【プレスリリース】中国市場調査レポート 中国20都市消費者調査 ミニレポート Vol.6 【「医食同源」は死語か - 中国人と食の安全 -】

日本リサーチセンターでは、定期的に中国市場調査ミニレポートを掲載しております。 今回は、中国の「食の安全」を取り上げます。中国からの食材を我々の食生活から完全に排除することはなかなか難しく、中国の食の安全問題が日本人に与える影響は極めて直接的であるといえます。

中国20都市消費者調査 ミニレポート Vol.6
【「医食同源」は死語か - 中国人と食の安全 -】

http://www.nrc.co.jp/report/100419.html

要旨
・「食の安全」は「大気汚染」「水質汚染」などについで問題と
 なっており、中国人にとっても大きな不安材料。
・自分や子供の食事には、9割近くの人が「安全のためなら余分な
 お金を払っても良い」と回答。特に子供の食事については、36%
 が「(安全のためなら)5割増しでも構わない」としている。
・将来不安なことについては、32%の人が「食の安全」を挙げる。
 「病気」「子育て」を僅かに上回りトップとなった。


■ 繰り返される食品安全問題
 4月12日、山東省青島市で有機リン系殺虫剤で汚染されたニラを
 食べた9人が中毒症状を起こし、同市の食品安全当局がニラの販
 売を一時停止した。
 ・・・・・

■ 「薬食同源」の文化の先に
 もともと中国には「薬食同源」(日本の医食同源)という言葉が
 存在する。中国の「薬食同源」とは、人間の健康維持や病気の
 治療のために、漢方薬と食品が同様な効果を持つことを意味して
 いる。
 ・・・・・

■ 中国人も脅える食の安全性問題
 中国の食品の安全性は日本人にとっても大きな問題ではあるが、
 当然日々中国で暮らす中国人もこの問題を避けては通れない。
 ・・・・・

■ 「安全」確保には投資、子供が優先
 より安全なものが得られるのであれば、多くの人が「余分にお金
 を払ってもいい」と回答している。
 特に、子供や自分の食事については、その他の商品に優先して安全
 を確保したいと考える傾向が見られる。
 ・・・・・

■ 中国人観光客による消費の背景を考える
 今年の春節(中国の旧正月)は、日本に大量の中国人観光客が来日
 し話題となった。
 中国人は日本で電化製品・高級ブランド品などの他に、粉ミルクや
 化粧品などの日用品も大量に購入して帰国する人が多い。転売目的
 の場合もあるが、多くは自分や周囲へのお土産に、品質が安心・安全で
 しかも偽物の不安がない「日本で購入した日本製」を求めている。
 ・・・・・


<当調査に関するお問合せ先>
株式会社 日本リサーチセンター 内 日中リサーチセンター
担当:本坊/松川
TEL:03-6667-3177 E-mail: china_omnibus@nrc.co.jp

企業情報

企業名 株式会社日本リサーチセンター
代表者名 鈴木稲博
業種 その他サービス

コラム

    株式会社日本リサーチセンターの
    関連プレスリリース

    • クリックして、タイトル・URLをコピーします
    • facebook
    • line
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    プレスリリース詳細検索

    キーワード

    配信日(期間)

    年  月  日 〜 年  月 

    カテゴリ

    業界(ジャンル)

    地域