伝説のゲームブック『ブラックオニキス』がキンドルで復活！

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2017年12月21日、幻想迷宮書店から、名作ゲームブック「スーパー・ブラックオニキス」の電子書籍リメイク版「ブラックオニキス・リビルド」（税込み500円）がamazon kindleにて配信スタートします。

電子書籍専門の制作会社、幻想迷宮書店（本拠地：東京都練馬区）は1980年代に東京創元社より刊行された珠玉の名作ゲームブック「スーパー・ブラックオニキス」を装いも新たにリメイクし「ブラックオニキス・リビルド」（税込み500円）として、2017年12月21日よりamazon kindleにて配信スタートします。

■王道！剣と魔法の世界を生き抜くバーバリアンヒーローの物語

英雄となる野望を持つ若き剣士テンペストは、ある戦で敗れ彷徨ううちに「呪われた街」に辿り着く。そこには、富と永遠の若さをもたらす秘宝「ブラックオニキス」が隠されているという。テンペストはブラックオニキスを探す中で、さまざまな人間と出会い、大切な仲間を得て、成長していく。残された日数はあとわずか。あなたはテンペストとなり、見事ブラックオニキスを発見し、街を救うことができるか。

amazon kindleにて予約受付中

https://www.amazon.co.jp/dp/B077MWX7S4

■懐かしいけど、新鮮！“『電子』ゲームブック”

ゲームブックとは何か？簡単に言うと、ストーリーが読者の判断で変化する冒険小説（のようなもの）です。物語の舞台はさまざまで、読者は主人公になりきって物語を読み進めるのですが、途中何らかの事件が発生すると、それに対してとることのできる行動が複数の選択肢として提示されます。これら選択肢の中から自分のとりたい行動を選び、指示されたページ（パラグラフ）を読みます。これを繰り返してハッピーエンドを目指します。ノベルゲームのご先祖さまと言ってもいいかもしれません。

1980年代、全国的に大ブームとなり、どこの書店に行ってもゲームブックのコーナーがありました。ファミコンをはじめとした家庭用ゲーム機の普及で一時のようなブームはなくなったものの、“サイコロを振る”、“紙と鉛筆を使って、地図を描いたり、メモを取ったりする”といったＴＲＰＧにも通じるアナログ要素はゲームブックならではの味として、今でも根強くファンから愛好されています。幻想迷宮書店では、このアナログ的なゲームブックの良さはそのまま残しつつ、面倒なページ移動はアプリ処理による１タップで行える形で、いいとこ取りした新時代のゲームブックとして、過去の名作を含めた多くのラインナップを配信しています。

■“ブラックオニキス”は知る人ぞ知る名作中の名作！

1987年、東京創元社・創元推理文庫から、国産ＲＰＧの傑作『ザ・ブラックオニキス』を原作としたゲームブック『スーパー・ブラックオニキス』が出版されました。

2017年12月21日に配信がスタートする『ブラックオニキス・リビルド』は、これをバグ（誤植）フィックス、バランス調整などを加え、オリジナル作品としてリメイクしたものです。著者は、『SORCERY!』のスティーブ・ジャクソンにも劣らないと謳われた日本人作家『ドルアーガの塔』『パンタクル』シリーズの鈴木直人。

本作最大の特徴は、主人公に加えて三人の仲間と共に冒険し、戦う、パーティシステムを実現している点です。また、冒険の舞台となる６つのダンジョンは一筋縄ではいかない複雑なギミックに溢れ、あなたを悩ませまる一方で、地道に情報を整理することで正確なマップが書けるようになっていて、攻略に欠かせない要素となります。わずか600パラグラフにこれでもかというくらいに密度高く詰め込まれたロールプレイングゲームは高い次元で冒険小説と融合しており、その完成度は神がかり的と言ってもいいでしょう。

■キンドルリーダーってお高いんでしょ？

……と思われている方が、本当に多いんですが、実はキンドルリーダー“アプリ”はＰＣでもスマホでもどんなプラットホームでも無料でダウンロードできます。月額課金などもありません。キンドルリーダー“専用端末”が有料で販売されており、amazonがこれを推奨しているので、ついつい勘違いしがちですが、それとは別に無料で提供されているリーダーアプリを利用すれば、普段お使いの慣れた端末で問題なくキンドル書籍を読めるのです。このことは意外と知られていません。