障がい者アート×アパレル　「着るArt」親子リンクコーデで新しいファッション・スタイルを提案

2017年7月に新聞や週刊誌やウェブメディアなどに大きく取り上げられた天才少女画伯がいる。福井県鯖江市の吉崎莉菜さん（１３）だ。

２０１５年に発達障害があると分かってからアクリル画を始め、２０１６年から障がい者アート協会（埼玉県）運営の絵画投稿サイト「アートの輪」にRINAというアーティスト名で投稿した作品が国内外から注目を集め、そのことが報道され一躍有名人となった。

そんな吉崎莉菜さんの作品が「着るArt」としてTシャツ商品になり今月25日から販売が開始された。

（販売：LINKIDS　https://linkcode.jp/wearable-art/）

吉崎莉菜さんのアート作品はTシャツ以外にもスマホケースやポストカードなどの商品化も決定しており、既に販売されているものもある。障がい者の作った製品を専門に扱うネット通販のBTOKによると、いずれの商品も販売は好調のようだ。

（販売元：BTOK　http://www.btok.jp/shopbrand/other/）

吉崎莉菜さんが注目されるきっかけとなった障がい者アートを支援する活動を行っている一般社団法人障がい者アート協会の熊本豊敏代表理事はこう語る。

「今回の事例により協会の活動として障がいのある人と企業を繋ぎ、その作品を世に出すところまではできたと思います。その結果RINAさんの作品が【親子のコーディネイト】という素敵なコンセプトを持つ商品に生まれ変わりましたので、当協会もこの流れを最後に社会に繋げるためにもうひと頑張りしなくてはいけないと思うと同時に、第二、第三のRINAさんを見つけ、一人でも多くの障がいのある人と企業を繋いでいきたいと考えています。」