-原点は「ふるさと愛」-太鼓集団魁(愛媛県鬼北町)初の記念公演を通して「鬼のまちづくり」に貢献したい!~クラウドファンディングへ込めた思い~

私たちは、太鼓集団魁(たいこしゅうだんさきがけ)と申します。「受け継がれていく音」をテーマに、愛媛県鬼北町で約27年前にふるさと創生事業の一環として誕生しました。町の活性化のため、町民の有志によって結成された集団です。この度、団体の集大成として普段からお世話になっている皆様や、団体を支えてくださる町のために何か形になるものをお届けしたいと考え、結成以来初となる公演を開催するプロジェクトを立ち上げました。現在、当団体の拠点である鬼北町は全国で唯一「鬼」の字を含む町というアピールポイントを生かし、官民力を合わせて「鬼のまちづくり」を推進しています。記念公演に係る資金の一部をクラウドファインディングにて集めさせていただくことになりました。この取り組みを生かして、地域のみならず、全国の皆様に鬼北町のことを知っていただくき、「鬼のまちづくり」の一助となることができれば幸いです。

愛媛県鬼北町を拠点とし活動している太鼓集団魁(たいこしゅうだんさきがけ)と申します。

この度、平成29年7月9日(日)に当団体初となる記念公演を開催いたします。

 

◎開催の背景

 当団体は、国のふるさと創生事業の一環として鬼北町(旧広見町)の支援を受け創設。町の活性化のため、町民の有志によって結成された集団です。結成当時は全国各地で太鼓団体が誕生していたこともあり、今更同じようなことをしても二番煎じだと非難を受けることもありました。しかし、創生期メンバーの熱意と、東京のプロ集団「太鼓集団天邪鬼」代表 渡辺洋一氏を師として迎え入れたことで、その評価は一変することとなります。大太鼓一本打ちの部で日本チャンピオンを輩出。団体として国民文化祭への出場など、県内に留まらず全国へ活動を展開して参りました。伝統を重んじ、師の教えである「日本の和太鼓のもつ音を追及する」ことへのこだわりを持ち、一音一音を大切に太鼓を打ち続けて参りました。創設初期においては華々しいスタートを切った当団体でしたが、全国的な和太鼓ブームが落ち着いてくるのに呼応して、活動も少しずつ停滞して参りました。「受け継がれていく音」をテーマに持つ私たちですが、後継者の勧誘にも苦労した時期がございます。発足当初のメンバーは還暦を迎える者もおります。年々、家庭や仕事の事情でやむを得ず去っていく者もいる状況の中、昔ながらのスタンスを貫く団体が、若者たちに興味を抱いてもらうというのはとても難しいことでした。発足当初数十人いたメンバーも、数年前には、活動している人数が6~7人しかいないという厳しい状況もありました。それでも、「未来につなぐ襷」を途切れさせてはならないと結束し、今日まで団体を守り続けてきました。現在は20名以上の会員で構成され、一度は離れていたメンバーも復帰するなど、創設当初の活気が戻ってきたように思います。

 そんな中、今回の公演の話が浮上してきました。実は、過去には全国的なイベント出演など精力的に活動をしているにも関わらず、団体として独自に公演を開催したことがございません。理由は様々ですが、周りを見渡してもそのような団体はほとんど見受けられません。そのため、公演を開くことは長年の悲願でもあったのです。今回の公演の開催決定に至るまでにはとても長い年月を要しました。最初に持ち上がったのは7年以上前になります。当時、若いメンバーが立て続けに入会した時期がありました。昔のように大きな曲を披露できる状態に戻ったことで、メンバーの太鼓熱が一気に加速したのです。しかし、私たちはアマチュアの団体ということもあり、メンバーもそれぞれが異なる職業についていることから、スケジュールの管理や資金繰りなど、課題は山積しておりました。町の支援を経て作られた団体とはいえ、活動資金まで自治体に面倒をみてもらうわけにはいきません。しかし、発足当初から今まで様々な面で支援していただいているのは事実。そのことから、「自分たちの」という自分本位の意識から「町のために」という考えに変わってきました。というよりは、私たちが町の活性化のために組織された団体であることを深々と再認識することができたのです。町のために、今の私たちができることは何か…。時代は変わっても「人の心を震わせる太鼓」を打つことができる。自分たちの活動が町のPRになればと思い、今回の公演開催に踏み込むことができました。

