2019年1月21日の価値主義市場OPENへ向け、上場を希望するプロジェクトの募集を開始します。

価値主義市場とは、株式市場とは違ったルールで動く市場です。従来は、「お金になるビジネス」「儲かる企業」に多くの資金が集まる傾向にありました。一方、この価値主義市場は社会や個人が「応援したい」かという基準に基づき、お金が流れます。プロジェクトが応援チケットを発行します。プロジェクトを応援したいと思った人は、応援チケットを購入します。応援チケットには、特典をつけることも可能です。チケットの価格は需要と供給によって変動し、消費者間で売買することが可能です。また、発行した応援チケットが売買される度に、売買手数料の一部が応援チケットを発行したプロジェクトへと入るので、より継続的な資金を得ることが可能です。価値主義市場1月のオープンに向け、初期市場へ上場を希望するプロジェクトの募集を開始します。実際に上場できるプロジェクトはユーザー投票によって決定します。

 

株式会社YourTopia(所在地:東京都板橋区、代表取締役:竹内祐太)は、2019年1月の価値主義市場OPENにあたり、市場への上場を希望するプロジェクトの募集を、2018年9月14日(金)より開始します。

 

「価値主義市場・プロジェクト募集ページ」

http://props-trade.com

 

 

※※※

プロジェクトが応援チケットを発行。発行された応援チケットはユーザー同士で売買することができ、価格は需要と供給に応じて変動する。発行したチケットがユーザー間で売買される度に、売買手数料の一部がチケットを発行したプロジェクトへと入る。


※※※

 

【背景・解決したい課題】

世の中には、「お金」になりにくいけど「価値」があるものが存在しています。

社会貢献活動などはその代表例としてイメージしやすいかもしれません。他にも、文化的活動、地域活性化、NPO、NGOなど例を挙げるときりがありません。

しかし、これらが「価値のある活動」「ユーザーにとって良いサービス」だからと言ってお金になるとは限りません。

 

もう少し身近な具体例で考えてみたいと思います。

例えば

1、多くのユーザーに良質な情報を届けることを目的に広告なしで運営されているwebメディア

2、広告収入を目的にpv数を稼ぐ為だけに運営されているwebメディア

 

おそらく多くのユーザーが高い「価値」を感じるのは①ですが、多くのお金が入るのは②だったりします。

このような「価値」と「お金」のミスマッチは社会の至るところで起きています。その結果、個人や社会にとって本当に「価値」あるものが残りにくくなっていると言えます。

 

【実現したい社会】

現代社会では、お金が手段としてではなく目的として過剰に機能している場面が多いように感じています。

お金とは別に価値そのものが評価され、価値あるものにより継続的にお金が流れていく。そうした流れを作る事で、活動の意義やサービスの質など本質的な部分に目がいきやすくなると考えます。結果として、私たちにとってより良い社会を創っていけるはずです。

 

【現状の問題点】

「価値とお金が繋がりにくい社会」になっている原因や現状の問題点を2つ挙げたいと思います。

 

1、お金としての出口がないこと

一つ目は、お金としての出口がない事です。これは、社会的意義の高いプロジェクトに比較的多く当てはまるパターンです。

例えば、

貴子さんは、幼くして両親を亡くしました。大人になった貴子さんは、自分と同じ境遇の子ども達の力になりたいとの想いから「両親がいない子どもを支援するプロジェクト」を始めました。しかし、利益を生み出すことを前提とするビジネスと違い、プロジェクトから直接的にお金を得られる訳ではありません。

 

このように性質上「お金としての出口」を持たないプロジェクトでは、資金調達手段が限定される為に実現や継続が困難な現状があります。投資といった概念もないため規模を拡大させるのも難しいと言えます。

 

ー2、継続性の無さ

二つ目は、継続性の無さです。クラウドファンディング など資金調達手段の多様化により「0→1」の部分でお金を集めるハードルは低くなりました。しかし、「1→10」の部分における資金調達手段は限られています。寄付金・支援金で一時的に資金を募ることができても、その後も継続的に支援が得られる仕組は少ない現状があります。

 

例えば、

私は学生時代にゼミ活動の一環として限界集落の地域活性化活動に携わってきました。地域活性化というのは、短期間で成果が出るものではありません。長い期間継続する事で成果が表れるものだと感じています。このような、長期的に取り組む事で成果が出る活動においては、より継続的な支援が必要不可欠です。

 

