ゲッツナーの防振材、14年後も新品同様:東京の109シネマズグランベリーモール 今年11月オープンの新しいグランベリーパークでも再び採用

防振分野におけるグローバルリーダーであるオーストリアの ゲッツナー・ヴェルクシュトッフェ(Getzner Werkstoffe GmbH、本社:オーストリア・ビュルス市)は、この度 2019年11月に新たにオープンするグランベリーパーク(東京、南町田)で、映画館の防振・防音のためにゲッツナーの Sylodyn®が再び採用されることになった、と発表いたしました。

防振分野におけるグローバルリーダーであるオーストリアの ゲッツナー・ヴェルクシュトッフェ(Getzner Werkstoffe GmbH、本社:オーストリア・ビュルス市)は、この度 2019年11月に新たにオープンするグランベリーパーク(東京、南町田)で、映画館の防振・防音のためにゲッツナーの Sylodyn®が再び採用されることになった、と発表いたしました。


遡ること14年前の2005年に、東京、南町田の109シネマズグランベリーモール& IMAXの効率的な防振および防音を実現するため、日本ゲッツナーはさまざまなタイプのSylodyn®による点支持防振材を60個設置しました。2018年にモールが閉鎖されたとき、ゲッツナーは防振材料の長期的特性について分析を行った結果、防振効率は96%(29dB)で、この材料は14年を経た後もなお、防振に関する要求仕様を完璧に満たしていたことがわかりました。 2019年11月に新たにオープンするグランベリーパークでも、映画館の防振・防音のためにゲッツナーの Sylodyn®が再び採用されることになったのも、当然のことと言えます。
観客にすばらしいシネマ体験を保証するために、映画館事業者は防振および防音の効率的なソリューションを探していました。外部の騒音源から映画館を保護するには、低い周波数による振動対策が必要でした。防振ソリューションの専門メーカーであるゲッツナーは、オーストリアのゲッツナー本社で生産される非常に防振効率の高い材料であるSylodyn®の各種タイプを基にした最適なソリューションを開発しました。60個のSylodyn®による点支持防振材は、2005年に現場に設置されました。
詳細分析
グランベリーモールは、地域の大規模再開発のため閉鎖されました。そして2018年、パッドは取り外され、分析試験が実施されました。ゲッツナーの専門家は、材料の長期特性について詳細な評価を行いました。「この数か月間、私たちは14年使用後の材料特性をSylodyn®のデータシート値と比較するため、取り外された2個の点支持防振材を分析しました」と、日本ゲッツナー代表取締役の瓜生英樹氏は説明します。
極めて優れた長期特性
2つのサンプルは、全体の状態については良好な状態として評価でき、色、寸法、形状の面で僅かに使用劣化が見られたのみでした。材料特性については、材料試験の結果、2005年のデータシート値と比べてもほとんど変化はありませんでした。瓜生は次のようにコメントしています。「比重やショア硬度、および静的ばね定数、動的ばね定数について試験を実施しました。結果はすばらしいものでした。防振効率は96%(29dB)で、材料は防振に関する要求仕様を完璧に満たしていたのです。」
14年間の使用後も、ゲッツナーの革新的な防振材料であるSylodyn®は、設置時と比較しても機能面でほとんど変化がありませんでした。「弊社の試験は、Sylodyn®の優れた長期特性をあらためて裏付けてくれました。この材料は、建物や機械の防振材として、壁、床、天井の間を絶縁し、床や階段の衝撃音を最小化するのに適しています」と瓜生は述べています。
新しいグランベリーパークにも採用
グランベリーモールは2000年に東京郊外の南町田にオープンしました。当初は10年間の暫定利用計画でしたが、東京都内に立地する主要なアウトレットモールとして瞬く間に人気となり、2006年には109シネマズグランベリーモール IMAXが 開業しました。地域の大規模再開発のため、2018年にモールは一旦閉鎖されましたが、2019年11月にグランベリーパークが新たにオープンします。証明済みの高い効率性と長期特性を考慮して、映画館事業者は、観客に完璧な映画体験を保証するために、引き続き騒音や振動を最小化するSylodyn®の採用を決めました。
 


