アカデミー賞受賞映画『それでも夜は明ける』の原作、『12(トゥエルブ)イヤーズ ア スレーブ』 が初の邦訳出版。6月4日(水)発売

翻訳出版を行う株式会社花泉社(所在地：東京都中央区銀座二丁目12-12、代表：朝比奈 武) では、今年のアカデミー賞作品賞を受賞した映画『それでも夜は明ける(原題 """"12 Years A Slave"""" )』の原作の翻訳書を、6月4日(水)より販売いたします。

▼12(トゥエルブ)イヤーズ ア スレーブ：http://kasensha.com/news/new_book/12years_a_slave/

■日本語で初めて紹介される不朽の名作
第86回アカデミー賞で、作品賞、助演女優賞、脚色賞を受賞した『それでも夜は明ける』。監督は人権問題や性依存症に関する作品など、社会派の映画監督として注目を集めるスティーヴ・マックイーン。ブラッド・ピットの出演でも話題を呼びました。
弊社より出版する『12(トゥエルブ)イヤーズ ア スレーブ』は、『それでも夜は明ける』の原作となった『Twelve Years A Slave』の翻訳書です。

愛する妻と幼い子どもたちに囲まれ、幸せな日々を送っていた黒人音楽家ソロモン・ノーサップ。ある日突然誘拐され、家族も財産も名前も奪われ、見知らぬ地へ奴隷として売られてしまいます。本作は1841年から12年間奴隷として過ごしたソロモンの真実の話が描かれた不朽の名作。既に著作権は消滅しており、今回の弊社からの翻訳出版が本邦初出版となります。

■原書は米国の公立高校で推薦教材にも
19世紀のアメリカ合衆国で行われていた、奴隷制度や人権問題を正しく認識するために、アメリカの公立高校では、映画と原作が推薦教材として教育委員会協議会 より指定されています。

▼『それでも夜は明ける』を子ども達にも：ナショナルジオグラフィック
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140305002

原作では、映画『それでも夜は明ける』の劇中では描かれることのなかった、当時の奴隷たちの食事の様子や、主人公のソロモンが直面した死の恐怖など、19世紀のアメリカで起きていた「真実」を知ることができます。

【本書概要】
・タイトル：12(トゥエルブ)イヤーズ ア スレーブ
・著者：ソロモン・ノーサップ
・発売日：2014年6月4日
・発行元：花泉社(かせんしゃ)
・価格：定価1,728円(本体1,600円＋税)
・判型・ページ数：四六版ハードカバー・320ページ
・図書コード　ISBN-10: 4907205066、ISBN-13: 978-4907205065

＜著者：ソロモン・ノーサップ＞
1808年、ニューヨークに生まれる。父は奴隷の身分から解放された自由米国民で、その息子であった彼もバイオリンを弾きながら生計を立てる自由の身であった。1841年、彼は何者かに拉致され、そのままニューオリンズのプランテーションへと船で輸送され、奴隷の綿農家として12年間働いた。1853年に解放されニューヨークの家族とも再会、同年『Twelve Years A Slave』を発表し、社会に衝撃を与える。

＜訳者：小岩 雅美 ＞
翻訳家。2000年まで米カリフォルニア州在住。現在はアメリカと日本を行き来しながら最新の書籍をリサーチし、気に入った作品は著者や出版社から直談判で翻訳権を取得するのが特技。「ファストレーンのお金持ち」（エムジェー・デマルコ著）、「トイレットペーパーの起業家」（マイク・ミカロウィッツ著）など翻訳多数。

【株式会社花泉社について 】
本社：〒104-0061 東京都中央区銀座二丁目12-12 たちばなやビル3F
代表：朝比奈 武
設立：2012年12月7日
URL：http://kasensha.com/
事業内容：出版、翻訳