「PowerBIを使った中小企業向け脆弱性情報の分析・管理サービス」の提供について~ソフトからハードまでIT機器のセキュリティ対策の抜けを見える化します。~

スペクトラム・テクノロジー株式会社は、「PowerBIを使った中小企業向け脆弱性情報の分析・管理サービス」(以下、本サービス)を平成28年5月20日より提供します。本サービスは、マイクロソフト社が現在無料で提供しているPowerBIを使って、独立行政法人 情報処理推進機構(以下、IPA)が提供する脆弱性対策情報と、企業が保有しているIT機器を、ベンダ・製品名でマッチングさせて、企業のIT機器の未実施の脆弱性対策を見える化し、その対策の進捗を管理するサービスです(図1参照)。1か月無料試行できます。 本サービスの提供により、自社の脆弱性対応状況の見える化、今週の脆弱性情報の把握、複数ベンダの製品の脆弱性比較などが簡単・迅速に行えます。セキュリティ担当者のいない中小企業や、脆弱性情報の把握に時間を要していた企業などで活用できます。なお、PowerBIを使ったサービスは、業界初となります。

1.目的

 企業において顧客情報、機密情報の管理は、最も重要な経営課題のひとつです。最近多発している顧客情報の情報漏えいは、きちんとIT機器を管理していれば防げるものもたくさんあります。また、各ITベンダが発表する脆弱情報は、年間約6000件あり、ベンダ発表から対策ソフトが出るまでの期間は暫定対策が必要なものもあります。そのまま放置しておきますと、ゼロデイ攻撃(注1)に合ってしまいます。今回提供する本サービスは、ゼロデイ対策としても有効となります。

 また、年間6000件、15000製品におよぶ脆弱性情報を把握し、自社に適用するのは、これまで大企業の一部のみで実施してきました。最近のセルフサービスBIの代表格であるマイクロソフト社のPowerBIを使うと簡単、迅速に把握できます。グラフをクリックしたり、ドリルダウンをするだけで、複雑な知識も不要で、セキュリティ担当者、技術者以外の人でも操作可能です。PowerBIにより、これまで実施していなかったIT機器の脆弱性分析及び管理が可能になるとともに、これまで管理していた企業においても、大幅な稼働削減が可能となります。

 本サービスにより「安い、簡単、確実」にIT機器の脆弱性情報を分析・管理することができ、企業に安全・安心なIT環境を提供します。

(注1)ゼロデイ攻撃とは、ベンダが脆弱性情報を発表する前または発表後から対策ソフトが出る前に、その脆弱性をついて、企業の顧客情報などを搾取する攻撃のこと。

2.サービス概要

 PowerBIを使った脆弱性情報の分析・管理サービスは、①脆弱性対策情報の提供、②顧客設備情報の登録、③顧客設備情報の維持管理、④サポートを行います。脆弱性対策情報は、週1回、提供させていただきます。また、顧客設備情報は、お客様で簡単にエクセルを使い作成できます。データ更新は、PowerBIの更新ボタンにより行うことができます。

 今回提供するサービスに必要なものは、Windows7以降のPCのみです。サーバ、データベースなどは個別にインストールするものはありません。また、今回はPowerBI desktop版を使用しますが、Web版でも動作します。社内での情報共有にも最適です。

 

3.サービス名と内容

 (1)サービス名:脆弱性情報分析・管理サービス

 (2)サービス内容と料金(図2参照)

   ①脆弱性対策情報の提供(週1回):月額1万円(税別、最低利用期間は6か月)

    ・IPAから出される脆弱性対策情報を週1回提供します。

    ・初回に提供するものは、1998年から最新までの全脆弱性情報を提供します。(約17万件)

    ・提供する範囲は、OSからネットワーク機器までIPAが提供するすべてのものになります。

   ②顧客設備情報の登録(1000件まで)(注2):初期費用5万円(税別)

