昨年度のにいがた「夏の雪旅」で注目を浴びた「雪室」。今年、新潟県で、エコでクールな「雪室」を体験してみませんか?

新潟県の上越・中越地方は、冬に降った雪を貯蔵する施設「雪室(ゆきむろ)」の利用が盛んな土地。「雪室」の低温多湿の環境は、冷房や食品の保存・熟成などに活用され、地球にやさしいエコなエネルギーとしても注目されています。この夏「雪室」を見学・体験できる施設をご紹介します。

にいがた夏の雪旅推進協議会事務局のプレスリリース見出し画像
■「雪室」ってなに?

世界的な豪雪地で有名な新潟県上越・中越地方には、冬に降った雪を貯蔵し、その冷気を有効活用する「雪室」が古くから利用されてきました。
冷蔵庫のなかった時代、「雪室」の年間を通して低温を保つ環境は、食品の保存をするだけでなく、冬場には食品の凍結を防ぐためや、夏まで雪や氷を保存する目的にも利用されてきました。
昭和30年代までは雪国各地の家庭で見られた「雪室」ですが、近年では電気を一切使用しないエコなエネルギーとしての利用が見直され、大規模で近代的な「雪室」施設が増えています。
また「雪室」の雪はその冷たさもさることながら、湿度を十分に含んだ安定した環境を保ち、保存した食品をよりいっそう美味しく熟成させる効果があります。蕎麦や野菜、日本酒の保存・熟成などに利用され、雪室グルメとして、今、注目を集めています。
「雪室」の見学ができる施設や、「雪室」で熟成されてうまみが増した「雪室グルメ」を味わえる施設など、新潟県内の「雪室」体験できる施設を全12ヶ所ご紹介します。


●雪だるま物産館&雪むろそば家「小さな空」(上越市)
雪室で熟成したそばが絶品 雪室グルメのショッピングも

雪室には玄そばや地元産の米や酒類などが貯蔵されています。夏には、雪室の雪解け水をふたつの施設の冷房として使用。雪室の壁には雪見窓があり、窓を開けて冷気を感じることができます。
雪室で貯蔵した地元産の米や酒類は「雪だるま物産館」で購入ができます。雪むろそば家「小さな空」では、雪室で熟成した玄そばを店内の石臼で挽いた、挽き立てのそばが味わえます。

○上越市安塚区樽田
○025-595-1010(雪だるま物産館) 025-592-3877(雪むろそば家「小さな空」)
○9:00~18:00(雪だるま物産館)11:00~15:00(雪むろそば家「小さな空」)
○月曜休(祝日の場合は翌日休)
http://www.461888.jp/ ( 雪だるま物産館)
http://www.461888.jp/smallsky/ ( 雪むろそば家「小さな空」)


●雪のまちみらい館(上越市)
雪国の暮らしを快適にするアイデアがいっぱい

雪との上手な付き合い方を研究し、雪国の情報を発信しています。ここでは、冬に積もった雪を雪室に貯め、夏場の冷房にも利用。雪冷房には、「室内の空気を冷やす方法」と「雪解け水を利用する方法」がありますが、雪のまちみらい館はこの2 種類の雪冷房を同時に導入した世界初の施設。事前予約をすれば雪室内部の見学もできます。

○上越市安塚区安塚
○025-592-3988((公財)雪だるま財団)
○9:00~17:00
○土・日曜、祝日休
http://www.yukidaruma.or.jp/ZAIDAN/station/station.htm


●キューピットバレイスキー場(上越市)
真夏に登場する雪室コンビニでひんやり

冬はスキー客で賑わう雪だるま高原のスキー場。夏季限定で登場する「雪室コンビニ レルひや」は、雪室を天然の冷蔵庫として利用する特設施設。トマトやキュウリなどの地元産の新鮮野菜や地酒などが購入できます。雪室に蓄えられる雪は約1500 トンにもおよび、夏の雪冷房に使われており、その涼しさは「ふれあい昆虫館」やセンターハウス内で体験できます。

○上越市安塚区須川4820
○025-593-2041((株)キューピットバレイ)
○7/26(土)~8/24(日)、9:30~15:30
○期間中は無休
http://www.yukidaruma-kogen.com/green


●岩の原葡萄園(上越市)
雪室を利用した伝統のワイン造りを見学

明治23 年に誕生したワイン醸造所。ワインの低温発酵と熟成のために、約100 年前から雪室を活用してきました。平成17 年、CO2 削減を目的に雪室を再建・復活。現在は赤ワインを樽熟成する石蔵の温度管理に雪室を利用しています。

○上越市大字北方1223 
○025-528-4002((株)岩の原葡萄園)
○9:00~17:00(11~3月は~16:30)
○無休(不定休あり。要問合せ)
http://www.iwanohara.sgn.ne.jp/


●あてま森と水辺の教室ポポラ(十日町市)
自然豊かな高原リゾートで雪国の暮らしを知る

「当間高原リゾート ベルナティオ」では、ホテル敷地内の「水辺のホール」と体験交流施設「NATURA(ナトゥーラ)」に雪室を作り、地元産の日本酒などの保存に利用しています。自然体験プログラム「あてま森と水辺の教室ポポラ」では、この雪室に案内し、雪国の暮らしや知恵を解説するプログラムも実施しています。

