リアルタイムで計測可能な光合成計測装置「光合成計測チャンバー PhotoCell フォトセル」プロト版のモニターを募集

農林水産

協和株式会社は、国立大学法人愛媛大学、PLANT DATA株式会社と共同開発している「光合成計測チャンバー　PhotoCell フォトセル」のプロトタイプ版のモニターを募集します。

水耕栽培設備メーカーの協和株式会社(本社：大阪府高槻市、代表取締役：野澤重晴、以下協和)は、国立大学法人愛媛大学（愛媛県松山市、学長：大橋裕一）、PLANT DATA株式会社（愛媛県松山市、代表取締役CEO：北川寛人）と共同開発している「光合成計測チャンバー　PhotoCell フォトセル」のプロトタイプ版のモニターを募集します。

最大10件、2018年７月11日から募集いたします。

【PhotoCellフォトセル概要】

名称：光合成計測チャンバー PhotoCell フォトセル

サイズ：縦2200mm × 横540mm × 幅1100mm

フォトセルは開放型同化箱法を応用した計測システムです。植物個体全体を内包するチャンバー内の環境とチャンバーに流入出する空気をセンシングし、個体全体の光合成速度と蒸散速度をリアルタイムでモニタリングすることができます。

【特長】

・光合成と蒸散の速度をリアルタイムでのモニタリングができます。植物の活動状態を即時に把握できるので、適切な作物の栽培管理に活用できます。

・独自の技術と機構の採用により、栽培している状態で、個体全体の光合成速度、蒸散速度の計測が可能です。

・本体は植物個体全体を包むように吊り下げて使用するため、設置が容易です。

【開発背景】

フォトセルは農林水産省の委託プロジェクト「人工知能未来農業創造プロジェクト（「AIを活用した栽培･労務管理の最適化技術の開発(研究代表者：愛媛大学高山弘太郎教授)」の一環として、開発・実証実験を行っている製品です。

ICTやIoTなどの最新技術により、農業の生産効率と省力化を向上させることで、農業が高度な産業へと発展しつつあります。なかでも植物の生育状況を把握する技術は、最重要技術として位置づけられつつあります。フォトセルの開発にあたっては、植物の生長の要である光合成に着目し、光合成速度計測、光合成の環境応答の見える化、Webアプリを通じたリアルタイム把握を実現する製品として、実証実験を進めています。

【モニター募集概要】

■応募期間

2018年7月11日～2018年7月31日

■募集件数

10件

■応募条件

・2018年10月から2019年3月までの１〜３ヶ月間、フォトセルのプロトタイプを設置し、生育中の作物を対象とした光合成計測を行って頂ける施設生産の農場（試験研究機関の施設を含みます）

・フォトセルを設置した農場の環境情報と労務情報の提供にご協力頂ける農場（状況に応じてご相談させて頂きます）［ご提供頂いた情報は、モニター規約に基づきフォトセルの製品開発にのみ利用します。外部に公開されることはありません］

■応募特典

・モニター期間中、フォトセルで計測している作物の光合成速度、蒸散速度をWebアプリでご覧頂けます。スマートフォンなどのポータブルデバイスでもご利用可能です。

・モニター期間中、PLANT DATA株式会社の生育ケルトンサービスを10％オフでご利用頂けます（トマトのみの対応とさせて頂きます）

■応募方法

フォトセルデモ機の展示：2018年 7月11日（水）～13日(金)に東京ビックサイトで開催される「GEPC施設園芸・植物工場展」の協和株式会社ブースにフォトセルのデモ機を展示予定です。詳細については、ブースにお越し頂き、フォトセルモニター希望の旨お申し出頂きたくお願い申し上げます。当選発表は、ご当選者様へのご連絡をもってかえさせていただきます。

【関連機関概要】

■国立大学法人愛媛大学

学長：大橋　裕一

所在地：〒790-8577　愛媛県松山市道後樋又10番13号

設立： 1949年5月31日

URL ： http://www.ehime-u.ac.jp/

■PLANT DATA株式会社

所在地：〒790-8566　愛媛県松山市樽味3丁目5番7号

設立： 2014年9月17日

事業内容：植物生体情報の計測と解析、その活用に関するサービス他

URL ： http://www.plantdata.net/

■協和株式会社