    ・初期の顧客設備情報の登録

   ③顧客設備情報の維持管理(月間100件まで)(注2):月額5千円(税別)

    ・顧客設備情報

    ・顧客設備更新履歴

   ④サポート

   ・平日10時から17時まで電話、メールでサポート及び問い合わせ対応を実施します

  (注2)弊社でマニュアル、テンプレートを準備しますので、お客様で実施可能です。

4. 無料試行キャンペーン

  本サービスは、最長1か月間は、無料でお試し頂けます。PowerBIの使いやすさ、分析の速さを体感して頂きたいと思います。

 

5. 活用事例

 (1)自社IT機器の脆弱性対応状況

    自社の登録したIT機器の過去から現在までの脆弱性対応状況、未対応リストを見える化します。(図3参照)

 (2)脆弱性対応計画の策定と進捗管理

    自社IT機器の脆弱性未対応リストから対応計画を策定し、進捗管理を行います。

 (3)週間脆弱性対策情報

    今週発表された、脆弱性情報の全内容の確認と自社分への影響を把握できます。(図4参照)

 (4)製品比較

    ベンダ別製品別の脆弱性情報を比較し、今後の製品選定に貢献します。(図5参照)

 (5)特定製品の調査・分析

   特定の製品の過去から現在までの脆弱性内容を検索し、バグの修復の時間を短縮できます。

 

6. サービス提供エリア

  日本全国

 

7. サービス提供開始日

  平成28年5月20日(金)

 

8. 特にお勧めするお客様

  ・中小企業でセキュリティ担当者のいないお客様

  ・脆弱性情報の把握、分析、管理に時間を要しているお客様

  ・特に金融、自治体、病院、大学、製造業、サービス業など顧客情報を扱っているお客様

  ・製造業、サービス業などで新製品などの機密情報を扱っているお客様

 

9. 脆弱性情報の分析・管理による効果

  ・脆弱性情報の分析を簡単にでき、脆弱性情報の把握稼働を大幅に削減できます。

  ・公表済の脆弱性対策情報に対して、未実施のIT機器を見える化し、セキュリティ対策の抜けを防止できます。

  ・ベンダ別製品別の脆弱性情報を比較し、今後の製品選定に貢献します。

  ・特定製品の過去の脆弱性情報を簡単に検索できます。故障修復時間を短縮できます。

  ・脆弱性情報が公表されてから対策ソフトがでるまでのゼロデイ対策として有効になります。

10.当社の強み

  ・セルフサービスBIを初めて脆弱性分析に、採用しました。圧倒的な操作性と、驚異的な安さです。

  ・平成27年9月より、ネットワーク機器に特化した脆弱性対策通知サービスを行ってきました。その知見によりソフト(OS)からハードまで全ての範囲に拡大します。IPAから発出されている脆弱性対策情報はすでにすべてDB化しております。

  ・SI歴25年の専門家が対応します。

 

11. 会社情報

スペクトラム・テクノロジー株式会社

所在地:埼玉県所沢市御幸町1番16-1308号

事業内容:無線の可視化により、快適な無線LAN(WiFi)、M2M環境を提供します。電波診断、セキュリティ診断による現状把握と対策を提供します。自社保有の測定ツールと無線歴35年により無線LANのトラブル対応力No.1を目指します。またIT機器の脆弱性情報の分析、管理サービスの提供も実施します。

ホームページ:http://spectrum-tech.co.jp

 

詳細資料: http://spectrum-tech.co.jp/service/powerbi_vulnerability.html

 

(参考)

図1. PowerBIによる脆弱性情報_分析・管理サービス全体像

図2.サービスメニューとフロー

図3.自社脆弱性対応状況の見える化

図4.週間脆弱性情報の把握

図5.ベンダ別製品別 脆弱性比較

 

 

 

 



添付画像・資料

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企業情報

企業名 スペクトラム・テクノロジー株式会社
代表者名 村上正彦
業種 携帯、モバイル関連

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