STRグローバル アジア・パシフィック 2012年6月期ホテルパフォーマンス調査を発表

STRグローバル(本社:ロンドン)は2012年6月期アジア・パシフィックのホテルパフォーマンス調査を発表しました。今回の調査においてアジア・パシフィック全体の稼働率・客室平均単価(以下ADR)・販売可能客室一室あたり収益(以下RevPAR) の3つの数値は全て好調であることがわかりました。

STRグローバル アジア・パシフィック 
2012年6月期ホテルパフォーマンス調査を発表

2012年7月26日

STRグローバル(本社:ロンドン)は2012年6月期アジア・パシフィックのホテルパフォーマンス調査を発表しました。今回の調査においてアジア・パシフィック全体の稼働率・客室平均単価(以下ADR)・販売可能客室一室あたり収益(以下RevPAR) の3つの数値は全て好調であることがわかりました。

2012年6月期のアジア・パシフィックの稼働率は66.2%(+1.8%)、ADRはUS$136.87(+5.4%)、RevPARはUS$90.66(+7.3%)となりました。(USドル換算、カッコ内は昨年同月比増減率)

また、2012年上半期のアジア・パシフィックの稼働率は66.0%(+2.3%)、ADRはUS$141.38(+3.3%)、RevPARはUS$93.26(+5.7%)となりました。

今回の調査にあたり、STRグローバルのマネージングディレクターであるエリザベス・ランダール(Elizabeth Randall)は次のようにコメントしています。「2012年上半期は稼働率およびADRの両面で堅調に上昇しました。この上昇基調により世界金融危機発生前の2008年上半期の業績と同水準まで回復しています。2008年上半期と比較すると、稼働率は66%と一致し、ADRはわずかUS$0.38減という結果です。2008年上半期から2012年上半期までの複合年間成長率(CAGR)は、供給数(客室数)が3.2%上昇しているのに対し、需要数(販売室数)は3.1%上昇を維持し続けています。」

2012年6月のアジア・パシフィックの主な市場動向は以下の通りです。(ADR・RevPARは現地通貨換算。カッコ内は昨年比増減率)

-最も稼働率が上昇をしたのはハノイ(ベトナム)61.8%(+13.1%)、上海(中国)62.7%(+11.3%)、プーケット(タイ)59.3%(+10.2%)でした。
-最も稼働率が下降をしたのはマニラ(フィリピン)65.2%(-6.3%)でした。
-次の3都市でADRが20%以上上昇しました。ジャカルタ(インドネシア) IDR967,559.38 (+26.8%)、続いて東京(日本)14,796.58円 (+22.3%) 、台北(台湾)TWD6,805.68(+20.9%)
-ニューデリー(インド)はADR INR6,520.52(-5.6%) およびRevPAR INR3,321.20(-10.8%)の両面において最も下落しました。
-次の5都市でRevPARが20%以上上昇しました。ジャカルタ IDR749,897.41(+31.2%)、東京11,731.01円(+29.9%)、台北TWD5,015.50 (+28.1%)、プーケット THB1,875.44 (+26.3%)、クアラルンプール(マレーシア)MYR316.38(+21.1%)
-日本のパフォーマンスは 稼働率76.1%(+7.1%)、ADR10,963円(+11.5%)、RevPAR 8,340.14円(+19.5%)となりました。

各国のパフォーマンスは以下の通り。

オーストラリア:
稼働率 69.5% (+0.8%) ADR AUD169.54(+4.9%)RevPAR AUD117.81(+5.8%)
中国
稼働率 61.9% (+0.7%) ADR CNY756.20 (+5.0%) RevPAR CNY468.37 (+5.7%)
インド:
稼働率 53.0% (-1.6%) ADR INR5,545.02 (-3.5%) RevPAR INR2,939.73 (-5.1%)
日本:
稼働率 76.1% (+7.1%) ADR JPY10,963.65 (+11.5%) RevPAR JPY8,340.14 (+19.5%)
シンガポール:
稼働率 85.9% (+0.7%) ADR SGD297.47 (+3.9%) RevPAR SGD255.59 (+4.6%)

STRグローバル ホテルパフォーマンス調査について
STRグローバルのホテルパフォーマンス調査は世界中の40,000軒以上のホテルがSTRグローバルに直接実績を報告し専門チームが集計しています。STRグローバルは毎月世界各地の稼働率・ADR・RevPARを調査し、メディア関係者に発表しています。日本のホテルは2012年6月現在約450軒が参画し、日本最大のデータベースとしてホスピタリティ業界の発展に寄与しています。

STRグローバル(STR Global, Ltd)について
STRグローバルはホスピタリティ業界に従事するあらゆる関係者(ホテルオペレーター、オーナー、デベロッパー、金融機関、マーケットアナリスト、ベンダー、教育機関等
)に対し様々なデータを提供しています。北米地区をSTR(Smith Travel Research, Inc.)が、北米以外のヨーロッパ、中東、アジアパシフィック、アフリカ、中南米をSTRグローバルが調査しています。 世界最大のホテルデータベースを保有し、ホテルベンチマークレポート、グローバルホテルレビュー、マーケットフォーキャストレポート、収益性調査、建設計画調査、ホテル年鑑等を発行しています。また、日本語を含む多言語によるサービスを展開しています。

参考URL
http://www.strglobal.com?lang=Japanese 
(系列会社のHotelNewsNow.comよりホテル業界関連のニュースを配信中。英語のみ。)

企業情報

企業名 STRグローバル
代表者名 石田恵
業種 旅行・観光・地域情報

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