三井記念病院の「総務系システム」が本稼働を開始

医療・健康

三井記念病院の「総務系システム」が本稼働を開始しました、東芝ソリューション販売のシステム構築により就業・人事・給与データの一元管理が実現したものです。

東芝ソリューション販売株式会社(本社：神奈川県川崎市／取締役社長：大和田昭彦／以下、当社)が納入構築した、社会福祉法人三井記念病院(東京都千代田区／理事長：岩沙弘道／院長：髙本眞一／以下、三井記念病院)の就業管理と、人事・給与業務での効率改善を実現する「総務系システム」が、本稼働を開始しました。

三井記念病院は、1906 年(明治39 年)、三井家総代三井八郎右衞門が、貧困により医療を受けられなかった人たちのために私財を投じて設立した、財団法人三井慈善病院をルーツとしています。100 年を超える歴史を積み重ねてきた現在も、創立以来の理念が変わることなく、三井グループの支援のもと、医療に尽力しています。

今回、本稼働を開始した三井記念病院の総務系システムは、就業管理、人事・給与業務、それぞれの業務データを連動、総務部門の作業負荷を改善し、医療現場を支える事務の効率運営と、人的資産の管理により最適な組織運営を実現しました。

三井記念病院には、病院特有のさまざまな就業パターンに加え、医師、看護師、コメディカル、事務職員などの職種があり、複雑な勤務体系の管理、各スタッフの情報検索や退職者の情報照会に大きな工数を要していました。

当社は、医療機関をはじめとする、製造業や、文教分野などにおいて、さまざまな勤務形態を持つ、総務系システム構築の実績があります。システム構築と並行して運用環境の整備を進め、従来ではシステムが分断していたことで発生していたデータの重複管理や、紙資料での運用により生じていたデータ収集のタイムロスを解消し、三井記念病院の多様化する勤務実態の可視化と、人事情報の一元管理機能を提供しました。

また、給与システムへのデータ反映、採用計画、育成計画、配置計画など、経営層への人事提案に必要となるデータ活用など、システム導入により総務部門での作業負荷となっていた課題を解決し、病院経営の効率化と省力化を実現しました。

当社は今後も、一貫した社会福祉の精神に基づき、高度な医療を絶えず提供する三井記念病院の取り組みに、

最適なソリューションと各種サービス提供を通じて、医療現場を支える人的財産管理でのデータ分析、急速な社会環境の変化に追従する、質の高いタイムマネジメントなど、将来を見据えた総合的な人材管理を可能とする新たなビジネスモデルを提案していきます。

＜総務系システムの特長＞

1.総務系データの一元管理

就業管理、人事・給与それぞれのシステムにおいて、個人や組織、その他のマスタ情報など全てのデータが連動することで、データの重複管理を解消しました。

2.病院特有の就業パターンや職種に対応

病院特有のさまざまな就業パターンに加え、医師、看護師、コメディカル、事務職員など全ての職種に対し、

リアルタイムで就業状況の把握、勤務区分毎の休暇や勤務日数の管理、時間外手当の集計や給与へ反映するデータの自動生成を可能としました。

3.多面的な人事管理による院内管理体制の効率化

職種別での年齢構成や勤続年数など多面的な人事データ管理により、迅速な情報検索を可能とすることで、

院内管理体制の効率化と省力化を実現しました。