画像1:旧109シネマズグランベリーモール&IMAXの入り口

 

画像2:旧グランベリーモールで、その高い効率と長期特性が証明され、新しいグランベリーパークにも騒音と振動を最小化するためにSylodyn®が設置されました


 


画像3:Sylodyn®の試験サンプル。上はSylodyn® NEで下はSylodyn® NF



画像4と5:たわみ曲線、振動減衰量。長期使用後も抜群の特性を誇るSylodyn®。14年間の使用後も96%の防振効率を維持


Sylodyn®製品について
Sylodyn®は、建物内の「クオリティ・オブ・ライフ」(生活の質)を高めるために、世界中で使われてきました。例えば、ニューヨークの15階建て高級マンションThe Touraineや、独ミュンヘンの住宅および商業地域アルヌルフパークのCentral and Park Panorama Towers、パリの文化センターLa Seine Musicaleなどです。
Sylodyn®はまた、世界最長の鉄道トンネル、スイスのゴッタルドベーストンネルのマクラギケース底部敷弾性パッドや、ロンドン地下鉄の軌道パッドといった主要鉄道路線にも採用されています。
Sylodyn®製品の特長
・クローズドセル型ポリウレタンフォーム
・高動的負荷容量
・最高24 N/mm²の耐荷重(短時間)
・低振幅依存性
・低クリープ特性
・実績のある長期的パフォーマンス(性能)
・優れた疲労強度
・最適システム設計のための細かな等級範囲(8標準タイプ)
・顧客仕様に合わせた防振設計
Getzner Werkstoffe GmbH
ゲッツナー・ヴェルクシュトッフェ(Getzner Werkstoffe GmbH、本社:オーストリア・ビュルス市)は
防振分野で世界をリードする会社です。同社は、1969年にGetzner, Mutter & Cie社の子会社として設立されました。同社のソリューションは、Sylomer®、Sylodyn®、Sylodamp®、Isotop® といった製品を基に展開しています。これらの製品はいずれも自社施設で開発、製造されており、鉄道、建築、産業機械部門での振動対策に使用されています。振動や騒音を低減し、構成部材の耐用年数を延ばし、鉄道軌道、車両、建物、機械などのメンテナンスコストを削減します。
ゲッツナーは防振ソリューションで世界市場に参入しています。オーストリアのビュルス本社とヨーロッパ各地の支社の他、日本、中国、ヨルダン、インド、米国にも拠点を構えています。当社の販売網は、ヨーロッパ、米国、南米、そして東アジアへと拡がっています。世界35カ国のパートナー企業ネットワークを通して、同社の製品は世界中で販売されていて、騒音と振動の低減を通して人々の生活環境の向上に貢献しています。
2018年、Getzner、Mutter & Cie、Getzner WerkstoffeとGetzner Textilは200周年を迎えました。200years.getzner.com
会社概要
設立: 1969年(Getzner, Mutter & Cie社の子会社として創立)
最高経営責任者: ユルゲン・ライナルター
従業員数: 490人(うち360人がビュルス勤務)
2018年度売上高: 1億30万ユーロ
事業分野: 鉄道、建設、産業機械
本社: ビュルス(オーストリア) 所在地: 北京、崑山市(中国)、ミュンヘン、ベルリン、シュツットガルト(ドイツ)、リヨン(フランス)、 プネー(インド)、アンマン(ヨルダン)、東京(日本)、シャーロット(米国)
輸出比率: 93%

 

このリリースに関するお問い合わせ先:

日本ゲッツナー株式会社
東京都中央区日本橋大伝馬町6-8 PMO日本橋大伝馬町7階
電話: 03-6842-7072
info.tokyo@getzner.com



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企業情報

企業名 日本ゲッツナー株式会社
代表者名 瓜生 英樹
業種 建築

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