平成生まれのファッションキュレーターがディレクションの「FASHIONESE」。ラスベガスの合同展でメイドインジャパンを初プロモーション。

ファッション・ビューティー

1990年生まれのファッションキュレーター佐武統馬と柏原征臣がディレクションするメイドインジャパンに特化したメンズセレクトショップ「ファッショニーズ( FASHIONESE)」が、ラスベガスで開催されたファッション合同展「リバティフェア(Liberty Fairs)」に初出展した。ブルックリンサーカスのウィージーセオドア(Ouigi Theodore)氏に招待された弱冠25歳の佐武統馬と柏原征臣は、リバティフェアを足がかりにファッショニーズのアメリカ進出を図るとともに、キュレーションする日本の新鋭ブランドの知名度向上とアメリカ進出促進を目的とし、海外ファッション見本市に初めて出展した。

平成生まれのファッションキュレーター佐武統馬と柏原征臣がディレクションする、日本の新鋭ブランドのみをキュレーションしたメンズセレクトショップ「ファッショニーズ (FASHIONESE)」が、「ブルックリンサーカス(Brooklyn Circus)」のウィージーセオドア氏から、自身がキュレーターとして監修する「リバティフェア」内の「フリーダムホール」セクションへの招待を受け、2月中旬にラスベガスで開催された合同展に日本の新鋭ブランドをセレクトし「ファッショニーズ(FASHIONESE)」として初めて出展した。

昨年12月にニューヨークで開催されたショッピングイベントPop Up Fleaにも出店し、その際にブルックリンサーカスのウィージーセオドア氏が来店、直接招待を受けた。コンセプトでもある「日本人による、日本の技術を用いる、日本で作られた逸品」に沿って、元アンリアレイジのチーフパタンナー・大嶋氏によるメンズファッションブランド「AMOK」、クリエイティビティ溢れるシューズを生み出し国内外から注目を集める「Makoto Taguchi」や、「Hill's Side House」「工房JIRI」「Doubleworks」といった実力派な日本の新鋭ブランドの海外進出の促進とプロモーションを目的とし出展した。

ファッショニーズは、服飾専門学校卒業後、23歳でファッショニーズを設立した佐武統馬とニューヨークの高級ヘアサロン「Warren Tricomi」でスタイリストとして活躍する柏原征臣の異色な経歴を持つ平成2年生まれの二人が、2014年より「日本人による、日本の技術を用いる、日本で作られた逸品」をコンセプトに、日本の新鋭ブランドのみをキュレーションするメンズセレクトショップとしてスタート。2015年10月には、クラウドファンディング「Makuake」で、海外にメイドインジャパンを広める為のプロジェクトを達成。またその12月に、アメリカ法人も設立。

今回の出展については「アメリカ市場で自分たちが自信を持ってキュレートするブランドが、海外のファッション業界のプロの目にどのように映るのか。来場する人にファッショニーズのキュレーションするメイドインジャパンブランドは最高だ！と言ってもらえるよう、丁寧にブランド・デザイナーに代わり魅力を伝えていきたい」と期待を寄せていたが、実際に来場した多くのファッション関係者からはポジティブな意見を得ていくつかのオーダーも入ったという。今後は、継続的にキュレーションするブランドの卸やアメリカでの出店も視野に入れ、海外におけるファッショニーズの知名度向上とともに、より多くの日本の新鋭ブランドの海外進出を手助けしたいとしアメリカでの展開に注力する。