【記事掲載時の引用データ】NRC自主調査「花粉症/花粉アレルギー調査」【Part1:全体編】

このたび、当社の自主調査として「花粉症/花粉アレルギー調査」を企画・実施いたしました。本調査はインターネット調査ではなく、調査員による訪問留置法で実施しており、調査パネラーではなくいわゆる一般の方々にお聞きしています。花粉症の調査は定期的に実施しており、2016年も実施しました。

日本リサーチセンター(本社:東京都中央区、社長:鈴木稲博)は、1960年に設立された民間の調査研究機関です。民間企業および官公庁、大学をはじめとする学術機関などの依頼を受け、各種の調査研究を行なっています。また、WIN/ギャラップ・インターナショナル・アソシエーションにおける日本唯一の代表メンバーとして加盟しており、海外調査にも豊富な経験を有しております。当社では、全国15〜79歳男女1,200人を対象に、訪問留置のオムニバス調査(NOS:日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)を、毎月定期的に実施しており、この調査方法にて自主調査を企画・実施しております。

ここに、2016年実施「花粉症/花粉アレルギー調査」【Part1:全体編】レポートを発表いたします。ご高覧いただければ幸いです。

 

■主な調査項目

1)アレルギーと花粉症

2)「舌下免疫療法」 /認知、治療意向、推奨意向

3)最近3か月間に花粉対策でとった行動

4)最近3か月間で花粉対策で購入した商品

5)マスクをつけることについて

 

■調査結果の要約

1)アレルギーと花粉症

・2016年全体の結果では、「アレルギーは持っていない」と回答した人は52%であり、すなわち、2人に1人

 はなんらかの「アレルギー」を持っている。

・アレルギーの種類では「花粉症/花粉アレルギー」が35%と最も多い。次いで、「ハウスダスト・ダニアレ

 ルギー」が12%、「金属アレルギー」「食物アレルギー」「ペットの毛アレルギー」が5%台で続く。

・年代別でみると、「花粉症/花粉アレルギー」は、15~29才は32~36%だが、30~40代では40~44%と

 多い。さらに、50代では38%、60代では31%、70代では25%と、高齢になるほど減少する。

・時系列変化をみると、「花粉症/花粉アレルギー」は2016年が35%で、昨年と変化がなかった。2003年と

 2016年の2期での変化では、25%→35%と10ポイント増加している。

2)「舌下免疫療法」 /認知、治療意向、推奨意向

・「舌下免疫療法」を簡単に説明した後、この療法に関する認知を聞いたところ、2016年の全体結果では、

 内容まで認知している人は13%、名前だけの認知は22%で、合わせて35%の人が知っていた。

・スギ花粉症やダニアレルギーの治療として、「舌下免疫療法」を受けてみたいと思うかを聞いたところ、

 「治療を受けたことがある/現在治療中である」は1%未満だが、「受けたことはないが、受けてみたいと

 思う」は15%ある。また、「受けてみたいとは思わないが、興味・関心はある」は39%で、治療意向は

 1割半ばと少ないが、興味関心を持っている人も合わせれば、半数以上が意向または関心を持っていると

 言える。

・スギ花粉症やダニアレルギーの治療として、「舌下免疫療法」を家族や友人に勧めたいと思うかを聞いた

 ところ、「ぜひ勧めたいと思う」は3%と少ないが、「まあ勧めたいと思う」と回答した人は33%あり、

 合わせると36%の人が推奨意向を示している。

3)最近3か月間に花粉対策でとった行動

・この3か月くらいの間に、自分や家族が花粉対策のためにどのような行動をしたかを聞いたところ、「外に

 干した洗濯物をとり入れる前に、洗濯物の花粉を払うようになった」と「空気清浄機を利用するように

 なった」がともに17%で最も多い。次いで、「窓を開けなくなった/換気の回数を減らした」「花粉が

 つくのを防ぐため、洗濯物を部屋干しするようになった」「ふとんを外に干すのをやめた」が14~15%で

 続く。

・「ふとん用クリーナースプレーを利用するようになった」「ふとん専用掃除機を利用したり、ふとん用掃除

 機ノズルを付けて掃除するようになった」など、ふとんの掃除行動は5%以下と少ない。

・一方で、「上記のような花粉対策はしていない」は54%ある。つまり、半数近くの世帯では、上記のよう

 ないずれかの花粉対策を行っていると言える。

4)最近3か月間で花粉対策で購入した商品

・この3か月くらいの間に、自分や家族が花粉対策用にどのような商品を購入したかを聞いたところ、

 「花粉症による鼻への負担がかかりにくい保湿ティッシュ・ローションティッシュ」が12%と最も多かった

 が、それ以外の商品はいずれも1~6%と少ない。

・「ここにあげた10商品の中にはない」という回答は73%あり、7割強の人は花粉対策を意識した商品を購入

 していなかった。

5)マスクをつけることについて

・【恥ずかしい・格好悪い】と【不潔に感じる】というネガティブな意見に対して、「そう思う」は4%と

 少なく、8割前後が「そう思わない」と否定している。

・時系列推移をみると、【恥ずかしい・格好悪い】を肯定する人は、2010年では12%だったが、2016年では

 4%と減少している。

・【呼吸しにくい】は、「そう思う」が53%で、「そう思わない」の25%を上回る。

・【マスクをすると安心・落ち着く】は、「そう思わない」が40%で、「そう思う」の21%を上回る。

・【花粉症予防に効果はない】は、「そう思わない」が50%で、「そう思う」7%を上回るが、「どちらとも

 いえない」が4割強ある。

・つまり、マスクを【恥ずかしい・格好悪い】【不潔に感じる】というネガティブイメージは否定されている

 が、一方で、【安心・落ち着く】イメージを支持する人は多数ではない。また、【呼吸しにくい】と感じて

 いる人は5割以上と多いが、【花粉症予防に効果がある】と感じている人も5割いる。

 

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≪NRC自主調査 「花粉症/花粉アレルギー調査」【Part1:全体編】≫

2016年4月19日公開

▼こちらよりアクセスできます▼

http://www.nrc.co.jp/report/160419.html

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企業名 株式会社日本リサーチセンター
代表者名 鈴木稲博
業種 その他サービス

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