 

◎「鬼のまちづくり」で地域振興を加速

 当団体の拠点である愛媛県鬼北町。全国で唯一「鬼」という文字を含む町として、今全国にPRしております。「鬼のまちづくり」と称し、官民一体となった施策を実施しておりますが、まだまだ全国的には知名度が高いとは言えません。鬼のまちづくりとして大きなシンボルとなったのが、株式会社海洋堂との交渉で実現した「鬼王丸(おにおうまる)」という鬼のモニュメントです。yahooニュースなどにも取り上げられ、一躍有名になりました。しかし、それだけでは、すぐに飽きられてしますのが現実です。二手三手と新しい事業を展開していくことが、今後の課題に挙げれると思います。昨年、海洋堂とのコラボレーション第2弾として、「柚鬼姫(ゆきひめ)」のモニュメントも誕生しました。セクシーな女性の像で、フィギュアマニアの心をくすぐるような造形となっています。これらはあくまで自治体主導の事業であり、ここからの発展は民間の知恵の見せ所でもあります。現在、鬼北町は「鬼のまちづくりプロジェクト」と称して、鬼のまちづくりにつながる事業に対して事業の一部として補助金を交付することとしています。(※審査はございます。)こういった取り組みを通して、町のPRを県内にとどまらず、全国に展開していく狙いがあります。

 

◎公演を通して町への貢献を 「クラウドファンディング」への取り組み

 創設当初から現在に至るまで、様々な面でご支援いただいている町のために、何か貢献できるものはないかと検討しておりました。そんな中企画された「鬼のまちづくり」。公演を通じて、この鬼のまちづくりの一助となれればと考えました。私たちにとっては初めての公演。27年越しの悲願でもあり、より良いものをお見せしたいという思いがございます。とはいえ私たちもアマチュアの集団でありますので、恥ずかしながら潤沢な資金を持ち合わせているわけではありません。大きな企画を立ち上げたのはいいが、様々なプランを実行するための資金がどうしても不足しております。そこで取り組み始めたのが「クラウドファンディング」です。ただ寄付や協賛を募るのではなく、皆さんへ支援をお願いする中で鬼北町のPRができるのではないかと考えました。支援に対するリターンとして、鬼北町の魅力の詰まったパンフレットや、地元の人気店の商品(鬼北町の特産品を使用したもの)をお贈りさせていただくことを内容としております。地方で暮らしてきた人間が、このような取り組みに踏み込むには葛藤もありました。「どうせ誰も見向きもしてくれないだろう」「厚かましいはなしだ」批判も当然あるでしょう。しかし、SNSやメディアを介して全国に知っていただけるこのシステムを活用しない手はないと考えました。ー原点は「ふるさと愛」ーこの気持ちが、新たなチャレンジに向かわせたのです。

 

◎人の心を震わせる太鼓を

 団体として一番注目していただきたいのは、もちろん自分たちのステージです。この公演では、団体の集大成をお見せすることを一つの目標としています。プロではない私たちですが、和太鼓を通じて多くの人へ感動を届けたいという気持ちは、他のどの団体にも負けません。時代に応じて変えなければいけないこともあります。しかし、和太鼓の持つ本質とは、昔から変わってはないのです。「日本の和太鼓の持つ音」を師とともに追及してきた私たちです。老若男女を問わず、「人の心を震わせる太鼓」を披露できるよう、公演までの期間精進して参ります。この公演が私たちのふるさと鬼北町の発展の一助となることを切に願っております。

 

 

・公演タイトル

 太鼓集団魁 特別記念公演 「一心和響」~襷を紡いで~

・開催日

 平成29年7月9日(日) ※開演時間調整中

・開催場所

 コスモスホール三間(愛媛県宇和島市)

・料金

 大人1,500円 高校生以下1,000円(未就学児無料) 

 

クラウドファンディング プロジェクトページ

 https://readyfor.jp/projects/sakigake1990

 

 

 



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企業情報

企業名 太鼓集団 魁
代表者名 二宮 吉弘
業種 エンタテインメント・音楽関連

コラム

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