アスタリスクと三重大学病院、医療現場におけるUHF帯RFIDタグの実運用を見据えて、国内初となる共同臨床研究を実施。

 iPhone/iPod touch装着型RFIDリーダーAsReaderの製造元 株式会社アスタリスク(本社:大阪市、以下 アスタリスク)と国立大学法人三重大学 医学部附属病院(三重県津市、以下 三重大学病院)は共同で、国内初となる臨床研究(UHF帯RFIDタグを使用した3点照合※1機器の実地検証および患者への影響調査、以下 本研究)を行います。

 

【写真上】UHF帯RFIDリーダーライターとRFタグのイメージ。臨床研究では、UHF帯のインレットが埋め込まれたリストバンドを入院患者に着用してもらい、実地検証を行います。


UHF帯RFIDタグの本格運用による、電磁的安全性を担保した入院患者および医療スタッフの負担軽減を目指し、株式会社アスタリスク(本社:大阪市、以下 アスタリスク)は国立大学法人三重大学 医学部附属病院(三重県津市、以下 三重大学病院)と共同で、国内初の臨床研究(UHF帯RFIDタグを使用した3点照合※1 機器の実地検証および患者への影響調査、以下 本研究)を行います。

本研究はその第一歩として、ハンディ型のUHF帯RFIDリーダーが人体植込み型心臓デバイス(ペースメーカー、植込み型除細動器等)に影響を与えないことを実地で検証するとともに、3点照合におけるUHF帯RFIDリーダーの患者認証の実用性と電磁的安全性を検証します。本研究は2017年1月より2018年末まで、同院に入院する18歳以上男女の全患者(目標参加者数:250名)を対象に実施されます。

 

臨床研究に使用するアスタリスク社製AsReader(ASR-030R)

 

 

本研究の背景

三重大学病院では従来、投薬・採血時にバーコードを使用した3点照合を行っていましたが、夜間に照合する際に患者の睡眠を妨げるケースや、バーコードの汚れや貼付媒体の変形により、読み取りづらい場合もあり、照合方法の改善を検討していました。UHF帯RFID方式では非接触の照合が可能となります。事前の認証テストでは、患者のリストバンドが布団越しでも、多くのケースで認証ができました。照合時にバーコードを探す手間もなく、照合速度の改善も見込めます。

UHF帯タグは、HF帯タグと比較し安価でデータ容量も大きく、読み取り距離の調整も可能です。本試験で採用する小出力型ハンディ型UHF帯RFIDリーダーについては、昨年3月に総務省が発表した最新の報告書※2 で、「植込み型心臓ペースメーカー/除細動器に対する影響は距離に関わらず見られない」との結果が出ており、今回のAsReader導入の後押しとなりました。

「 3点照合作業にかかる看護師などスタッフの労務負荷を減らすべく情報収集する内、安価で将来的な可能性が見込める、UHF帯RFIDに辿り着きました。臨床研究の成果は、広く国内外に公表していきたいと思います。」

と、本研究責任者、三重大学病院 医療情報管理部副部長の安積 良紀(あづみ よしのり)先生は述べています。

 

(※1)入院患者への投薬や採血時に、バーコードやRFIDを使用して、処置する前に患者ID(リストバンド)、注射・輸血ラベル、実施指示書(データベース)をハンディターミナルで照合し、患者の取り違えや薬剤の誤投与を防止すること。

(※2)平成27年度「電波の医療機器等への影響に関する調査」報告書

 

本研究の概要

■試験名:UHF帯RFIDタグを用いた3点照合機器の実地検証および患者への影響調査

■試験簡略名:UHF帯RFIDタグおよびリーダーの実地検証及び患者への影響調査

■期 間:2016年7月7日~2019年3月31日

■場 所:三重大学医学部附属病院

■対象:植込み型心臓デバイス留置患者に加え、18歳以上の男女全患者を対象。

■目的:1.小出力型(250mW)920MHz帯ハンディタイプのRFIDリーダーが植込み型除細動器に影響を与え

ないことを証明する。

    2.安全性

■主要アウトカム:2017年1月〜2018年12月までの間に三重大学医学部附属病院に入院する患者のうち、

植込み型心臓デバイスを留置している患者に対し、小出力型ハンディ型RFIDリーダーを

使用することにより、入院前後に植込み型心臓デバイスの設定を確認し、意図しない設

定変更が発生していないかを確認する。

■責任者:三重大学医学部附属病院 医療情報管理部 副部長 安積 良紀

■共同研究者:株式会社アスタリスク 他

■参考URL

本臨床研究の概要(大学病院医療情報ネットワーク「UMIN」より)

https://upload.umin.ac.jp/cgi-open-bin/ctr/ctr.cgi?function=brows&action=brows&recptno=R000025998&type=summary&language=J

 

株式会社アスタリスク概要

■会社名  株式会社アスタリスク

■代表者  代表取締役 鈴木 規之

■資本金  150,000,000円

■設 立   2006年9月1日

■本社  〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島5-6-16 新大阪大日ビル201

TEL: 050-5536-1185

■東京事業所  〒105-0004 東京都港区新橋3-8-6 大新ビル5F

TEL: 050-5830-5393

■FAX  06-6886-1114(本社/東京共通)

■URL https://www.asx.co.jp/ (企業サイト)   https://asreader.jp (製品サイト)

■事業内容 モバイル活用を中心とした「業務に役立てるためのソリューション」の展開

・iPhone/iPod touchに装着するケース型のリーダーAsReader(1D、2D、RFID、NFC)の企画、開発、販売

・iOSを中心としたモバイルアプリの開発、販売

・iOSを中心とした業務系アプリの受託開発

・その他業務用機器の受託開発と製造、モバイル端末を用いた業務コンサルタント、システムインテグレーター



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企業情報

企業名 株式会社アスタリスク
代表者名 鈴木 規之
業種 携帯、モバイル関連

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