アイキャッチ画像

つくる人のつくり方——AIで「つくれた」のその先へ。実務で「使える」業務システムの参照実装を公開

八ヶ岳南麓のIT企業エンウィットが、業務システムを自社で作るための参照実装版として、実際にさわれる名刺管理&CRMシステムを公開しました。AI開発を実務につなぐUI/UXの作り込み、機能の設計判断、データの保存、運用まで、考えておくべきポイントを解説します。

開発の民主化

AIで、誰もがシステムを作れるようになりました。いま、AIを使ってアプリやツールを自作する人が急速に増えています。プログラミングの経験がなくても、動くものがすぐにつくれる。コンピューターの長い歴史を振り返っても、システム開発が民主化される画期的な時代が到来したと言えます。

 

しかし、とりあえず「動く」ことと、「実務で使える」ことは、同じではありません。

実務で使うには、多様な課題や条件をすり合わせる必要があります。

 

毎日使うためのUI/UXの作り込み。サーバーはどこで動かすのか。データはどこに置き、バックアップはどうするのか。認証やセキュリティはどうするのか。そして、運用しながら実務に最適化し続ける仕組みになっているか。考えること、やるべきことが、実は山のようにあります。

 

AIで「作れた」の次に、誰もがこの壁に当たります。

30年、「実際に使われる」システムを作ってきた実務視点

株式会社エンウィット(本社:山梨県北杜市、代表取締役:佐藤良晴)は、1995年の創業以来、多様なソフトウェアのUI/UX設計と実装を手がけてきました。パッケージソフトやマルチメディア百科事典などの一般向けソフト、CAD・データベース連携システムや建設現場の加工・計測支援システムなどの業種・用途を特化した専用システム、膨大なコンテンツのWebデータベース、B2C向けのiOS/Androidアプリなど、実務でエンドユーザーに使ってもらうための創意工夫を重ねてきました。

 

技術基盤は何度も変わりましたが、実際に現場で使えるシステムを作るために、使う人の側に立ってUI/UXを作り込むという原則は変わっていません。

 

そして2026年4月よりエンウィットでは、AIコーディングの劇的な能力向上を受けて、まずは自社の社内業務システム(顧客管理、請求書・納品書発行、画像・コンテンツ管理データベース、証憑管理など)を、ゼロベースで再構築しています。

 

この経験と知見が、AIで「作れた」の先へ進もうとする方々の参考になるはずだと考え、自社で実際に使っている業務システムの一部を「参照実装(リファレンス実装)」として順次公開することにしました。

 

第一弾は、名刺管理・CRMのシステム。2026年7月22日より、実際に操作できる参照実装版を公開しました。

なぜ、名刺管理・CRMか

名刺管理・CRMは、ほぼすべての企業に共通する実務です。そして、画像、テキスト、地図、Webなどを統合して扱うことになるため、業務システムを構築するうえで必要になる基礎的な技術と考え方の全体像を、ひとつの題材で理解することができます。

 

画像データの保存、データベースへの登録、検索など、業務システムとしての基礎技術を包含しており、参照実装の第一弾として、これ以上の教材はないと考えました。

名刺一覧画面。担当者が確認するまでは「未確認」状態として表示される

 

また、名刺管理システムが普及した背景には、人の手による入力代行サービスがあります。一方で現在では、AIの劇的な進化により、AIによる画像からの文字認識や構造解析の精度が飛躍的に向上しています。スキャナからでもスマートフォンの撮影画像からでも、画像をAIに渡せば構造化され、高い精度のテキストデータとして返ってくるのです。

 

そして、顧客管理は連携させたいデータや機能が会社ごとに異なることが多く、カスタマイズが必要になりやすい業務でもあります。自社でシステムをつくっていれば、こうしたカスタマイズや統合による業務の効率化が、複利で効いていきます。自社開発に取り組む上で始めやすく、また伸び代も大きいシステムです。

AI活用のポイント

業務システムにおいて、AIをどのように活用し、統合するか、というテーマも重要です。AI に任せる部分と人間が関与する部分、それぞれをシステムでどう扱うか。本システムでは、AIの認識した内容を人間が「確認する」という工程を組み込み、人間との協調作業をUI/UXに統合しました。

登録時の確認画面。
システムが提案して、担当者が判断する

AIは作業を代行し、提案するけど、採用すること、決めることは人間の仕事——この考え方を実装する設計として、AIが読み取った値を人間が確認したかどうかの属性をデータにもたせています。

 

エンウィットでは実際に使う人を想定して設計することを徹底しており、人間がシステムやデータの構造を把握できるUI/UXを重視しています。AIに任せっきりにして、うまく動いているときは良いが、何かあったら人間は何もわからない、という状況を作ってはいけないという設計思想が根幹にあります。

 

当社はDXブームの時代からUI/UXの重要性を提言してきており、2025年12月には研究部門である然創工学研究所として、UI/UX憲章を発行しています。今回は、UI/UXの原理・原則に照らして、実際にどのようにシステムを実装するか。AIにどのような指示を出して、どこを任せ、どこを人間が見るか。原理・原則と実装における考え方、あえて作らなかった機能とその理由など、実装レポートで解説しています。

公開のかたち

名刺管理・CRMに続き、請求・納品書のPDF発行、画像データベース、コンテンツ管理などを、参照実装として順次公開していく予定です。

 

メールアドレスによる簡単なサインアップで、enGene オンライン会員(無料)になることで、これらの参照実装版を機能制限付きで実際に操作することができます。

 

どの機能をどう作り、どの機能を作らないことにしたか。データはどこに保存して、アプリはどこで運用するか。こうした設計判断の詳細を以下の記事でレポートしています。

 

原理・原則はUI/UX憲章で規定しています。その原理・原則を、実務的な実装にどう活かしていくか。エンウィットでは、1)原理・原則、2)実装レポート、3)実際にさわれる参照実装版をセットとして提供します。「つくる人」が最初の一歩を踏み出すための、ひな形としてご活用ください。

 

▼ 参照実装レポート(第1回)
https://engene.jp/reference-implementation-crm

 

▼ enGeneオンライン会員登録(無料)
https://openlab.enwit.co.jp/member/signup

 

【会社概要】

■会社名:株式会社 エンウィット

■代表者:代表取締役 佐藤 良晴

■資本金:10,000,000円

■設 立:1996年12月6日(創業 1995年5月)

■本社:〒408-0041 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3356-3

■東京オフィス:〒104-0061 東京都中央区銀座6-6-1 5F

■メール:info@enwit.co.jp 

■事業内容:中小企業向けシステムの企画・開発・運用、自然をテーマとしたコンテンツ・アートグッズ事業

 

■コーポレートサイト:https://enwit.co.jp

 

【本件に関するお問い合わせ】
株式会社エンウィット 広報担当
info@enwit.co.jp



添付画像・資料

添付画像をまとめてダウンロード

企業情報

企業名 株式会社エンウィット
代表者名 佐藤良晴
業種 コンピュータ・通信機器

コラム

    株式会社エンウィットの
    関連プレスリリース

    株式会社エンウィットの
    関連プレスリリースをもっと見る

    • クリックして、タイトル・URLをコピーします
    • facebook
    • line
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

    プレスリリース詳細検索

    キーワード

    配信日(期間)

    年  月  日 〜 年  月 

    カテゴリ

    業界(ジャンル)

    地域