「動画革命東京」 アニメーション製作のためのLLPを設立:第1次支援4作品の製作母体として、各作品の企画者と4つのLLPを設立。クリエイターの権利へ配慮したスキームを実現

株式会社シンクの100%子会社アニメイノベーション東京は、個人や中小アニメーション制作会社のクリエイターのオリジナル企画を対象としたアニメーション制作支援事業「動画革命東京」の第1次支援候補4作品の製作母体となるLLP(正式名称は「有限責任事業組合」)を設立したことを発表いたします。

報道関係者各位
プレスリリース
                                 2006年9月29日
                        有限会社アニメイノベーション東京

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          「動画革命東京」 アニメーション製作のためのLLPを設立
        第1次支援4作品の製作母体として、各作品の企画者と4つのLLPを設立
            クリエイターの権利へ配慮したスキームを実現
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株式会社シンクの100%子会社アニメイノベーション東京(東京都港区、代表取締役:森 祐治)は、個人や中小アニメーション制作会社のクリエイターのオリジナル企画を対象としたアニメーション制作支援事業「動画革命東京」の第1次支援候補4作品の製作母体となるLLP(正式名称は「有限責任事業組合」)を設立したことを発表いたします。

2006年3月からスタートいたしました本事業は、6月30日に第1次募集を締切り、選考の結果4作品を支援候補作として決定いたしました。(2006年7月28日に報道発表済み)
その後、各作品のLLP設立の準備を進めて参りましたが、9月26日を持って全4作品それぞれのLLP設立が完了いたしました。

【今回の事業スキームの特長】
・クリエイターの権利への配慮
これらのLLPはアニメイノベーション東京と企画者であるクリエイターとの共同事業体という形態をとり、作品の著作権を両者が共に所有管理します。そして、作品による事業収益から貢献に応じた利益がクリエイターに配分されます。

・権利の集約によるビジネス機会の確実な捕捉
共同保有という形で作品に関する権利をLLPへ集約することで、権利処理に関する意思決定が容易となり、権利に基づくビジネス機会を確実に捉えることが可能となります。

【インターネットポータルサイト「goo」との連携】
「動画革命東京」では、NTTレゾナント株式会社(以下NTTレゾナント、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)が運営するインターネットポータルサイト「goo」で提供中のアニメ情報コーナー「gooアニメ」にて、「動画革命東京」の特集サイトを開設しました。
「gooアニメ」上で開設する特集「動画革命東京 -ANIME INNOVATION TOKYO-」では、「動画革命東京」が支援する4組のクリエイターのアニメ作品のイメージ映像を、NTTがトライアル提供している動画共有サイト「Cliplife」を利用して配信すると共に、制作過程を「gooブログ」上に開設する各クリエイターのオフィシャルブログにて紹介します。

「動画革命東京 -ANIME INNOVATION TOKYO-」
URL:http://anime.goo.ne.jp/special/anime-innovation/

【LLPについて】
『LLP』とは、正式には「有限責任事業組合」といい、2005年8月に導入された新しい組合制度です。
この『LLP』には大きな3つの特徴があります。
1)内部自治:資金を出した割合に限らず、事業貢献度に応じて利益の分配割合を決めることができる
2)パススルー課税:法人税がかからない
3)有限責任:万が一のときでも、組合員自身が負債を負う必要がない
株式会社・有限会社などの会社組織も含めて、この3つの特徴を兼ね備えた組織は従来ありませんでした。このLLPを用いることで、組合員となる個人の生活や、企業の本体事業への過度なリスクを負う必要はなくなりますし、多くの資金を出すこと が難しい個人や中小零細の企業であっても事業の貢献度に応じて成功報酬を得られるチャンスが生まれてきます。

【その他】
企画募集に関しましては継続的に行い、次の締切り(第2次募集)は本年9月30日となります。作品や事業に関する詳細は「動画革命東京」WEB http://www.anime-innovation.jp/ をご参照ください。

【本件に関するお問い合わせ先】 TEL :03-5405-3774  e-mail:press@anime-innovation.jp
「動画革命東京」に関するお問い合わせ :(有)アニメイノベーション東京 高橋(尚)   
支援作品に関するお問い合わせ :(株)シンク コンテンツ&プロデュース部門 海瀬         

【「動画革命東京」事業の内容】
東京都のアニメ産業振興策の一環として、東京都の支援をうけて?シンクが「動画革命東京」プロジェクトを企画いたしました。
(1)アニメ作品企画の募集・作品制作について
 オリジナルアニメーション作品企画を、東京国際アニメフェアやウェブによるエントリーなどを通じて広く募集していきます。 採用企画に対して、アニメイノベーション東京が制作資金の提供や作品のプロデュースを行います。尚、作品制作にあたって、作品毎にアニメイノベーション東京と企画者が参加する共同事業体を設立し、作品制作・販売活動の母体とします。その事業体の器として昨年8月に制度がスタートしたLLP(有限責任事業組合)などの組合制度を活用していきます。事業期間4年間で15作品程度の支援を予定しています。
(2)作品の販売について
本事業では、アニメーション映画やテレビシリーズなどパイロット版映像を基とした大規模作品の作品化権の売却と、パイロット版映像自体のTVやブロードバンドでの放映、パッケージ販売などにより収益を獲得していきます。 作品の販売に当たって、これまで株式会社シンクが培ってきたネットワークをフル活用し、国内マーケットだけではなくより規模の大きな海外マーケットでの展開も行っていきます。

【事業の特色】
本事業では、作品企画に対して制作資金を提供するだけでなく、株式会社シンク創業者でコンテンツ&プロデュース部門の責任者である竹内宏彰を中心とした国内外の強力なプロデューサー陣により作品企画・制作に関するハンズオン・プロデュースを行うことで、より確度の高い事業化を行っていきます。また、アニメイノベーション東京と企画者・制作者との共同事業という形態を取り、共同事業体が作品の知的財産権を保有することで、通常アニメーション制作受託に対する 報酬のみとなることが多い企画者・制作者にとって、事業成功時には制作受託報酬だけでなく貢献度に応じて事業利益の分配を受けられ、単なる制作受託よりも 多くの利益を享受できるというメリットがあります。 さらに、複数作品に資金支援を行うポートフォリオ型の運用を行うことで作品単位では大きくなりがちな収益の振れ幅を相殺し、事業全体のリスク抑制を図ります。

【株式会社シンク 会社概要】    http://www.think.ne.jp
昨年より、日米のMicrosoftや大手戦略コンサルティング会社McKinsey & Companyなど、グローバル・リーディング・カンパニーで事業開発において豊かな経験を持つ森祐治が代表取締役社長に就任。これまでのウェブ・ソリューション 事業領域に加えて、アニメーションやCGなど映像コンテンツ領域へのビジネス開発・投資・プロデュースの事業を開始。 エグゼクティブ・プロデューサーには、ハリウッド人気SF映画「The Matrix」シリーズのアニメーション・アンソロジー「Animatrix」(ワーナーホームビデオ)を手がけ、一方では「ほしのこえ」(CW フィルム)の新海誠監督など新人発掘・育成に実績のある竹内宏彰を擁し、映像コンテンツ領域で積極果敢な試みを展開している。



《関連URL》
http://www.anime-innovation.jp/

企業情報

企業名 有限会社アニメイノベーション東京
代表者名 --
業種 未選択

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