社会全体を見ても「こんな事やります」「この為の資金が必要です」と何かを始める際に、お金を集める手段や支援体制は以前に比べ充実していると思います。その一方、「価値を育む過程」「その後の活動部分」における継続的な支援体制やお金を得られる仕組みは、十分とは言えません。

 

 

【解決策としての価値主義市場】

価値主義市場(props)は、プロジェクトが応援チケットを発行することで、プロジェクトの支援者と資金を募ることができる場所です。応援チケットには特典を付けることも可能です。発行された応援チケットは、支援者の間で売買することができ。チケットの価格は需要と供給によって変動します。

 

また、応援チケットが支援者の間で売買される度に、売買手数料の一部が応援チケットを発行したプロジェクトに入ること。オンラインルームでの支援者とのコミュニケーションや価値主義文化といった、より継続的にプロジェクトを支援するための仕組みがあります。

 

プロジェクト自体(価値そのもの)が評価の対象となり、お金が流れる事で「価値とお金が繋がった社会」を実現します。また、独自の仕組みにより継続的に価値を育むことを可能にします。

 

【価値の定義は「応援したい」かどうか】

価値主義市場における価値の定義はプロジェクトを「応援したいかどうか」という一点です。この基準にした理由は、大きく2つです。

 

1、絶対的な価値は存在しないこと

まず、「価値あるもの」というのは、人・社会・文化・時代背景によって大きく異なります。従って、価値を一概に数値化することは困難を極めます。その点、「応援する」という気持ちに委ねる事により、その時代・社会・個人が「価値を感じるもの」にお金を集めることができます。ですので、時代や社会の変化に対応することが可能です。

 

2、誰でも参加できること

特別難しい知識はなくても、「応援する」という気持ちは誰でも持っています。シンプルな基準なので、より多くの人が支援者として価値主義市場に参加できます。

 

【価値主義市場3つの特徴】

1、プロジェクト単位

価値主義市場では、組織や団体に限らずプロジェクト単位での応援チケット発行が可能です。その為、より細かな資金調達への対応や、より正確に価値を評価することができます。

基本的に、応援チケットを発行するプロジェクトの分野や属性は一切問いません。ですので、営利や非営利といった区別も一切ありません。そこには、プロジェクト自体を「応援したいか」どうかという基準があるのみです。

また、今後働き方が変化していく中で、プロジェクト単位での資金調達の必要性は一層高まると考えています。

 

 

2、高い継続性

発行した応援チケットが売買される度に、継続的にチケットの発行者に売買手数料の一部が入ります。

また、応援チケットにはオンラインルームへの入室権を付けることができます。オンラインルームでは、支援者とプロジェクト実行者がコミュニケーションをとったり、支援者向けに情報配信・活動報告などが出来ます。そのため、支援者とより継続的で良好な関係を築くこともできます。

 

3、価値主義文化

価値主義文化とは、簡単に言うと「多く与えた人が高い評価を受ける」文化です。

例えば、

1000円を持っている人より、1000円を支援した人の方が価値主義市場の中では、より高い評価を受けることになります。

「与える事=クール」という文化を創る事で、応援チケットの流動性を高めたり、より多くの投げ銭支援にも繋がると考えています。

 

また、将来的には与えた額の大きさに応じて

現実世界でサービスが割引、無料で受けれるなど、現実世界との連携を図り、与えた額(=価値資産)が一つの信用として機能することを目指します。

 

【上場について】

価値主義市場については、将来的に3部までの構成を考えています。

誰でも応援チケットを発行する事が可能な3部から、厳しい審査基準を通過したプロジェクトのみが揃う1部までです。

 

上場の基準は、ユーザー投票で決まるなど、プロセスの透明化に徹します。(この上場基準についても、コミュニティやプロジェクト実行者の皆さんとより良い形を築いていきたいと考えています。)

※市場オープン時の一部プロジェクトに関しては、例外的に運営で決定させて頂きます。

 

【価値主義市場はサービスではない】

価値主義市場はサービスとしてではなく、文化として存在します。価値主義市場の文化としての在り方は3つです。

 

1、オープン

価値主義市場には、内側(サービス運営)と外側(サービス消費者)という壁がありません。運営状況・情報・進行などの全てがオープンな状態です。(個人情報やセキュリティに関する重要な情報を除く)

 

