分析サービス「Frast」のGoogle Analytics連携に目標達成数の改善提案と施策記録機能追加のお知らせ

Genne(代表:吉田隆之)はデータのグラフ化、分析行うWebサービス「Frast」のGoogle Analytics連携に目標達成数の改善提案と施策記録機能を追加しました。(2017年3月13日)

サービスURL : https://frast.net/

(旧サービスURL : https://gennefuturepast.appspot.com/)

多くのWebサイトではGoogle Analyticsなどのツールを利用し、サイトに訪れるユーザ数や閲覧されたページ数を計測しています。またWebサイトに限らず、農業やスポーツなど幅広い分野でデータ分析の機会は増加することが予想されます。

しかし、分析には統計の知識を利用することで効果が高まるにもかかわらず、多くの学習コストが必要です。さらに、個人がそれぞれに学習すると分析のレベルに差が生まれるといった問題も出てきます。また、次々と新しいサービスが生まれる中、より素早く簡単に高いレベルの分析結果を利用することがビジネスを継続するために必要となります。

そこで私たちは、誰でも簡単にデータ分析するためのWebサービス「Frast」を開発しております。

・サービスの特徴

Frastの目標は「2つの読む」を実現し、全ての人に分析を予測の力を提供することです。

1つはデータの視覚的なグラフ化だけでなく、より深く理解するために文章として読めるようにすることです。もう1つはデータを利用して先を読む、つまり予測することです。

1つめのより深い理解を得るための文章化には、Frastが自動でデータを分析し、データの傾向を文章として表現します。そのため、データの見方を学習するコストを抑え、個人ごとの分析レベルの差を減らすことができます。また予測に関しては、入力されたデータを元に曜日ごとの傾向を考慮して予測を行います。

・本アップデート内容

□ 目標達成数改善の提案

Google AnalyticsではWebサイトやアプリにユーザの行動目標を設定し、達成状況を記録、分析する機能があります。しかし、実際に目標達成状況を分析する時には、達成した画面やどのような経路だったか等を考慮しなければならず、複雑な作業になりがちです。そこで目標達成数を改善するための機能をFrastに追加しました。この機能では、各画面の訪問時に目標を達成する割合や経路を自動で分析し、最大どれほどの改善が見込めるかを提案します。サービスの改善を効果的に進めるため、提案には分析に用いた指標が「なぜ平均より高い数値なのか」等のコメントを組み込んでいます。

現在、機能追加間もないため提案の数は多くなく、コメントも一般的なものがほとんどです。しかし、今後より多くの指標を組み合わせ、多角的な改善提案をご提供していく予定です。

□ 施策記録

ユーザを集め、定着させるために開発者は施策を考え、Webサイトやアプリは頻繁にアップデートされています。しかし、多くの分析ツールではその更新日や内容まで記録できず、開発者は「いつ」「どのような」アップデートを行ったかを別に記録しています。そのため、施策の効果を調べる時は、別々にある施策の記録とデータを組み合わせる必要があります。特にA/Bテストのような細かな変更を頻繁に行う場合、手間や時間を浪費してしまいます。そこで施策の内容と日付を記録し、数クリックでアップデート前後のデータを比較できる機能をFrastに追加しました。これにより、頻繁にアップデートを行っても、前後にどのような変化があったかを素早く知ることができ、より効果的な施策を打つことをお手伝いします。

・Frastの主な機能

□ 前日の実績、傾向を文章とグラフによる解説

□ 4週分の訪問、ビュー、参照などのデータ表示

□ 訪問回数、ページビューについての詳細データ

□ 目標達成数の改善提案

□ 施策の記録と比較分析

□ 目標達成数別のユーザ維持率の変化データ表示

・予測機能に関して

現在は予測機能は実店舗用の分析(スプレッドシートとCSVによる入力)に限って公開しております。今後は他の連携機能にも対応していく予定です。