いじめ問題解決を実現する「こども六法」出版のため、クラウドファンディングを実施中

山崎聡一郎が組織する「こども六法プロジェクト」は2018年9月3日よりCAMPFIRE上にてこども六法出版費用調達のためのクラウドファンディングを実施中です。我々大人にとって法制度は普段意識することがないほど当たり前なものです。そして、その当たり前故に私たちは誰かに殴られたり、お金やモノを取られたりする心配をせずに生活できています。その当たり前を子供にも、その第一歩となるプロジェクトです。

法教育の新たな可能性

法務省が中心となって推進する法教育、近年その必要性が益々高まっています。

今や最低限の法知識と法的なものの考え方は、社会で生きていく上で必須の能力です。

そんな中私は「誰でも読める法律書」として法教育副教材「こども六法」を作成しました。本教材が画期的なのは単に法教育で有用な教材であるというだけでなく、「いじめ」という重大な教育問題の一つを、本来はいじめ問題解決を意図していない法教育の副次的効果として解決出来るという点にあります。

 

子供社会は骨折られ損

いじめは犯罪です。傷害・暴行・強要・窃盗・名誉棄損・侮辱、どれも大人の世界であれば警察に逮捕され、法廷で裁かれることになります。しかし閉鎖的な学校社会では独自の秩序が醸成され、市民社会のルールは通用しません。だから加害者は「どんなに酷いことをしても大丈夫」という安心感をもっていじめに臨みますし、被害者も逃げ場がないまま苦しい状況が永遠に続くように感じます。

私も小学生時毎日が苦痛で、死にたいと何度も思っていた一人です。先生は見てみぬふり、左手首を骨折させられたこともあります。「これでは骨折られ損だ、こんなのおかしい」という感覚の正しさを知ったのは中学校で六法全書と出会った時です。同時に被害当時の自分が知っていればと後悔したものでした。

 

「人権を守るためのルールがあり、制度がある」はいじめ脱出の突破口になる

「こども六法」に書かれた法律は「みんなのルール」であり、権利の救済は誰でも正当に主張できるものです。被害者がそれに気づくことが出来れば、以下の方法でいじめ脱出を実現する可能性が出てきます。

 

①警察や弁護士、報道機関など学校社会の外に助けを求めることが出来るようになり、法制度を通じた解決に向かうか、いじめ防止対策推進法に基づいて学校が対処せざるをえなくなる

一見すると教師の負担を増大させるように見えますが、発見が困難とされるいじめが即時に対応の必要性とともに顕在化するようになれば教師の日常的ないじめ探索の労力を軽減出来ます

 

②良くも悪くも子供社会は権威社会。より上位の権力、特に自分たちの隠れ蓑として認識している「学校」の外側によるペナルティを示唆されればその段階で加害行為を中止する

この突破口のミソは、実際に法的な対処をせずとも「法に基づいて対処するポーズをする」だけで効果がある点です。「学校に守られている」感覚の強い加害者は「学校から放り出されて罪を問われるかもしれない」と思い至るだけでいじめを停止します。

 

これらは内藤朝雄(2001)を始めとするいじめ研究の知見からも主張されています。対症療法としての効果性だけでなく、未然防止の観点からも有効なのです。

 

大人の当たり前を子供の当たり前に

我々大人にとって法制度は普段意識することがないほど当たり前なものです。そして、その当たり前故に私たちは誰かに殴られたり、お金やモノを取られたりする心配をせずに生活できています。そんな当たり前を知っている私たちだからこそ、一緒にその当たり前を子供たちに広めていきませんか?

9月3日より、CAMPFIRE上にて「こども六法」の出版費用を募るクラウドファンディングを実施しています。

https://camp-fire.jp/projects/view/95629

大人の当たり前を、子供にももたらすために―――あなたの力を貸してください!

 

 

【著者プロフィール】

山崎聡一郎

教育研究者、写真家、声楽家、俳優。慶應義塾大学総合政策学部卒業。学部生時代より「法教育といじめ問題解決」をテーマに研究活動を行い、優秀卒業プロジェクト選定、法と教育学会学会誌「法と教育Vol.7」に於いて研究ノート掲載、慶應義塾大学より研究奨励金を受給して法教育副教材「こども六法」、法教育教材「こども六法すごろく」を作成する等の研究業績がある。現在一橋大学大学院社会学研究科修士課程在籍、慶應義塾大学SFC研究所所員、法と教育学会正会員、日本学生法教育連合会正会員。

現在劇団四季「ノートルダムの鐘」等ミュージカルの舞台を中心に声楽家・俳優としても活動している。



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企業名 山崎聡一郎
代表者名 山崎聡一郎
業種 教育

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