東都生協の「新OCRシステム」が稼働開始～手書き注文書の高精度読取と処理により組合員の利便性を向上～

東芝ソリューション販売株式会社(本社：神奈川県川崎市／取締役社長：大和田 昭彦／以下、当社)が納入した、東都生活協同組合(本社：東京都世田谷区／理事長：庭野 吉也／以下、東都生協)の共同購入での受発注業務を効率化し、組合員の利便性を向上する「新OCRシステム」が稼働を開始しました。

東都生協は、東京都の全域および隣接する神奈川県・埼玉県・千葉県の一部を配達エリアとして、安全・安心 おいしさにこだわった産直食材・ 加工品・生活用品. 共済・住まいなど、生活をサポートするさまざまなサービスを展開する生協です。

東都生協では、1985 年よりOCR(光学的文字読取装置)を導入し、組合員が手書きで記入する注文書のOCR読み取りを行ってきました。今回稼働を開始した「新OCRシステム」は、7台のOCRスキャナで1日にA3 サイズ両面に記入されている注文書約2万枚を処理し、共同購入での受発注のデータエントリー業務のさらなる自動化・省力化を実現しています。

また、記入された注文書をイメージデータとしても保存し、組合員からの注文内容の問い合わせに、現物の注文書を探すことなく、イメージデータの確認での問い合わせの対応が可能となり、組合員へのサポート・サービスの向上と業務の効率化が図れました。

当社は、生協、流通業、製造業など、さまざまな業界でのOCRシステム構築の実績があります。今後、安全で質の良い商品を生産者と直結して安く安定的に供給し、組合員の利便性向上と社会発展へ貢献する東都生協の取り組みに、最適なソリューションと各種サービスを提供することで、さらなる業務効率化を可能とする新たなビジネスモデルを提案していきます。

＜新OCRシステムの特長＞

1.受発注のデータエントリー業務の自動化・省力化を実現

7台のOCRスキャナで1日にA3 サイズ両面の注文書を約2万枚読み取り、受発注のデータエントリー業

務の自動化・省力化を実現しました。

また、注文書の汚れなどによる誤読(文字の読み間違い)を低減すると共に、注文書の搬送方向に影響され

ない読み取りを可能とし、注文書の読み取り精度・処理速度を改善しました。

2.重送検知機構による読み取り作業の効率化

超音波センサーで紙の重なりを検知して、重送を防止することで、紙の搬送での未処理注文書の発生や紙

詰まりなどによる搬送エラーを軽減し、本部で集中処理を行う注文書読み取り作業の大幅な効率化を実現し

ました。

3.注文書イメージデータの活用による業務スピード、組合員サポート・サービスの向上

注文書の読み取りイメージデータを利用した画面上でのデータ修正が可能となり、読み取りエラーのデータ修正

画面と注文書原紙の照合作業が不要となり、業務スピードが向上しました。また、イメージデータを活用するこ

とで組合員からの注文内容の問い合わせにも注文書原紙を探すことなく、イメージデータでの対応が可能とな

り、スピーディな問い合わせ対応により、組合員へのサポート・サービスも向上しました。

■東都生活協同組合について

安全で良いものを手に入れたいという消費者の要望から、1973年に設立され、食と農業・くらし・環境・平和を事業の中心におき、食品や日用品をお届けする宅配事業の他、共済事業、生活文化事業、夕食宅配事業など、くらし全般をサポートする事業を行っています。

設立以来こだわり続ける「産直」とは「産地直結」です。人と地球環境のため、化学合成農薬や化学肥料に頼らない「土づくり」で栽培された、安全・安心な食材は、調味料や加工品の原材料も国産にこだわるなど、日本の農業の安定化や食料自給率の向上、地球環境の保全に貢献しています。

・東都生活協同組合

https://www.tohto-coop.or.jp/

・OCRシステム導入事例（東芝ソリューション販売株式会社ホームページ）

http://www.toshiba-tsos.co.jp/ex/tohto-coop/

■東芝ソリューション販売株式会社について

東芝ソリューショングループの関連会社として、クラウドソリューション、パッケージソリューションを主体とした情報システムを、企画からサポートまで一貫したサービス体制でご提供しています。

2014年4月、東芝ソリューション株式会社の中堅市場向けソリューション事業（マーケットクリエーション事業部）と、東芝情報機器株式会社のシステムソリューション事業を統合し、中堅市場向けソリューション事業の対応力を強化・拡大しています。