クールジャパンアワード2017受賞の「農家民泊」を世界NO.１ビジネススクールの学生が体験

　英フィナンシャル・タイムズが毎年発表する「世界MBA ランキング」で、2 年連続世界ランキング１位（2016,2017）に輝いたフランスのビジネススクール・INSEAD（インシアード）の大学院生が3月3日～4日、長野県飯田市を訪れ農家に滞在し、世界に誇れる日本文化を認定する「クールジャパンアワード」を昨年受賞した「農家民泊」を体験、日本の伝統的な暮らしや農業に触れました。

　訪日外国人の増加に伴い外国人観光客の関心が「モノ消費」から「コト消費」へとシフトする中、INSEAD ジャパントリップ実行委員会では、東京や京都など主要観光都市以外の地方旅行における、新たな観光資源のモデルケース構築に地方都市と連携して取り組んでおります。

　訪日観光客（インバウンド観光客）は2017 年に2,800 万人を突破し、アジアの経済成長等を背景に今後も拡大が見込まれます。拡大に伴い、買い物などの「モノ消費」から体験などの「コト消費」へとニーズが変化しており、リピーター観光客の93%は東京・京都などの主要観光地以外の日本の地域への訪問に強い意欲を示し地元住民との交流等を求めています。（※）

　INSEADジャパントリップ実行委員会では、飯田市と連携して受入れ農家との交流を高めるためのIT の試験的活用を行うほか、参加後はフィードバックを行い、観光客を地方に呼び込むためのモデルケース構築を目指します。

※日本政策投資銀行『DBJ・JTBF アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査（平成29 年版）』

【参考資料】

１．INSEAD（インシアード） ジャパントリップ実行委員会（代表：巻島隆雄）

同校に在籍する日本人学生が日本の魅力を紹介するために設立された組織です。日本各地を訪問する「ジャパントリップ」を毎年開催しており、今年の2 月28 日～3 月6 日は北米やヨーロッパ・アフリカなど約20 か国出身の計40 人の学生が来日しました。期間中の3 月3 月～4 日には、世界に誇れる日本文化を認定する「クールジャパンアワード」を昨年受賞した長野県飯田市の「農家民泊」を体験。

 

２．INSEAD（インシアード）

フランスのフォンテーヌブロー、シンガポール、アブダビにキャンパスを持ち、約80 ヵ国から約1,000 名の学生が在籍。英ファイナンシャルタイムズ紙のランキングにおいて、2016 年・2017 年連続で世界１位の座を占めるビジネススクールです。
 

３．INSEAD ジャパントリップ旅程

2月28日（水）

学生来日

午後：京都に夕方集合し、歓迎パーティを実施

3月1日（木）

終日：京都観光及び伝統文化体験（座禅、着物の着付け、茶道等）

3月2日（金）

午前：京都観光

午後：移動開始、夕方に有馬温泉着（温泉旅館宿泊、宴会）

3月3日（土）

午前：有馬温泉を出発

午後：飯田着。体験１日目（受入れ農家ごとに家族交流）

3月4日（日）

午前：飯田体験2日目（人形浄瑠璃実演、旧小学校での給食体験、伝統工芸（水引製作）体験ワークショップなど）

午後：移動開始、夕方に東京着

3月5日（月）

午前：観光（築地市場・相撲部屋見学、浅草散策等）及び自由散策

午後：送別パーティを実施

3月6日（火）

学生帰国