医療系分野で続々と運用開始 ― 看護業務を強力にサポートするAsReader導入事例のご紹介
医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院(大阪府岸和田市:341床)及び、医療法人社団誠馨会 セコメディック病院(千葉県船橋市:292床)が、株式会社アスタリスク(本社:大阪市淀川区、代表取締役:鈴木規之)が開発した、アップル社のiPod touchに装着するケース型バーコードリーダー、AsReader(アスリーダー:ASX-510R)を、業務用ハンディ端末として採用されたことを発表いたします。 このAsReaderは、電子カルテを中心とする基幹システムと接続・連携することにより、看護業務の支援を行うモバイル端末の役割を担います。これによりノートPCをワゴンに載せ、ゴロゴロと押しながら病室巡回をしていた病棟看護業務を、ポケットサイズのAsReaderと処置オーダーの薬剤のみを所持して行えるようになり、飛躍的な看護業務改善につながりました。
バーコードを用いた自動認識と電子カルテ連携を可能にした汎用業務端末として、医療現場から熱い視線が注がれているAsReader。全国各地の病院からの問合せが増え続ける中、その先陣を切って、下記の2病院にて導入・運用が始まりました。
(1) 医療法人徳洲会 岸和田徳洲会病院(大阪府岸和田市)が、アップル社のiPod touchに装着するAsReader(アスリーダー:ASX-510R)を業務用ハンディ端末として採用されたことを発表いたします。このAsReaderは、アップル社のiPod touchに、株式会社アスタリスク(本社:大阪市淀川区、代表取締役:鈴木規之)が開発したケース型バーコードリーダーを装着したもので、電子カルテを中心とする基幹システムと接続することにより、看護業務の支援を行うモバイル端末の役割を担います。
導入の背景
岸和田徳州会病院が8年前に導入した電子カルテシステムでは、ノートパソコンをワゴンに載せて病室に運び、有線のバーコードリーダーを使ってオーダー確認や三点照合を行っていた。しかし、ノートパソコンのバッテリー消耗が早く、結局は病室でコンセントに繋いで使っていたので、移動するたびにコンセントの抜き差しが必要となり、機動性に欠ける運用となっていた。
また、ベッドの位置や患者の向きによってはバーコードリーダーのケーブルが届かず、ベッドを動かして対応することもあり、コードレス化が急務となっていた。
導入の効果と期待
AsReader導入後は、病室にノートパソコンを運び入れることが不要になったため、
・夜間業務で問題になっていたワゴンを押す際の騒音が解消
・ワゴンを押す労力も無くなり、移動時間が短縮
・コンセントを探して抜き差しする手間が解消
・バーコードリーダーが患者に届かないという問題を解消
など、数多くの業務改善が実現した。
さらに、iPod touchの写真機能と電子カルテを連携することで、褥瘡( じょくそう・床ずれ)や創傷などをワンタッチで画像としてカルテに記録するなど汎用機ならではの活用法にも積極的に取り組んでいる。
(2) 医療法人社団誠馨会セコメディック病院(千葉県船橋市)が、アップル社のiPod touchに装着するAsReader(アスリーダー:ASX-510R)を業務用ハンディ端末として採用されたことを発表いたします。このAsReaderは、アップル社のiPod touchに、株式会社アスタリスク(本社:大阪市淀川区、代表取締役:鈴木規之)が開発したケース型バーコードリーダーを装着したもので、電子カルテを中心とする基幹システムと接続することにより、看護業務の支援を行うモバイル端末の役割を担います。
導入の背景
医療の安全と質の向上を図るため、2006年から電子カルテを導入していたセコメディック病院では、点滴交換など処置の際、ワゴンに載せたノートパソコンを病室まで運び、有線で接続されたバーコードリーダーで「患者」「薬剤」「担当者」の三点照合を行っていました。ただ、以下のような課題があった。
・病室のサイズやベッドのレイアウトによっては患者の手首にあるバーコードまでケーブルが届かない事がある
・パソコンの台数に限りがあるため、多くの処置が集中する時間帯にはパソコンが使えず事後処理になることがある
・夜間の業務では、ワゴンの移動音が大きく眠っている患者に気を使う
そこで、2013年からバーコードリーダーを変換ケーブルを介してiPod touchに繋ぎモバイル化し、パソコンとbluetoothで接続する試験運用を開始。患者のバーコード読み取り環境は改善されたものの、ノートパソコンを病室に運んで処置を行う環境は変わらず、充電のために変換ケーブルとiPod touchの接続部分を頻繁に抜き差しするため、変換ケーブルが破損するトラブルが頻発。業務に支障をきたす事が度々起こり、その改善のために、この度AsReaderを導入した。
導入の効果と期待
AsReader導入後は、ノートパソコンを病室に運ぶことなく、AsReaderと輸液パックだけで点滴交換業務が完了するため、リアルタイムの三点照合の実施率が5%程度上昇したのだ。さらに、ワゴンの移動が不要になり、労力が軽減された上に移動のための時間が短縮されるというメリットも生まれた。
患者のベッドサイドで出来ることは極力モバイルで行い、パソコンとの使い分けを進めて行きたいと考えるセコメディック病院は、今後、メールや写真、独自アプリなど活用の範囲をさらに広げる予定である。
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企業情報
企業名 | 株式会社アスタリスク |
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代表者名 | 鈴木 規之 |
業種 | 携帯、モバイル関連 |
コラム
株式会社アスタリスクの
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