3PAR、次世代Thinテクノロジー・ソフトウェア　4製品の出荷を開始

3PARは 本日、ストレージの技術更新・移行時に発生するコストを、レガシー・アレイに比べ最大60パーセント削減し、ストレージのスリム化を維持することで運用コストの低減を実現する次世代型シン・テクノロジー・ソフトウェア製品、3PAR Thin Conversion、3PAR Thin Persistence、3PAR Thin Copy Reclamation、3PAR Thin Reclamation for Veritas Storage Foundationを本日より出荷します。これらのソフトウェア製品は、InServストレージ・サーバ独自のThin Built Inハードウェア・アーキテクチャと、Thinエンジンと呼ばれるスペース再生利用のための新しい仮想化マッピング・エンジンを基礎とて開発されました。また、これらの新ソフトウェア製品は、3PAR Thin Provisioningソフトウェアと同じく、設備稼働率、ディスク使用率、データセンタの効率性の向上を達成することで、企業のグリーンIT化達成をサポートします。本日発表されたこれら4つの新製品は、Thin Built Inを搭載したすべてのInServストレージ・サーバに導入可能で、Thinエンジン技術と、3PAR第三世代 ASICを最大活用し、fat-大きな-レガシー・ボリュームをより効率的なInServアレイ上のthin-スリムなボリュームへと変換し、変換後のボリュームとそのコピーを長期的にスリムな状態に維持します。

3PARのThinテクノロジーは、当社戦略における重要な要素であり、容量の先行購入量と長期的購入量を削減することで、企業の初期導入・運用コストを削減しながら、管理時間の短縮、ストレージの投資利益率の向上、データセンタが環境に与える負荷の削減の実現をサポートします。

Start Thin　-スリム化への取組み：3PARシン・テクノロジーの伝統
3PARは、2002年に3PARThin Provisioningを発表して以来、本ソフトウェアを顧客に提供し、容量が割り当て後も未使用のまま残るという重大な問題を解決してきました。顧客は、SANコスト、必要設置スペース、そしてエネルギー費用を最大75パーセント削減し、グリーンIT化を達成することが可能となりました。また、3PAR Thin Provisioningは、プロビジョニング処理の合理化・自動化を実現し、管理時間を最大90パーセント短縮します。

Get Thin-スリム化を実現： 3PAR Thin Conversion
IT管理者は、Thin Conversionの導入により、技術更新・移行時にテラバイト単位での交換が不要になり、レガシー容量の75パーセントをシンプルかつ高速に削減することが可能なります。また、IT管理者は、本ソフトウェアを活用することで、レガシー・ストレージの購入に比べ最大60パーセントのコスト節約ができます。3PAR Thin Conversionは、レガシー・アレイの非効率でfatボリュームを、Thin Built Inを採用するInServ上に移行させ、更に高い効率と使用率を実現するthin-スリム-なボリュームへ変換します。

Thin Conversionは、内蔵型ゼロ検出機能を使用して割り当て済みの未使用容量を検出する第三世代ASICと、スペース再生利用のための仮想化マッピング・エンジンであるシン・エンジンを併用し、ボリュームをInServにコピーする際に発生する空スペースを解放することにより、顧客のデータ保持に必要な容量を削減します。Thin Conversionは、内蔵のハードウェア機能と連動しているため、この処理を、サービスレベルを維持したままインラインのワイヤスピードで実施することが可能です。ストレージ容量を削減することは、冷却処理の削減、供給電力と設置スペースの縮小などに起因する継続的な運用コストの節約につながるだけではなく、二酸化炭素排出量を抑制し環境保全に寄与します。

Stay Thin　-スリム化を維持： 3PAR Thin Persistenceと3PAR Thin Copy Reclamation
業界初の試みである3PAR Thin Persistenceソフトウェアは、3PAR InServストレージ・サーバのシン・ボリュームをスリムで効率的な状態に維持することで、3PAR Thin Provisioningと3PAR Thin Conversionの効果を最大化させます。
3PARシン・プロビジョニングを利用する顧客はすでに、レガシー・ストレージの60パーセントという平均容量節約を実現しています。これらの新しいstay thinテクノロジーは、さらなる節約の推進を目的として設計されました。

3PAR Thin Persistenceも、Thin Conversionと同様に、InServのハードウェア高速ゼロ検出機能と連動するThinエンジン技術を使用し、削除済みデータに起因する未使用スペースを再生利用します。Thin Persistenceは、第3世代ASICの内蔵型ハードウェア機能を活用することにより、インラインのInServボリュームを、ワイヤスピードで継続的にthinning-スリム化-しながら、サービスレベルを維持することが可能です。3PAR Thin Copy Reclamationも同様の機能をもちますが、ボリュームをスリム化しスペースを再生利用するためにシン・エンジン技術を採用する代わりに、3PARの仮想化マッピング・エンジンを使用して、InServ上の仮想コピー・スナップショットと、遠隔コピー・ボリュームから未使用スペースの再生利用を行います。

Thinエコシステムの推進
3PARは、他のベンダーとの継続的な提携を通して、データセンタにおけるシン・テクノロジーのメリットを拡大するシン・エコシステムを構築し、推進します。たとえば、3PARとシマンテック社は、ファイル削除関連のスペースを再生利用するためにホスト・ファイル・システムとInServとのインテリジェントな通信を可能にしたThin Reclamation APIを共同開発しました。3PAR Thin Reclamation for VERITAS Storage Foundationは、3PARシン・エンジン・テクノロジーを利用して、このAPIのメリットを受ける最初のソフトウェアとなります。この3PARの新しいソフトウェア製品は、InServアレイがきめ細かいファイルシステム・レベルの情報を利用することで、InServボリューム内の未使用スペースを自動的に再生利用し、スリムな状態を長期的に維持します。

3PAR社長兼最高経営責任者　David Scott談
これらのシン・ストレージ新製品と、新しいシン・エンジンにより、3PARは顧客に、技術更新・移行に伴うコストを大幅に削減し、継続コストをできる限り低く抑えるための手段を提供します。当社は、3PAR Thin Conversionにより、顧客がストレージの技術更新・移行に必要な導入コストと運用コストを、レガシー・ストレージに比べて最大60パーセント削減できると考えています。3PAR Thin Persistence、3PAR Thin Copy Reclamation、そして3PAR Thin Reclamation for Veritas Storage Foundationは、ボリューム内の削減された容量を再生利用しスリムな状態を維持することで、顧客がさらなるコスト節約を実現できるようサポートします

3PAR Thin Conversionと3PAR Thin Persistenceは、3PARのソフトウェア製品群に追加される製品です。3PAR Thin Persistenceのライセンスには、3PAR Thin Reclamation for Veritas Storage Foundationも含まれます。3PAR Thin Copy Reclamationは、InForm Operating System Version 2.3.1の一部として、追加料金を支払うことなくご利用いただけます。現在、すべてのシン・ソフトウェア製品が入手可能です。






【本件に関するお問い合わせ先】
3PAR株式会社
広報担当：清水
TEL： 03-5269-1038
E-mail：press@3par.jp