル向上など、“働く”に繋がる講義や研修プログラム

外部講師を招き、「タイピング部」などの基礎スキルから、「ウェブ広告部」「デザイン部」など一歩チャレンジする内容まで、様々な“働く”に繋がる学びの機会を用意。5-10人程度の少人数グループで、毎回オンラインでも賑やかな学びが展開されています。

3：自宅でもできるアルバイト

PC上で指定されたデータを入力するアルバイトなどを、希望者が実施できるように用意しています。

事前に若者にネット環境に関するアンケートを実施したところ、およそ半数が、wifiやPC等のネット利用のための環境が不足していることがわかりました。サンカクシャでは、そのような若者には無償での機材貸出とネット環境の整備をおこないました。

【今後の展望と課題】

サンカクシャでは、サポーター企業と連携して若者にアルバイトの機会を用意しています。現在若者からの「アルバイトがなくなって生活に困窮している」という相談が増えているため、オンラインでできるアルバイトを増やすべく、連携できる企業を探しています。

また、オンラインサンカクハウスの運営を共に支えてくださる個人サポーター（継続寄付）を募集しています。

ご支援、ご寄付をよろしくお願いいたします。

https://www.sankakusha.or.jp/donation/