監督朴壽南（パク・スナム、81歳）最新作『沈黙』クラウドファンディング「MotionGallery」で全国上映に向けプロジェクトを開始しました

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映画監督朴壽南(パク・スナム81歳)がおくるドキュメンタリー第4作目、最新作『沈黙』製作・宣伝資金調達のために、クラウドファンディングサービス「MotionGallery」にて150万円を目指し、プロジェクトをスタートしました。映画『沈黙』は去る6月韓国ソウル女性映画祭に正式招請されました。そして日本公開を目指し多くの方のプロジェクトの参加を呼びかけを始めました。つきましては9月10日土曜日横浜スペースオルタでは、試写会限定版の上映会を開催し、プロジェクトへの協力を求めます。 https://motion-gallery.net/projects/silence「慰安婦」当事者の声を全国の人たちへ作品として届けるため、多くの方にプロジェクトへの応援を呼びかけます。

今年81歳を迎えた在日コリアン２世、監督朴壽南（パク・スナム）は、もと「慰安婦」当事者たちと歩んできた歳月の記録と現在をつなげ、日韓両政府の「合意」から取り残されている彼女たちの肉声を届けるために、第4作目ドキュメンタリー映画『沈黙』の完成に全力をあげてきました。

去る6月、第18回ソウル国際女性映画祭＜戦争と日本軍慰安婦＞セクションに正式招請され韓国だけでなく海外の研究者からも多くの関心と公開を望む声が寄せられました。

9月には韓国・第8回DMZ国際ドキュメンタリー映画祭、日本では北海道の第21回SHINTOKU空想の森映画祭がでの招請が続々と決定し、日本各地での早い公開を望む声が上がっています。

1991年映画『アリランのうたーオキナワからの証言』で「慰安婦」問題を提起してきた監督朴壽南は、「慰安婦」被害者たちの活動の受け皿となって「ハルモニたちを支える会」を立ち上げ、彼女たちの人権と名誉の回復をかけた4年間(1994年~1998年)のたたかいを共にしました。密着した貴重な記録には、「謝罪・賠償・慰安婦・解決」と一括りにされ繰り返される、大義やイメージを突き抜ける、生き生きとした当事者たちの姿があります。

現在、次の映画祭と全国劇場公開を実現させるたに、字幕・サウンド編集などにかかる製作費、配給宣伝費用の調達を、クラウドファンディングを通し広く呼びかけご協力をお願いしています。なお、本プロジェクトの募集締め切り11月18日。一口1000円から支援することが可能であり、上映会へのご招待券や完成DVD、その他監督の前作DVDなどのリターンを用意しています

映画『沈黙』クラウドファンディングURL

https://motion-gallery.net/projects/silence

つきましては広く皆様の応援をお願いしたく、公開前の試写会限定版映画『沈黙』を上映します。

試写会9月10日土曜　14時・17時2回上映　監督の挨拶あり

場所：神奈川県横浜市スペースオルタ

〒222-0033 横浜市港北区新横浜2-8-4オルタナティブ生活館Ｂ１

TEL:045-472-6349

■クラウドファンディングとは

インターネット上で個人や団体、株式会社などがプロジェクトを提案し、不特定多数の方からお金を集める仕組み。2000年代初頭から、欧米を中心に企業・団体・アーティストなどが利用したことで広まり、日本では震災後に活発化。被災地支援や医療問題、製造存続の危機に瀕した製品の継続、海外に渡航し夢を実現したい人に至るまで、あらゆる企画が「共感」によって資金を集め、企画を実現させています。

監督・朴壽南(パク・スナム)

1935年三重県生まれ。在日朝鮮人2世。1958年発生した＜小松川女子高校生殺害事件＞死刑囚の李珍宇（イ・チンウ）との往復書簡『罪と死と愛と』で在日朝鮮人差別問題を提起。1986年コリアン被爆者の実相を描いた『もうひとつのヒロシマ』で監督デビュー。その後、沖縄の戦場に連行された朝鮮人軍属と「慰安婦」の実態を追跡し、沖縄・韓国から証言を集めた1991年『アリランのうたーオキナワからの証言』を発表。2012年、沖縄戦の玉砕を生き残った住民と朝鮮人慰安婦・軍属を描いた『ぬちがふぅ(命果報)-玉砕場からの証言-』は2012年あいち女性国際映画祭、2013年山形国際ドキュメンタリー映画祭正式招請。2014年韓国釜山平和映画祭で大賞を受賞。、2016年6月、最新作『沈黙』がソウル国際女性映画祭＜戦争と慰安婦＞セクションにて上映された。

公式サイト　URLhttp://nutigafu.wixsite.com/park-soonam

映画『沈黙』（英題： The Silence） 2016/100分/日韓国合同製作