2、参加型

価値主義市場の運営には、誰でも参加することが可能です。プロジェクトに協力することで、応援チケットをもらうことができます。プロジェクトの進行はコミュニティの意見を反映しながら進んで行きます。上場するプロジェクトもユーザー投票で決まるなど、全員が市場の創造者と言えます。

 

3、未完成

価値主義市場は常により良い形を目指し変化していきます。応援チケットを発行しているプロジェクト・支援者・コミュニティの参加者などの意見をもとに常にアップデートされます。そういった意味で、完成することはないと言えます。

 

【運営モデル】

継続的に市場の規模を拡大していく上での運営モデルとして、主に手数料からの収益で充当していきます。手数料は(新規発行チケット10%・売買手数料1%・投げ銭5%を考えています)

 

【今後の展開】

2019年1月21日の価値主義市場オープンに向け、まず2018年9月14日〜2018年10月10日までの期間で、応援チケットの発行(=上場を希望する)プロジェクトを募集します。

価値主義市場オープン時に上場できるプロジェクトは、集まったプロジェクトの中からユーザー投票によって決定します。ユーザー投票は11月1日〜11月30日で、多くの票数を集めた上位10プロジェクトが価値主義市場オープン時に上場する権利を得る事ができます。

 

価値主義市場の開発費用・運営費用に関しては、2018年10月5日より応援チケットを先行販売することで、資金調達をおこないます。

価値主義市場には、価値主義市場自身も一つのプロジェクトとして上場予定です。価値主義市場が発行するチケットを先行で販売し、購入してくれた支援者の方は、市場がオープンするのと同時にチケットの取引が可能となります。なお、チケットの価格や発行枚数に関しては、まだ未定です。

 

「価値主義市場・プロジェクトページ」

http://props9.com/

 

【将来のビジョン】

1、社会的・経済的インフラ

将来的には、社会的・経済的なインフラとなるような規模を目指していきます。社会や個人にとって価値あるものにお金が流れることで、私たちの手でより良い社会を築くことができます。

 

2、新たな経済圏

与えた額の大きさ(価値資産)が現実世界でも一つの信用として機能することを目指します。価値資産の大きさによって、物理的にも色んなメリットを受けられるようにします。

現在の社会では、お金の保有量が信用として機能しています。それとは別に、新しい評価軸を作ることで、社会を補完するものになると考えています。

また、価値主義市場では円ではなくproという単位を使用することを考えています。将来的には、proでも支払いや決済ができる社会を目指します。(こちらに関しては、状況を見ながら慎重に進めていきます)

 

【価値主義市場がもたらす変化】

また、価値主義市場が誕生することで、

1、利益主体からユーザー主体へ

2、今まで評価されていなかったものが評価されるようになる

3、新しいことにトライしやすくなる

4、目的に目がいきやすくなる

 

といった社会的な変化が考えられます。

 

【自分に正直に生きられる世界へ】

本プロジェクトの原案を考えたのは、23歳の春でした。その経緯には、自分の境遇・価値観・社会に対する問題意識など様々な要因が関与していますが、最も軸にあるのは、「自分に正直に生きられる世界」を創りたいという想いだと思います。

自分に正直に生きられる世界とは、簡単に言うと「自分らしくやりたい事ができる世界」と言うことが出来ます。しかし、当然ながら自分のやりたい事に時間を割けている人ばかりではありません。そして、その原因の一つはお金だと考えています。

何かに取り組む上でお金の問題は避けては通れません。それは、起業という選択をした私自身も同様でした。「やりたい事をやろう」「現状に縛られるな」と言うよりも、私は仕組みとして解決していきたいと考えています。

価値主義市場は、新しいお金の流れを創る事で、今までお金が流れなかった場所にも、より継続的にお金を届けることができます。支援者は、一時的で顔の見えない募金とは違った、新しい応援体験ができます。そして、この価値主義市場が当たり前となる事で、多くの人の想いを育み・より自分に正直に生きられる世界へ近づける事ができると確信しています。

次の常識を創るのは私じゃなく、私たちです。一緒に「新しいお金の流れと文化」を創っていきましょう。

 

【株式会社YourTopiaについて】

 

本社:〒175-0082 東京都板橋区高島平5-26-7

代表者:代表取締役 竹内祐太

設立:2017年01月19日

資本金:5万円

Tel:090-1143-2631

URL:http://yourtopia.co.jp/

事業内容:実験・アート



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企業情報

企業名 株式会社YourTopia
代表者名 竹内祐太
業種 その他サービス

コラム

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