無酸素性運動でも天然抗酸化成分アスタキサンチンが効果を発揮

福島大学人間発達文化学類の川本和久教授と富士化学工業グループの株式会社ナチュリルが行った共同研究により、天然抗酸化成分アスタキサンチンが解糖系の無酸素運動にも効果を発揮することが証明され、特許出願申請を行いました。


 この研究は、福島大学人間発達文化学類の川本和久教授の指導のもと、弊社の健康推進室に所属する現役陸上競技選手8名が行いました。この臨床試験結果を通してアスタキサンチンは、サッカーやバスケットボールなど、短時間で強度の高い運動を繰り返す競技のほか、陸上、スケート、自転車競技など一気に疲労困憊に陥るような身体的にダメージの大きい競技にも効果を発揮することが分かりました。当発表は、研究を実際に行った佐藤真有(専門種目:400m 北京五輪日本代表)と坂水千恵(専門種目:800m アジア選手権日本代表)が代表して第5回アスタキサンチン研究会にて発表されたものです。既に有酸素性運動でのアスタキサンチンの有効性は立証されていましたが、この度初めて無酸素性運動(解糖系)に関するアスタキサンチンの効果が立証されたため、弊社は発表と共に特許出願申請を行いました。


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■発表1:アスタキサンチン摂取は間欠的無酸素性運動の持続に効果があるのか

方法:
被験者は日常的にスポーツを実施している男子大学生22名(摂取群12名、非摂取群10名)を対象とした。朝晩6mgずつ(計12mg)アスタキサンチン(※以後AX)を4週間摂取させた。実験試技は、サッカーやバスケットボールなど短時間で強度の高い運動を模して、自転車で7秒間の全力ペダル(負荷値:体重X0.075kp)を23秒間の休息を挟んで20本実施した。


結果:
1,AX摂取後、摂取前よりパワー値が有意に増加することが分かった。
2,主観的運動強度(運動強度の体感)では、AX摂取により、摂取前に感じていた運動強度が有意に軽くなり、疲れを感じにくくなることが分かった。
3,AXの摂取が0.15mg以下になると、パワー値の変化が見られなくなった。

【考察】
この実験によって、前半・後半ともにパワーが増加し、さらに主観的運動強度が軽減されたことは、短時間に強度の運動を繰り返す、サッカーやバスケットボールなどの競技において、後半でのスタミナ持続の効果が期待されることが分かった。これは休息中の酸素摂取量が抑えられたことは、ミトコンドリア内のTCAサイクルが向上し、エネルギー産生の効率が上がったことが考えられる。また、体重あたりのアスタキサンチンの摂取量によって、効果に差が出ることが明らかになった。右のグラフにもあるように、アスタキサンチンを体重1kgあた0.17mg以上の量を摂取すると、パワー値が向上し、効率のいい効果が期待されることが示唆された。



■発表2:アスタキサンチンはミドルパワーを向上させるのか

方法:
被験者は日常的にスポーツを実施している男子大学生23名(摂取群11名、非摂取群12名)を対象とした。朝晩6mgずつ(計12mg)AXを摂取させた。実験試技は、陸上競技、スケート、自転車競技を模して、自転車エルゴメーターで40秒間の全力ペダリング(負荷値:体重X0.075kp)を行い、10分の休息(座位安静)をはさみ2回実施した。

結果:
1,後半のペダリング回転数がUP
2,酸素負債が減少
3, 2により活性酸素のダメージが抑制され、2本目のパワー値が摂取前よりも向上したと考えられる。

【考察】
 AX摂取により、活性酸素のダメージが抑制されるため、特に後半においてパワー値が増加する傾向が確認された。これは、AXがミトコンドリア内のエネルギー産生効率をあげ、結果、少ない酸素量でパフォーマンスを上げたことが考えられる。これにより、陸上、スケート、自転車競技など一気に疲労困憊に陥るような身体的にダメージの大きい競技にも効果を発揮すると考えられる。

                                    

↓↓↓研究発表を行った陸上チーム:ナチュリルアスリートクラブHP↓↓↓
http://www.natureal.co.jp/nac/
2006年に発足した、陸上女子短距離の実業団チーム。女子400mの日本記録保持者、丹野麻美をはじめ、五輪や世界陸上で日本代表として活躍する選手が複数所属する。活動拠点を福島県に置き、陸上短距離界の名将、川本和久監督のもと競技力向上に励んでいる。

■アスタキサンチンとは■
アスタキサンチンはサケ、エビ、カニなど、主に海洋生物に存在する赤い色素(カロテノイド)で、非常に優れた抗酸化作用を持っています。活性酸素による、脂質の過酸化を抑制するため、様々なスポーツ分野で注目を浴びています。

■アスタキサンチンとスポーツの関係■
スポーツをすると、体内に活性酸素が発生し、過酸化物が筋肉内に蓄積されるため、筋肉本来のパワーが発揮できなくなります。トレーニングの効率を上げ、スポーツシーンでのベストパフォーマンスを実現するには、アスタキサンチンのような抗酸化力の高い成分を取り入れ、活性酸素による筋肉のダメージを抑えることが重要です。
更に、近年の研究からアスタキサンチンを摂取すると、より効率よく脂肪が燃焼されることが判明し、ダイエット効果などにも期待されています。



【本件に関するお問い合わせ先】
富士化学工業株式会社 
広報室:木村有那/山口かをる
〒105-0011東京都港区芝公園1-1-12-4-F 
Tel:03-5408-1129 Fax:03-5408-1126 
http://www.natureal.co.jp


《関連URL》
http://www.e-asta.jp/index
http://www.natureal.co.jp/
http://www.natureal.co.jp/nac/

企業情報

企業名 富士化学工業株式会社
代表者名 --
業種 未選択

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