震災を自分事にする…設定は大震災後の東京 「復興まちづくりキャンプ2019」開催

 震災の時、避難場所になる公園に、仮設住宅に見立てたテントを張り200人が暮らす。こんな社会実験が7月13日から3日間、小金井の都立小金井公園で行われる。  設定は大震災後の東京。避難所・仮設暮らしを疑似体験し、復興に思いを巡らす。被災者向けの住宅、仮設店舗・診療所・集会所などの仮設の「街」をつくり、災害時のコミュニティのあり方を考えようとの試みだ。震災が頻発する昨今、震災を自分事ととらえるきっかけとする。  主催は大学教授、自治体職員、ボランティアらによる「復興まちづくりキャンプ2019実行委員会」。  神戸・中越・東北・熊本から被災体験者や災害ボランティアを招いて交流する。お年寄りや子ども、障害者、外国人を含めた市民の参加を募っている。参加費は2泊3日の全プロ グラム(5食分の食費込み)大人5000 円、子ども1000円。  ホームページ https://r-cp.jp/

 私たち復興まちづくりキャンプ2019実行委員会[事務局(株)地域計画連合]は、首都直下地震等の大規模災害に対する「地域協働復興の普及啓発」の一環として、都民主体の活動により、参加者相互の学びを深めることをねらいとし、「復興まちづくりキャンプ2019」を開催いたします。

 東京が大きな災害にみまわれた時、暮らしとまちの復興をめざして私たち自身が「復興まちづくり」に立ち上がる必要があります。「復興まちづくりキャンプ2019東京」は、その時を疑似体験する3日間の合宿キャンプの試みです。

 ここでは、多くの都民とともに、避難及び避難所生活、仮設住宅(あるいは「みなし仮設住宅」)のあり方を考え、さらには、被災したまちの復興を模擬的に体験します。また、それらをふまえ、いわゆる「事前復興」(被害を最小限に抑えるための防災・減災のまちづくり)を考えます。

 具体的には、緑陰でのグループごとの話し合い、大テントでのシンポジウム、復興に関するアイデアコンテスト、子ども向けプログラムなどにより、楽しみながら参加者の防災・復興まちづくりへの理解を深めます。

つきましては、趣旨等ご勘案いただき、どうか貴媒体にて開催案内記事をご掲載いただきますようお願い申し上げます。また、開催期間中の取材につきましてもご協力いただきたくお願い申し上げます。

 ご不明な点がございましたら、事務局までお気軽に問い合わせください。

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〇 名  称  復興まちづくりキャンプ2019

〇 主  催 復興まちづくりキャンプ2019実行委員会 事務局 ㈱地域計画連合

〇 開催日時 令和元年7月13日(土)から7月15日(祝・月)まで

〇 開催場所 東京都立小金井公園 つつじ山広場(東京都小金井市)

〇 参加者 公募による(延べ1,000人)

〇 問合せ先 ㈱地域計画連合 電話03-5974-2021/E-mail: RCP@rpi-h.co.jp

〇 公式ホームページ等      ホームページ  https://r-cp.jp/

FBページ        https://www.facebook.com/rcp.jp/

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企画の趣旨

首都東京が大きな災害にみまわれた場合、私たちはくらしとまちの復興をめざす「復興まちづくり」に立ち上がることが必要です。救急救命・避難から地域コミュニティを活かし、行政と市民、企業の協力で「地域協働復興」に取り組むことが重要です。

このため、復興まちづくりキャンプでは都立公園を震災後のオープンスペースに見立て復興プロセスを模擬体験し、仮設市街地や事前復興を3日間の合宿研修で学びます。

企画の構成

キャンプは事前準備を踏まえ、2泊3日(被災7日後、3か月後、3年後と場面設定)の合宿を3つのステージで進めます。

 

事前準備

首都直下地震を被災した時に、地域の特性により、様々な被災状況、復旧のプロセスが想定され、課題が生じると考えられます。

行政においては防災都市づくりなど被害を軽減する事前対策に取り組み、市民は被災後の生活再建や復興まちづくりをイメージできることが課題と考えます。つまり、全国の被災地での復興プロセス事例やワークショップなどから、市民、企業が復興のための準備を自分ごととして課題を発見し、共有します。

 

合宿

事前準備の成果を生かして、都立小金井公園内に市民、ボランティア、専門家が協力し、仮設市街地をつくり、そこで共にくらしとまちの復興のありかたを語り合います。

 

●1日目(被災7日後 仮の住まい基地をつくる(避難生活期))

・見ず知らずの人が自主的な避難所・4村をつくります

(下町1区、都心2区、山の手3区、多摩4区など50人程度の4つの集団を想定)

・テントを活用した寝場所づくり、トイレ、シャ  ワーの工夫、運営ルールきめなど

・夕食は共同炊飯

 

●2日目(被災3か月後、仮設市街地を体験する (復興始動期))

・ラジオ体操、非常食の配給による朝食

・午前は全国の被災地復興リーダー10人を招いた  セミナーに自由参加

・仮設市街地(仮設集会所。仮設店舗、仮設事務所、仮設子ども塾等)を体験

・午後は「地域協働復興」をいかに実現できるか、シンポジウムで学ぶ

・各村では、地域復興協議会として復興まちづくりについて話し合い、疑問は専門家の相談をうける

 

●プログラム(予定/出演者敬称略)

◎緑陰セミナー

1)避難生活期のあらたな選択

 〇コーディネーター:石川永子(横浜市大)

 〇パネラー:頼政良太(NGO被災地協働センター(神戸)代表)、坂井誠仁(神奈川マンション管理士会幹事、311かながわ防災ネットワークマンション防災担当)、津久井進(弁護士・芦屋神戸市民法律事務所)

 

2)仮のまち(仮設市街地) 現地再建の方向性

 〇コーディネーター:濱田甚三郎(復興まちづくり研究所)

 〇パネラー:岩佐明彦(法政大学)、佐藤慶一(専修大学)、大月敏雄(東京大学)

 

3)復興まちづくり 各地の事例から学ぶ

 〇コーディネーター:加藤孝明(東京大学)

 〇パネラー:[阪神大震災]宮定章(NPOまち・コミュニケーション代表理事)、越山健治(関西大学社会安全学部教授)、[中越地震]稲垣文彦(公益社団法人中越防災安全推進機構理事)、[東日本大震災]村上誠二(陸前高田・長洞元気村事務局長)、阿部俊彦(気仙沼市内湾地区の復興まちづくり)、[熊本地震]佐々木康彦(元西原村役場、NPO故郷復興熊本研究所代表理事)

 

◎シンポジウム「事前復興を展望する、地域協働復興の条件」

基調報告「事前復興における復興の準備と事前のまちづくり」 中林一樹(実行委員会委員長、都立大学・首都大学東京名誉教授)

パネルディスカッション

 〇コーディネーター:中林一樹

 〇パネラー:津久井進(弁護士)、伊村則子(武蔵野大学)、佐藤慶一(専修大学)、加藤孝明(東京大学)、大月敏雄(東京大学)

 

●3日目(後被災から3年後 事前復興を学ぶ (本格復興期))

・各村で復興活動を整理し、各村の復興にいたる  活動のイメージや課題を発表し、事前の取り組みである「事前復興」を理解します。

・ルネッサンスキャンプ合同宣言をとりまとめる

・参加者も協力して仮設市街地の撤収を行う

 



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企業情報

企業名 復興まちづくりキャンプ2019実行委員会
代表者名 中林 一樹
業種 その他サービス

コラム

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