アカマイ、2011年第1四半期版「インターネットの現状」レポートを発表

アカマイ、2011年第1四半期版「インターネットの現状」レポートを発表

アカマイ・テクノロジーズ合同会社(東京都港区、職務執行者社長:小俣修一、以下「アカマイ」)は本日、2011年第1四半期版「インターネットの現状」レポートを発表しました。本レポートは、アカマイが世界規模で展開するサーバーネットワークにてモニター、収集した情報を基にまとめられたもので、「ブロードバンドの導入状況」、「攻撃トラフィックなどの傾向」他、インターネットに関する主要統計データとアカマイの見解を提供しています。アカマイでは、今年で4年目となる「インターネットの現状」の公開と共に、各国/地域別で観測された平均接続速度、平均最高接続速度、高速ブロードバンド/ブロードバンド/ナローバンド導入率の生成およびダウンロードを可能にするツール、「data virtualization tool」を併せて発表しました。本ツールは、インターネットの現状レポートが初めて発行された2008年の第1四半期からのハイライトを表示します。

2011年第1四半期において、日本は、平均接続速度の世界都市別ランキングで61都市、平均最高接続速度ランキングで54都市が上位100都市にランクインしました。また、日本は、平均接続速度(8.1Mbps)で世界3位、平均最高接続速度(29.9Mbps)で世界4位、高速ブロードバンド接続(55%)で世界4位、インターネット普及率(4,123万ユニークIP)で世界3位となっております。また、今回のレポートでは、当四半期において、東日本大震災発生時のトラフィックの観測結果をまとめています。2011年第1四半期インターネットの現状レポートの日本語版アジア環太平洋版は、弊社ウェブサイトhttp://www.akamai.co.jp/enja/stateoftheinternet/にて、9月より公開の予定です。

2011年第1四半期版インターネットの現状レポートのサマリーは以下となります。

インターネット普及率
2011年第1四半期、アカマイのネットワークに接続するユニークIPアドレス数は、237ヵ国/地域で5億8,400万にのぼり、前四半期比で5.2%、前同期比で20%増加しました。IPアドレスをロングテールで見ると、2011年第1四半期でアカマイに接続しているユニークIPアドレスが100万件未満なのは186ヵ国、10万件未満なのは134ヵ国、1,000件未満なのは31ヵ国でした。確認されたIPアドレス数の70%近くをトップ10にランクインしている国からでした。日本は前四半期と同じく、1位米国(1億4,260万件)、2位中国(7,359万件)に続いて、3位の4,123万件となりました。韓国は6位で2,254万件でした。

No.国/地域ユニークIPアドレス
-グローバル584,821,069
1米国142,605,731
2中国73,587,347
3日本41,233,145
  
6韓国22,538,305

平均接続速度の上位100都市
アカマイは、2011年第1四半期の平均接続速度を基に、世界都市別ランキング上位100位を調査しました。
調査結果のハイライトは次の通りです。
-上位100都市の内、日本が61都市、韓国及び香港がそれぞれ5都市を占め、大多数をアジアが占める
-米国では18都市のみが上位100位にランクインし、カリフォルニア州リバーサイドが39位で同国トップ
-ヨーロッパで最も高速な都市は、100都市中33位のリーセ(ノルウェー)



世界各国の平均接続速度
世界各国の平均接続速度ランキングでは、1位韓国(14.4Mbps)、2位香港(9.2Mbps)、3位日本(8.1Mbps)と、前四半期と同じく、アジア太平洋地域の3ヵ国がトップ3を占めています。

No.国/地域平均接続速度(Mbps)
-グローバル2.1
1韓国14.4
2香港9.2
3日本8.1
   
14米国5.3

世界各国の平均最高接続速度
2011年第1四半期で平均最高接続速度が30Mbpsを上回ったのは、3ヵ国のみで、1位が香港(39.5Mbps)、2位韓国(36.3Mbps)、3位ルーマニア(32.7Mbps)という結果となりました。前四半期で3位だった日本は、4位(29.9Mbps)という結果になりました。平均最高接続速度が20Mbpsを上回ったのは16ヵ国、10Mbpsを上回ったのは44ヵ国でした。

No.国/地域平均最高接続速度(Mbps)
-グローバル10.6
1香港39.5
2韓国36.3
3ルーマニア32.7
4日本29.9

13米国21.2

高速ブロードバンド接続
国別での5 Mbps以上の高速ブロードバンド接続の利用率については、韓国(60%)、香港(55%)、日本(55%)、が世界ランキングの上位を占めています。

No.国/地域5Mbps以上
-グローバル25%
1韓国60%
2オランダ56%
3香港55%
4日本55%

12米国39%

攻撃トラフィック
2011年第1四半期では、世界199ヵ国を発生源とする攻撃トラフィックを観測しました。攻撃トラフィックの発信源のトップ3は、1位ミャンマー(13%)、2位米国(10%)、3位台湾(9.1%)です。アジア太平洋地域では、上記の2カ国を含め5位中国(6.4%)、7位インド(3.8%)、8位香港(3.3%)がトップ10に入っています。

アカマイでは、東日本大震災発生時のトラフィックをモニタリングした結果、地震が発生した14時46分(日本時間)後に急激なトラフィックの低下(約27%)を観測しましたが、間もなくトラフィックは回復しました。なお、下記の図には記述しておりませんが、地震発生後の数日間、アカマイでは日本におけるトラフィックのピークレベルが地震発生前より高かったことを観測しています。これは、日本人が家族や友人とのコミュニケーションおよび地震に関する最新情報を取得するためにインターネットを使用したことによるものです。

アカマイ・テクノロジーズ合同会社について(www.akamai.co.jp):
アカマイ・テクノロジーズ合同会社(旧アカマイ株式会社)は、1998年に設立された、アカマイ・テクノロジーズ・インク(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、社長兼最高経営責任者(CEO):Paul Sagan【ポール・セーガン】、www.akamai.com)が100%出資する日本法人です。アカマイは、世界72カ国に展開するサーバ群によって構成されるアカマイ独自のネットワーク、「Intelligent Internet PlatformTM」を通じて、オンライン上のコンテンツやビジネスプロセスの配信を加速するサービス、ソリューションを提供する世界最大の業者です。アカマイは、静的なコンテンツ配信だけでなく各種コンサート・スポーツ試合等の国内限定ストリーミング配信やWebアプリケーションなどの動的配信を多数実現し、世界中で3,200社以上が当社サービスを利用しています。


【本件に関するお問い合わせ先】
アカマイ・テクノロジーズ合同会社
マーケティング本部 マーケティング部 
TEL.03-6702-0100
E-mail. marketing-jp@akamai.com


《関連URL》
http://www.akamai.co.jp/enja/stateoftheinternet/
http://www.akamai.com

企業情報

企業名 アカマイ・テクノロジーズ合同会社
代表者名 小俣 修一
業種 未選択

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