有害物質を使わずにガラス表面を自在に加工する技術の共同開発

ガラス食器等へのプリント加工業を営む有限会社市瀬硝子工芸(所在地:東京都江東区 代表取締役:佐山修)は、東京農工大学大学院 工学研究院 助教 敷中一洋先生とガラス表面加工の技術開発に着手しました。

世界的鉛フリーの流れに貢献すべく産学連携での新たな試み

RoHS、電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する欧州議会及び理事会指令(2003年公布)の流れを受け、ヨーロッパを中心に食器用鉛クリスタルガラスはチタン化合物やバリウム化合物のガラスへの添加により屈折率や比重を既存のクリスタルガラスに近づけた「無鉛クリスタルガラス」へと製造移行しています。

世界的な無鉛化の流れはグラス製造メーカーにとどまらず、食器の加工の分野でも起こっており、今まで使えていた鉛含有素材を用いる加工技術が使えなくなってきています。弊社では鉛フリーの素材による新たな加工技術を確立し、表現の幅を広げるべく既存の素材によらない表現の可能性を追求しています。

 

ガラスとよく似た組成のラポナイトによる表面加工の新技法開発

敷中一洋先生は、低次元物質による機能材料について研究されております。低次元物質の一例がラポナイト(円盤状粘土鉱物)です。

ラポナイトは既に商品化され、多くの産業分野で使われている素材です。適用分野としては、一般工業用・家庭用品・化粧品・紙とポリマーフィルム・パーソナルケア・建設資材・農業関連・塗装など多岐にわたります。ただ、ガラス食器表面加工に適用する技術は未だ確立されておらず、鉛フリーの観点からも代替技術の模索をしている弊社としては、ガラスと非常に相性の良い組成のラポナイトによるガラス食器表面加工技術の確立に強い期待をもって、敷中助教との連携の元、開発に取り組んでいます。

有限会社市瀬硝子工芸につきまして

昭和34年 東京都江東区にて創業

ガラス食器を中心にダイレクトプリント・転写・金プラチナ巻・サンドブラスト等の加工を行う会社です。

平成27年に現社長(三代目)に事業継承を行いました。



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企業情報

企業名 有限会社 市瀬硝子工芸
代表者名 佐山 修
業種 その他製造業

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