ファイルメーカー、iPadとFileMakerのビジネス導入事例を発表

食肉加工メーカーの信州ハムが自社独自の製造工程に合わせて生産管理システムをFileMakerプラットフォームで内製化ファイルメーカー株式会社(東京都港区六本木)は本日、iPadとFileMakerのビジネス導入事例を発表しました。食肉加工品の製造および販売を行う信州ハム株式会社(長野県上田市)は、基幹事業であるハム・ソーセージ製造の生産工程を管理するシステムをFileMakerプラットフォームで構築し、旧システムから刷新しました。この新システムは内製化で独自開発されたもので、生産工場に配備されたiPadから各工程の詳細なデータがリアルタイムで収集されます。蓄積されたデータは自動的に集計、分析されて生産現場の歩留まり管理や原価管理の見える化に貢献しています。

報道発表資料

2017年8月21日

 

ファイルメーカー、iPadとFileMakerのビジネス導入事例を発表

食肉加工メーカーの信州ハムが自社独自の製造工程に合わせて生産管理システムをFileMakerプラットフォームで内製化

 

ファイルメーカー株式会社(東京都港区六本木)は本日、iPadとFileMakerのビジネス導入事例を発表しました。食肉加工品の製造および販売を行う信州ハム株式会社(長野県上田市)は、基幹事業であるハム・ソーセージ製造の生産工程を管理するシステムをFileMakerプラットフォームで構築し、旧システムから刷新しました。この新システムは内製化で独自開発されたもので、生産工場に配備されたiPadから各工程の詳細なデータがリアルタイムで収集されます。蓄積されたデータは自動的に集計、分析されて生産現場の歩留まり管理や原価管理の見える化に貢献しています。

 

本事例の詳細とビデオをこちらでご覧いただけます。

http://www.filemaker.com/jp/solutions/customers/stories/shinshu-ham

 

長野県上田市に本拠を置く信州ハムは、20年以上前に導入した旧システムに次のような問題を抱えていました:サポート期間が終了、生産品目の変更や事業の成長に合わせた柔軟な改変が不能、紙の日報からデータ入力する事務作業負担の増大、経営判断に必要な重要な情報(生産量、歩留まり、原価管理)を得るのに時間が掛かるうえ精度も十分でない。同社はFileMakerプラットフォームでこれらの問題を解決しました。

 

FileMakerを採用した理由について、生産管理システムの開発プロジェクトを主導した経営企画部 部長(兼)社長室 室長 小口昇氏は次のように述べています。「食肉加工の工程は大変複雑です。当社独自の製造工程に合わせた生産管理システムの構築をシステム開発業者に外部委託した場合、非常に高額な費用が掛かることがわかりました。初期投資をなるべく抑えた形で導入すること、生産現場を見える化すること、現場からの改善依頼にフレキシブルに対応することが重要な課題であったので、『小さく導入して大きく育てる』ことのできるFileMakerで内製化することに決めたのです。」

 

新システムの設計および開発は、株式会社信州ハム・サービス 取締役 情報管理部 部長の土屋光弘氏と、信州ハム 生産管理部 主任の織部航氏の2名が担当しています。土屋氏が情報収集のために参加した「FileMakerカンファレンス」で食品メーカーの事例を目にしたことが、FileMaker導入提案のきっかけになりました。土屋氏は開発プロジェクトの経験を次のように述べています。「実際に動作するプロトタイプを短期間で作成できました。早い段階で現場に見せられたことで理解が進み、具体的なフィードバックを得られ、修正や改善の要望を数多く取り入れることができました。本稼働したシステムは現場で活用され易い、使い勝手の良いシステムになったと思います。」

FileMakerカンファレンスについて、詳しくはこちら: http://www.filemaker.com/jp/conference/2017/

 

開発の中心を担った織部氏は、製造現場や生産管理事務に従事した経験があるシチズンデベロッパーです。「私はVBAやC言語の経験はありましたが、FileMakerは初めてだったので4日間の集中トレーニングを受講して開発手法を学びました。すぐにロースハム製造のプロトタイプ作成を開始し、3か月後には現場テスト、半年後には仮稼働しました。FileMakerは習得が容易なので、現場を知る社員が社内開発できます。また、開発も迅速で柔軟性があるので、本稼働後も現場からの改善依頼に対応できます。」(織部氏)

 

新システムによりトレーサビリティも向上し、ある原料がどの製品に使われたか、と上流から追跡することも、この製品にはどの原料が使われたか、と下流から追跡することも瞬時にできます。同社代表取締役社長の宮坂正晴氏は、今後の展望としてトレーサビリティをさらに一歩進めたいと構想しています。「現在は包装までの管理ですが、今後は出荷先の小売店まで追跡できるようにしたいと思っています。より確実に店頭まで追跡できるトレーサビリティを確立して、お客様に安全な食品をお届けしたいからです。」

 

ソリューション概要:

信州ハムでは製品の原材料である生肉の入荷・解凍から製造、包装、そして箱詰めして出荷という全工程のうち、生肉の段階から包装までをFileMakerベースの生産管理システムで管理。iOSアプリのFileMaker GoをインストールしたiPad Air 約50台が工場内に配備。FileMaker GoはWi-Fiを通じてFileMaker Serverに接続し、このサーバーは外部業者のクラウド上で稼働。工場内では工程ごとにiPadが配置され、作業や計量が済むたびにデータを入力。データは常にリアルタイムでサーバーに送られ一元管理。生産管理の事務所では、製造の進捗が工程ごとにひと目でわかるように70インチの巨大モニターで表示。最新状況の把握や遅れなどのトラブルへもリアルタイムで対処可能に。

 

導入効果:

生産現場の見える化:歩留まりや原価管理のリアルタイム把握が実現。

フレキシブル対応:現場ユーザからのシステム改善要望や管理者からの機能追加依頼に柔軟に対応。

初期投資を抑制:ロースハム、ベーコン、ソーセージと製品ごとに段階的に開発および稼働したこと、また内製化したことで実現。

ペーパーレス:手書きした紙からのデータ入力や再入力が不要。

蓄積したデータを分析し、戦略計画や経営判断に活用。

 

【ファイルメーカー社について】

ファイルメーカー社は、iPad、iPhone、Windows、Mac、Webのすべてにわたってシームレスに動作するカスタム Appを簡単に作成するためのシンプルでパワフルなソフトウェアを提供します。多くのビジネスチームが業務プロセスを効率化するためにFileMakerプラットフォームを活用し、チーム全体の生産性を向上させています。米国本社のFileMaker, Inc.はApple Inc.の子会社です。日本法人のファイルメーカー株式会社はFileMaker, Inc.の子会社です。

 

ファイルメーカー社について詳しくはこちら:

http://www.filemaker.com/jp/

 

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© 2017 FileMaker, Inc. All rights reserved. FileMaker、ファイルメーカー、FileMaker Go およびファイルフォルダロゴは、米国およびその他の国々で登録された FileMaker, Inc. の商標です。FileMaker WebDirect は、FileMaker, Inc. の商標です。その他のすべての商標は該当する所有者の財産です。



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企業名 クラリス・ジャパン株式会社
代表者名 ブラッド フライターグ
業種 コンピュータ・通信機器

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