メルー・ネットワークス社、教育機関用途に特化した無線LANプラットフォーム「Meru Education-Grade (MEG)」を発表

メルー・ネットワークスは教育機関用途に特化した「Meru Education-Grade」無線LANプラットフォームを発表。本製品はBYODプロビジョニング、ゲスト管理ソフト、独自の仮想無線LANソリューションで構成され、BYOD急増でネットワークが逼迫する教育機関構内に堅牢な無線環境を提供する。

2012年11月9日 - 無線LAN規格IEEE802.11nによる企業内ワイヤレスネットワーキングのパイオニアである米Meru Networks, Inc.(NASDAQ:MERU)の日本法人メルー・ネットワークス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:司馬 聡、以下メルー)は、教育機関用途に特化した新製品「Meru Education-Grade(MEG)」無線LANプラットフォームを発表した。本プラットフォームは、メルーのBYODプロビジョニング、ゲスト管理ソフトウエア、および独自の仮想無線LANソリューションで構成されており、BYOD利用の急増によってネットワークが逼迫する教育機関の構内において、本来の目的である学習用途に堅牢な無線LANネットワークを提供する。

メルー・ネットワークス、副社長 兼 教育ビジネス担当ゼネラルマネージャーのサロシュ・ヴェスナは、「ガートナー社では、2010年に10億台以下だった無線対応デバイスの数が、2015年には30億台を超える*との見解を示しています。このうちの多くは大学構内で使用されるデバイスによって占められます。こうした構内に持ち込まれるデバイスの急増はWi-Fiネットワークを逼迫させるため、快適かつ安全な接続の確保に向けて高等教育機関のIT担当者にさらなる負担を強いることになります。メルーの教育機関グレード無線プラットフォームは、BYODによるネットワークへの影響を軽減し、構内のすべての人に『途切れない無線学習環境』を提供します。」とコメントした。

構内のネットワーク利用者は、24時間365日、確実なWi-Fi接続を期待しており、ピーク時に関係なくシームレスなローミングや快適なアプリケーション利用が可能なネットワーク環境を望んでいる。こうした課題を克服するため各教育機関では、高容量に対応すると共に導入や維持および管理が容易な無線ネットワークを求めている。しかしながらまだ多くの大学では、ネットワーク内へのデバイスの煩雑な組み入れプロセス、長時間のログイン・プロセス、不意な通信切断、低質なローミングなど、問題が起こるたびにチャンネル・プランニングとサイトサーベイを繰り返している。こうしたかつてないネットワーク需要は学習の中断を余儀なくされるなど、学内のネットワークを利用した学習環境に影響を与えている。

メルー独自のシングル・チャネル技術を元にした教育機関グレード無線プラットフォームは、ネットワーク利用者の要望に応えるソリューションである。

MEG無線プラットフォームは、『途切れない無線学習環境』を以下の3ステップで提供する。

【組み入れ】
スマートコネクトとゲストコネクトを搭載するメルーのIdentity Manager(アイデンティティ・マネージャー)ソフトウエア・スイートを用いた自動で安全なBYODクライアントプロビジョニングと柔軟なゲスト管理で生徒のデバイスをネットワーク内へ迅速に組み入れ可能。

【接  続】
中庭でのローミングから高密度な講堂内での定置接続まで、構内全体で快適な携帯デバイス接続を可能にするメルーの幅広い無線LANアクセスポイント、無線コントローラー、ネットワーク管理ソフトウエア製品。

> 新製品AP332 _ 802.11n対応でギガビットに近いデータ転送速度を実現し、講堂、教室、図書館などの高密度な環境に最適なアクセスポイント

> 新製品MC6000 _ 業界最高容量、最大200Gbsの無線コントローラーで、大規模構内データセンターや構内ネットワーク環境の中央管理向け

【学  ぶ】
MEG無線プラットフォームは、従来の書籍を用いた学習に加え携帯デバイスを活用した21世紀型の学習環境を提供するソリューションとして以下の用途で採用されている。

> 教室マネジメントソフトウエアの大手メーカーである米Stoneware社のLanSchoolを用いたデジタル・クラスルーム・マネジメント

> 米マイクロソフト社のMicrosoft Lyncを用いたユニファイドコミュニケーション&コラボレーション

> 米アップル社教育機関/学習用途向け環境Bonjour

> eduroam(高等教育研究機関間無線LAN相互利用)を用いた大学ゲストのフェデレーテッド・アクセス


米アンダーソン大学、CIOのピーター・ハーヴィンは、「現在本学ではWi-Fiネットワークを単にアクセスの手段としてではなくユーティリティとして大いに活用しています。本学はメルーの無線プラットフォームによって、書籍とデジタル素材を活用した授業、電子化、そしてユニファイドコミュニケーション&コラボレーションといった21世紀型の教室を実現しました。」とコメントした。

メルーのMEG無線プラットフォームについての詳細は、以下をご覧ください。
http://www.merunetworks.com/industries/education.html

メルーは、11月6日から9日まで米デンバーで開催されたEDUCAUSE 2012に出展(ブース番号708/710)し、MEG無線プラットフォームの実演と高等教育機関向け新製品を展示紹介した。

*出典:Gartner, Inc., Market Trends: Future Platforms for Wi-Fi Growth, 2011-2015, Mark Hung, June 29, 2011
(ガートナー・マーケットトレンド:Wi-Fi成長に向けた未来のプラットフォーム2011-2015)

企業情報

企業名 メルー・ネットワークス株式会社
代表者名 司馬 聡
業種 コンピュータ・通信機器

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