○十日町市珠川(当間高原リゾート ベルナティオ内)
○025-758-4811(あてま森と水辺の教室ポポラ)
○無休
※自然体験プログラムは7月下旬~8月の夏休み期間を除く火曜午後休
http://www.belnatio.com/nature/index.html


●仙田体験交流館(十日町市)
雪冷房の涼しさを体感できる

「道の駅 瀬替えの郷せんだ」の施設。米などの貯蔵用として雪室が設置されており、交流館の冷房としても活用。雪室内部を見学することもできます。

○十日町市中仙田甲826
○025-761-2008
○9:00~17:45
○水曜休(祝日は営業)
http://www6.ocn.ne.jp/~kirari21/index.html


●玉川酒造 越後ゆきくら館(魚沼市)
創業340年余の老舗酒造の「ゆきくら」

昭和56 年から日本酒の貯蔵のために雪室を利用。「ゆきくら」と呼ばれる雪室は、積もった雪を特殊なシートで覆い、溶けないように保存したもの。この雪室で低温熟成させた大吟醸酒は味・香りともにより磨きがかかります。酒蔵見学では、ゆきくら・造り蔵・土蔵と、酒造りを見学できます。

○魚沼市須原1643
○025-797-2777
○9:00~16:00
○無休
http://www.yukikura.com


●峠の雪むろ(魚沼市)
夏のキャンプに天然の冷蔵庫が大活躍

一般財団法人 魚沼農耕舎の管理する雪室で、キャンプ場のある「福山森林体験の家」に隣接しています。地元で作られた農作物の貯蔵に利用されています。また相談に応じて、キャンプ場を利用する人たちが飲み物などを冷やしておくのにも利用させてくれます。見学の受け入れは団体のみ、要問い合わせ。

○魚沼市福山新田1326
○025-797-2366(福山キャンプ場・福山森林体験の家)
○8:30~17:15
○無休(冬季は閉鎖期間あり)
http://www12.ocn.ne.jp/~shinrin/fukuyama/index.html


●越後ワイナリー(南魚沼市)
南魚沼産ワインを雪室でじっくり熟成

一日の朝夕の気温差が大きい南魚沼市はワイン作りに適した地。越後ワインでは、ワイナリーの地下に雪室を利用した貯蔵庫を作り、熟成中のワインを寝かせています。ワイナリー見学では、雪室の内部や、ワインの瓶詰めの工程などが見られるほか、ワインの試飲も楽しめます。

○南魚沼市浦佐5531-1
○025-777-5877
○9:00~17:00
○無休
http://www.echigowinery.com


●南魚沼地域振興局(南魚沼市)
雪室冷房で真夏でも涼しく快適に

南魚沼市ではクリーンエネルギーの活用のため、南魚沼振興局の敷地内に雪室を設置し、雪の冷熱エネルギーを夏場の冷房として活用しています。一般の人が自由に入れる建物1 階のロビーとホールで雪冷房の涼しさを体感できます。

○南魚沼市六日町960
○025-772-2372
○8:30~17:00
○土・日曜、祝日休
http://www.pref.niigata.lg.jp/kanzai/1204131656847.html


●八海醸造 魚沼の里(南魚沼市)
見て、食べて、買える まるで雪室のテーマパーク

日本酒「八海山」でおなじみの八海醸造が運営する「魚沼の里」に、昨年「八海山雪室」がオープン。日本酒を貯蔵する雪室に、雪室カフェやショップを併設。ショップでは雪室で熟成された根菜や、雪室熟成ケーキ(シュトーレン)などを販売。ほかにも、「そば屋長森」や「菓子処さとや」などの魅力的なスポットがあります。

○南魚沼市長森459
○025-775-7707
○10:00~17:00
○無休
http://www.uonuma-no-sato.jp/


●吉兆楽(きっちょうらく)(南魚沼市)
雪蔵貯蔵の魚沼産コシヒカリ直売所

「魚沼産こしひかりをいつでもおいしく食べてほしい!」という思いから、米の貯蔵用に雪蔵(雪室)を建設。冬の間に約700 トンもの雪を運び込み、その冷気で米の鮮度をキープ。これにより、新米の風味そのままの米を一年中購入することができます。

○南魚沼市中194-1
○0120-380-583
○10:00~18:00
○水曜休
http://www.kichorak.com/



◆にいがた「夏の雪旅」の情報は
・にいがた「夏の雪旅」HP
http://www.niigata-snow.jp/
・にいがた「夏の雪旅」プロジェクトフェイスブックページ
https://www.facebook.com/yukitabi
・観光庁タビイチサイト・にいがた「夏の雪旅」紹介ページ
http://tabicollege.jp/projects/22/

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企業情報

企業名 にいがた夏の雪旅推進協議会事務局
代表者名 三友泰彦
業種 旅行・観光・地域情報

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