Telit社、センサーからクラウドまでのソリューションを拡充、Bluetooth 4.2モジュール、2種類の測位モジュールの発売と併せ、Wirepas社と提携

Telit Wireless Solutions 社は、BlueMod+S42<http://www.telit.com/bluetooth/bluemod-s42/>Bluetooth 4.2対応モジュールと、よく知られる単一および複数規格対応の測位モジュールファミリーであるSL869の2種類の新バージョン、SL869-V3<http://www.telit.com/gnss/sl869-v3/>とSL869-ADR<http://www.telit.com/gnss/sl869-adr/>の発売を発表するとともに、スマートなIoTネットワークをシンプルかつ簡単に利用できるようWirepas社<http://www.wirepas.com/>と提携したことを発表しました。

「モノのインターネット(IoT)」を促進する世界的リーダー企業、Telit Wireless Solutions 社(テリットワイヤレスソリューションズ、以下 「Telit 社」)は、BlueMod+S42<http://www.telit.com/bluetooth/bluemod-s42/>Bluetooth 4.2対応モジュールと、よく知られる単一および複数規格対応の測位モジュールファミリーであるSL869の2種類の新バージョン、SL869-V3<http://www.telit.com/gnss/sl869-v3/>とSL869-ADR<http://www.telit.com/gnss/sl869-adr/>の発売を発表しました。

 

BlueMod+S42はBluetooth SIG<https://www.bluetooth.com/>v4.2規格<https://www.bluetooth.com/news/pressreleases/2014/12/03/new-bluetoothspecifications-enable-ip-connectivity-deliver-industry-leading-privacy-increased-speed>に準拠しています。v4.2は、BLE(Bluetooth low energy)対応アプリケーションを高速化し、より安全性を高めた重要なアップグレード版です。この強力なハイエンドのBLEモジュールは、電子ロックシステム、照明制御、計測、iBeaconなどの産業用途にとって理想的なソリューションであり、インスリンポンプ、補聴器、無線フットコントローラなどの医療機器にも威力を発揮します。

 

SL869-V3<http://www.telit.com/gnss/sl869-v3/>およびSL869-ADR<http://www.telit.com/gnss/sl869-adr/>はマルチコンステレーションの全地球衛星測位システム(Global Navigation Satellite System :GNSS)受信モジュールであり、それぞれにトラッキング機能があり、最大で3つの衛星コンステレーションを同時に使用し、位置、速度および時間の情報を出力することができます。マルチコンステレーションの利用により、従来のGPSのみの受信モジュールと比較して精度が改善され、衛星からの信号が弱かったり、遮断されたりしたときにも優位性があります。SL869-V3 は、自立航法を必要とする用途を対象とし、SL869-ADR は、自動車の走行距離計

および、順方向、または逆方向の入力信号を利用した自動車推測航法(dead-reckoning :DR)の組み込みをサポートしています。衛星を利用した航法では、トンネルや大型駐車場ビルの内部、あるいは高層ビルに面した都市部の道路で情報が欠落することがあります。自動車用DRは、これを計算した位置情報や速度情報で補完します。衛星を利用した位置情報が存在しても、受信する衛星信号が弱いため、その影響を受けて精度が下がることがあります。自動車用DRはそうした場合に、位置情報の精度を高めます。

 

Telit社はまた、スマートなIoTネットワークをシンプルかつ簡単に利用できるようWirepas社<http://www.wirepas.com/>と提携したことを発表しました。BlueMod+S42は、革新的なWirepas Connectivity技術を組み込んだ初めてのプラットフォームです。Wirepas Connectivity技術は、従来はすべての無線装置に必要だった中継増幅器を不要にする分散型の無線通信プロトコルで、ネットワーク内でスマートルータとして機能します。

 

Wirepas社のCEOであるTeppo Hemia氏は次のように述べています。「インダストリアルIoT(IIoT)界の真のリーダーであるTelit社との提携を非常に誇りに思います。弊社のWirepas ConnectivityはTelit社によって統合され、どんな規模でも決定的な性能を発揮する、自律的な機器のネットワークを提供します。Wirepasは、Telit社と共に顧客が毎日24時間機器を接続し、製品とサービスに革新をもたらす手助けをいたします」

 

また、Telit社GNSS/Short Range Wireless部門の上級副社長であるFelix Marchalは、次のように述べています。

「今年の初めにTelit社は、センサーからクラウドまでの、あるいはセンサーからゲートウェイを介してクラウドへ至る完全なソリューションを提供するため、Short Range/GNSSビジネスユニットを組織しました。今回発表した3つのモジュールとWirepas社との提携は、当社の新しいビジネスユニットが今後、Telit社のトータルIoTソリューションポートフォーリオに何を追加していくのかを示す好例となりました。Telit社は現在、IoT製品とサービスを統合した最も完成したセットを、そして比類のないIoTノウハウを、自動車や工業など最も需要のある業界のニーズに応えるためグローバル規模で提供しています。当社が今回、発売する製品は品質と堅牢性の基準に適合しています」

 

