日本僑報電子週刊、島田晴雄氏の訪中報告を掲載―「島田村塾三期生有志の中国湖南省研修訪問」

島田晴雄氏が訪中報告を発表―「島田村塾三期生有志の中国湖南省研修訪問」

http://www.haruoshimada.net/izumi/2018/05/post-f082.html

【日本僑報社発】著名な経済学者で若手経営者たちの私塾「島田村塾」を主宰する島田晴雄氏（慶應大学名誉教授、首都大学東京理事長）は４月19日から22日まで、同塾三期生の有志とともに中国湖南省を訪問した。訪問団は、日本僑報社の段躍中編集長が企画・運営し同行した。

島田氏は訪問期間中、客員教授を務める湖南大学で巧みな中国語を使って特別講演を行い、中国人学生たちの日本語や英語による質問に答えるなど、国境を超えた交流を繰り広げた。

その模様がこのほど、島田氏のブログ「世界情勢」の記事「島田村塾三期生有志の中国湖南省研修訪問：とりわけ現地での議論の内容の紹介」で詳しく紹介された。

島田氏は、とくに講演での学生たちとの質疑応答、政府機関関係者とのディスカッションの内容を詳報。その理由について「今回、湖南大学での学生諸君との質疑の質は前回にも増してかなり高度で充実していたので、最近の中国の一流大学の学生諸君の知的水準と彼らの関心事を、私のこの報告でやや詳細に伝えたかった」「湖南省の湘潭県経済開発特区での議論は、かなり突っ込んだもので私の長いコメントに対し相手方が最終的に大いに共鳴されたので、意味があったのではないかと思い、日中の議論の一つの有益な例としてこの報告で紹介した」などと説明。

日本政府の「働き方改革」や米中貿易摩擦、中国の発展に対する日本の見解、さらに現地が進める外国企業誘致の状況など、学生や政府機関関係者との熱心な質疑応答、議論の模様を詳しく伝えた。

※ 島田晴雄ブログ「世界情勢」

「島田村塾三期生有志の中国湖南省研修訪問：とりわけ現地での議論の内容の紹介」(５月２日掲載)

http://www.haruoshimada.net/izumi/2018/05/post-f082.html

※湖南関連書籍のご案内

その一、『湖南省と日本の交流素描―中国を変えた湖南人の底力』http://duan.jp/item/106.html

湖南省と日本の交流史を知る上大変貴重な一冊です。この本の出版を機に、一層日中友好が深まるように期待します。

石川好氏の著書『湖南省と日本の交流素描』を推薦します、ぜひご一読下さい。

日本湖南省友の会 日本湖南人会特別顧問

元内閣総理大臣 村山富市

【内容紹介】今から100年以上も前、湖南省と日本の間には深いつながりがあった。それは日中2000年の交流史の中で最も友好的な時代であった――。

この事実を果たして今どれだけの人が知っているだろうか。日本に学び「中国の西郷隆盛」と呼ばれた中国の若き湖南人革命家黄興、湖南人の熱い気質に憧憬の念を抱き自ら長沙を旅した文人芥川龍之介、毛沢東は辛亥革命を支えた革命家宮崎滔天に直筆の手紙を送っていた･･･。

歴史の片隅に追いやられていたこれらの意外な事実から、これまで知り得なかった日中交流の新たな側面が浮かび上がる。

本書には、忘れ去られてしまった湖南省と日本の魂の交流にスポットを当てることで、読む人に改めて日中交流のあり方を見つめ直してもらい、両国間に再び美しい友好の花を咲かせたいという願いが込められている。

その二、『湖南商人』http://duan.jp/item/131.html

【内容紹介】本書は、湖南の実業家、経済人という余り知られていない分野の先人たちに光を当て、清朝末以来の輝かしい「湖南商人」の的実績を紹介しており、日本の人々にも読んで貰えることは、とても喜ばしいと思う。湖南省は曾国藩，毛沢東ら多くの政治家が輩出したが、商売の才能を持つ人材が少ないとも言われてきた。しかし、政治家、軍人に優るとも劣らない湖南人の経済面の実績を、改めて明らかにすることが出来た。

日本湖南人会・日本湖南省友の会設立三周年を記念して、『湖南商人』を日本語で刊行したことは、まさに故郷からの新しい風であり、企画者として望外の喜びある。これからの新しい湖南人イメージは、政治家、軍事家、文化人だけではなく、経済人としても、中国の他地域の商人に負けない力を証明できたといえるだろう。湖南省と日本の交流には、この新しい風に乗って、新しい一頁が開かれると信じている。――段躍中の序文より抜粋