Telit社、最先端GNSSモジュール「Jupiter SE873」を新発表
Telit社は、市場をリードするGNSS(衛星航法システム)モジュールの「Jupiter SE873」を発表しました。この「Jupiter SE873」モジュールは、小型で低消費電力性に優れ、内蔵フラッシュメモリーにより、ソフトウェアのアップグレード、カスタマイズ、スタンドアロンのアシスト型GPSに対応しています。
英国・ロンドン(2015年9月3日)-「モノのインターネット(IoT)」実現を促進する世界的なリーダー企業であるTelit Wireless Solutions社(テリットワイヤレスソリューションズ、以下Telit社)は、市場をリードするGNSS(衛星航法システム)モジュールの「Jupiter SE873」を発表しました。このGNSS受信機は7 x 7 x 1.85 mmのQFNモジュールにパッケージされており、Serial Quad I/O (SQI)フラッシュメモリー、統合低ノイズアンプ(LNA)、SAWフィルター、リアルタイムクロック(RTC)を搭載しています。
新製品の「Jupiter SE873」は、アシスト型GPS(自律型およびサーバーベース)と衛星型衛星航法補強システム(SBAS)をサポートしているため、初期位置算出時間(TTFF)が短く、位置精度が高くなります。AGPSデータはフラッシュメモリーに保存されるので、電源を切って入れ直した後でも利用できます。これは、バッテリー駆動装置では特に重要です。
「Jupiter SE873」は高性能かつ高感度の製品であり、GNSSの全領域、すなわちGPS、Glonass、Beidou(北斗)をサポートし、Galileo(ガリレオ)にも対応しています。GPSとGlonass、またはGPSとBeidouを低い消費電力で同時に追跡できます。将来的には、ユーザーが新しい機能を追加できるようになります。
Telitの最高製品責任者であるFelix Marchalは次のように述べています。「Jupiter SE873の性能は、どの競合製品よりも優れています。多くの競合製品はROMベースです。私たちは、フラッシュメモリーを採用することによって、多くの機能を小さなフットプリントに組み込むことができました。TelitのGNSSポートフォリオに加わったこの新しい製品は、完全なマルチコンステレーションPVT(位置、速度、時間)エンジンです。この製品は厳しい環境でも万能性を発揮でき、この分野における当社の主導的地位を固めるものです」。
■Telit社について
Telit Wireless Solutions社(AIM市場コード: TCMでは「Telit Communications PLC」として上場)は、「モノのインターネット(IoT)」実現を促進する世界的なリーダー企業です。Telit社は製品・サービスを独自に組み合わせることにより、アプリや企業ITシステムにデータを直接供給し、様々な業界に及ぶ企業にリアルタイムの分析情報を提供しています。「ワンストップ・ワンショップ」を理念とするTelit社の製品は、IoTソリューションの採用に伴うコストや市場投入までの時間・リスクを抑えることができ、2G、3G、4Gなど幅広い製品が揃っています。例えば、自動車および産業向けセルラー・モジュール、短距離用ワイヤレス・モジュール、位置情報(GPS/GNSS)レシーバ、関連クラウド/接続サービスなどがあります。詳しくはwww.telit.com をご覧ください。
添付画像・資料
添付画像をまとめてダウンロード
企業情報
企業名 | Telit Wireless Solutions |
---|---|
代表者名 | Oozi Cats |
業種 | コンピュータ・通信機器 |
コラム
Telit Wireless Solutionsの
関連プレスリリース
-
Telit社、450Mbps(Cat 9)モバイルデータカードがNTT DOCOMOの相互接続性試験 を完了
2017年12月27日 15時
-
Telit社、AppZone 4インモジュールIoT開発環境を発表
2017年12月22日 9時
-
Telit社、450MbpsモバイルデータカードがKDDIの認定を取得
2017年12月1日 12時
-
Telit社のNB-IoTモジュールが、モバイルネットワークと携帯端末の相互運用性を保証するGCF認証を取得
2017年11月24日 10時
Telit Wireless Solutionsの
関連プレスリリースをもっと見る