Telit社はまた、新しい次のモジュールに基づいたソリューションを迅速にプロトタイプ化できる新しい開発者キットも発表しています。3製品はすべて、Telitのこれまでの優れた周波数設計に従い、産業グレードの環境条件で動作します。

 

■ 技術仕様

BlueMod+S42<http://www.telit.com/bluetooth/bluemod-s42/>は800mを超えるクラス随一の見通し幅を提供する、トップクラスのシングルモードのBluetoothモジュールです。Generic Attribute Profiles(GATT)に基づく最も標準的なプロファイルと同様に、Terminal I/Oプロファイルに対応しています。Terminal I/Oは、従来の

Serial Port Profile (SPP)に似た動きをし、単一のポイント・ツー・ポイント接続を提供し、無線通信を経由するフロー制御を含みます。このモジュールは、サーバーの役割だけでなく、クライアント機能も備えています。本モジュールによって、上限3つの接続のサポートが可能なGATTクライアントを利用できるようになります。同時に、Terminal I/Oサーバー接続は、スマートフォンもしくはタブレットへの容易で多目的の接続に使用できます。

 

このモジュールは非常に小さなサイズ(17x10x2.6mm)で、単純なATコマンドインターフェースで制御されます。NFCハンドオーバー機能に対応し、ペアリングや接続設定が簡単にできます。BlueMod+S42はTelit Bluetoothモジュールファミリーのメンバーであり、機械的にも電気的にもシングルモードのBlueMod+S とデュアルモードのBlueMod+SRに対応しています。BlueMod+S42はCE、FCC、ICおよびKCC認定を受けており、Bluetooth v4.2仕様に適合しています。AndroidとiOS用に、様々な用途に対応したアプリケーションやデモのソースコードを入手できます。

 

The SL869-V3<http://www.telit.com/gnss/sl869-v3/>およびSL869-ADR<http://www.telit.com/gnss/sl869-adr/>は、ST Teseo-III GNSSコアサポートGPS、GLONASSおよびBeidouに対応し、ガリレオ衛星の追跡もできます。どちらにもプログラム用のフラッシュメモリ、モジュールファームウェアのアップグレードのためのデータ保存、およびデフォルトファームウェア設定構成が組み込まれています。両方のモジュール間でのデータ通信は、NMEA-0183規格に基づくプロトコルを使用したUARTを経由して可能です。いずれのモジュールも、モジュールもしくはモジュールに導入可能なサーバーが作成するファイル内でローカルに作成された統合的な軌道情報を使用して補助GNSSに対応します。また、SBAS衛星もしくはRTCMデータストリームから得た修正を利用した異なるGNSSオペレーションにも対応できます。アクティブ・アンテナを利用したアプリケーションについては、いずれのモジュールもアンテナ監視、障害検出および状況報告を行います。SL869-ADRおよびSL869-V3のどちらも一般的な16x12.2mm のLCC フォームファクタにパッケージされています。

 

SL869-V3<http://www.telit.com/gnss/sl869-v3/>は最高で10Hzの高レートな航法位置に対応しています。また、全体の電力消費を抑えるために、低レートの航法位置にも対応できます。

 

SL869-ADR<http://www.telit.com/gnss/sl869-adr/>は、統合された3軸ジャイロスコープと3軸加速度計で構成される組み込み型IMUを内蔵しています。ジャイロメーター、自動車の走行距離計(ホイール・ティック)および順方向/逆方向のインジケータ入力からのデータを処理して、自動車の自律航法を実行します。3軸加速度器からのデータを処理して、モジュールの傾きを検知し、自立航法を実行する際につり合いを取ります。SL869-ADRはまた、車内でいくつかの異なる位置に置かれた場合にも適応するよう設定できます。

 

3つのモジュールは、-40℃~+85℃の温度範囲で作動するため、各種アプリケーションやOEM自動車や工業のような環境の要求に適しています。

 

Wirepasのメッシュネットワーキング技術<http://www.wirepas.com/connectivity/>は、Telit Short Range Bluemod+S42プラットフォーム上で利用できます。Wirepas Connectivity はモノのインターネットのためのスマートなメッシュネットワークです。低電力消費でありながら、自動的な自己設定の利点を提供します。

 

■Telit社について

Telit Wireless Solutions社(AIM市場コード: TCMでは「TelitCommunications PLC」として上場)は、「モノのインターネット(IoT)」実現を促進する世界的なリーダー企業です。Telit社は、エンド・ツー・エンドのIoT実現のための統合製品やサービスについて、セルラー通信モジュール、GNSS、長短距離ワイヤレス・モジュール、IoT接続プラン、そしてIoTプラットフォームサービスを含む、すべての技術を業界で最も幅広いポートフォ

リオを提供しています。IoTポータルを通じて、Telit社は、世界中の様々な業界、企業に、IoTのオンボーディングを容易にし、資産の追跡、遠隔監視および制御、テレマティックス、産業用オートメーションなどのコストや市場投入までの時間、複雑さ、リスク等を削減することができます。

http://www.telit.com/



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企業情報

企業名 Telit Wireless Solutions
代表者名 Oozi Cats
業種 コンピュータ・通信機器

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